韓国ソウル近郊の城南(ソンナム)市にある軍用空港で17日、航空・宇宙ショーが開幕した。米空軍の最新鋭ステルス戦闘機F35やF22といった先端の航空兵器を異例の多さで公開。北朝鮮が弾道ミサイル発射を準備する動きを見せる中、圧倒的軍事力の差を誇示し、圧迫する狙いもあるとみられる
今回際だっているのが世界最強の戦闘機ともいわれるF22と、F35A2機が同時に登場したことだ。F35Aが韓国で公開されるのは初めてという。北朝鮮有事の際、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の執務室をピンポイント攻撃する能力を持つ
22日までのショーでは、「死の白鳥」と呼ばれるB1戦略爆撃機もデモ飛行を行う。9、10月に朝鮮半島周辺で夜間飛行を行ったが、北朝鮮は対応措置が取れなかったとされ、北朝鮮が度重なる飛来に最も神経をとがらせているのがB1だ。有事に米特殊部隊の対北侵入に使われる輸送機なども勢ぞろいした