クサギは日当たりのよい原野などによく見られるシソ科の落葉小低木です。
葉に悪臭があることから臭木(くさぎ)という名前が付けられました。秋になると赤い愕に濃い紫色の実が目立ちます。
強い匂いがありますが、葉はお茶にしたり茹でれば食べることが出来、若葉は山菜として利用できるそうです。
最初に食べた人は凄いと思います。
熟した実は草木染に利用されています。絹糸が実からは空色に染め . . . 本文を読む
いよいよ明日で11月が終わり師走になります。
正月飾りの縁起物として鉢植えなどにして飾られる赤い実のヤブコウジは身近な植物です。自生するものは紅葉落葉樹の落ち葉の下に隠れるほどに小さい矮性低木なので林縁などでは見落としてしまうことが多いかもしれません。
葉や果実が「コウジ(柑子)」に似ていて藪に生えるからが名前の由来です。古名ではヤマタチバナとも言います。
ちなみに「コウジ」 . . . 本文を読む
トネアザミもノハラアザミも大型のアザミで区別が難しいです。どちらも秋口から咲きだします。今は綿毛が付いた種子と花が混在している状態です。
花が立って咲くのがトネアザミとか花の下の徳利部分の棘の開き方で違いが分かるとかいろいろ言われていますが現実的には判別は難しいです。
このアザミは花が横向きになっていますが立ったものと横向きのものとは半々位の確立だそうです。
自分流に判断する . . . 本文を読む
ここのところの寒さで、一気に秋が進んだ様子がイチョウの葉の色付きで知ることが出来ます。黄葉の代表はイチョウです。
イチョウ科の植物は世界古来の樹木の一つで、中生代~新生代にかけて世界的に繁栄したが氷河期にほぼ全滅しました。今のイチョウは唯一現存する中国原産の植物です。
街路樹など全国でどこにでも普通にみられる樹木ですが分類上は奇異な位置づけで、例えば広葉樹、針葉樹の区分では葉の . . . 本文を読む
クスノキの仲間でタブノキに似ていて葉の裏が白いので白タブと呼ばれそれが転じてシロダモと呼ばれるようになりました。
雌雄異株で10月~11月になると黄褐色の小さな花が咲きます。雌木には赤い実がなりますが実が熟す迄約1年かかるので花と実が同時に見られる樹木です。
11月の末にになった今、花はすでに終わっていました。来年の秋まで1年をかけて結実します。
アオダモという名前の似た木が . . . 本文を読む