首都圏で相次ぐ強盗事件で、埼玉県警などの合同捜査本部は3日、同県所沢市の事件に関わったとして住居侵入と強盗致傷の疑いで、京都市上京区の職業不詳、武藤恵子容疑者(26)を逮捕した。強盗で奪った現金を受け取ったり、実行役らに報酬を振り込んだりする資金管理役とみて調べている。捜査関係者によると、一連の事件でこうした役割の容疑者逮捕は初めて。「身に覚えがない」と容疑を否認している。
所沢事件で使われた武藤容疑者名義の銀行口座には、東京都国分寺市で9月30日に発生した強盗事件の被害金が振り込まれた疑いがあり、合同捜査本部は2つの事件の関連を調べる。
首都圏強盗事件で合同捜査本部は、これまでに「闇バイト」に応募するなどした複数の実行役や、交流サイト(SNS)を通じて実行役を募集するリクルーター役を逮捕。今回の資金管理役とされる容疑者の捜査を進め、指示役の特定を急ぐ。所沢の事件での逮捕者は7人目。
産経新聞
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