お正月の縁起物として千両や万両と並んで親しまれている十両はヤブコウジのことです。
万葉集ではヤブコウジのことを「山橘」と詠んでいます。
晩秋から冬にかけて赤い実が着くと目立ちますが、夏に咲く花は地味でなかなか花迄は目がいきません。
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ヤブカンゾウは中国原産のユリ科の植物です。
ニッコウキスゲやノカンゾウと同じ仲間ですが八重咲です。若葉や若芽は山菜として食べられるそうです。
北本自然観察公園周辺でもあちこちで咲きだしました。
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ミゾソバは日本全国の沼沢地や湖岸に生息するタデ科イヌタデ属の植物です。花や葉が蕎麦に似ているからミゾソバと呼ばれます。
葉の形が牛の顔に似ていることから別名「牛の額」とも言います。
花は8月から10月に咲きますが、北本自然観察公園の湿地では早くもピンクの可憐な花が咲きだしました。
花の色の濃さは様々で濃いピンクから白迄色々あります。花弁に見える部分は愕で花弁が有りません。タデ科の特徴です。
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ノカンゾウ(野萱草)はユリ科ワスレグサ属(ヘメロカリス属)の花です。
オレンジ色の赤っぽい大きな一重のユリに似た花で、野原や川岸の少し湿っぽいところに6月~8月頃に咲きます。
同じ仲間のヤブカンゾウは八重咲です。葉だけでは区別が難しいです。
余談ですが、ヘメロカリスの語源はギリシャ語の「hemero(一日)+callos(美)」で、美しい花が一日で萎むところからきているそうです。
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ヒメコウゾは本州~九州にかけての丘陵から低い山地の林縁や道端に生えています。
樹高は2から5mで6月~7月頃にキイチゴに似た果実が橙色に熟します。地面に落下した実からこの木の存在を知ることが多いと思います。
口に含むとほんのりと甘さが感じられますがおいしい食感はありません。
和紙の材料となる「コウゾ」はヒメコウゾとカジノキを掛け合わせてつくられたつくら . . . 本文を読む