正月二日
上中里から駒込を通って巣鴨へ。
正月なので、新年の平安祈願に神社巡り。
まずは、上中里駅すぐ傍の神社。
駅の脇の坂道を上るとある。
源義家命を御祭神とする平塚神社だ。
ご神徳は勝ち運。
奥州の者としては複雑な思いもあるが、奥州征伐をなして陸奥守となった武将の強さには感服。
奥州征伐は、蝦夷の独立を阻むための戦だった。
しかし、義家公の行いは結果、奥州藤原氏台頭の礎となり、奥州藤原氏の栄華につながる。
おかげで、奥州は朝廷側と上手に調和しながら、およそ百年の間、独自性のある自治がなされた。
お詣りの後、ふと脇を見れば、のどかな光景。
日向ぼっこのお猫様。
ここから、旧古川庭園の脇を通って進む。
しばらくすると幟が出ていて、路地に目をやると鳥居が見えた。
路地に入って鳥居のほうへ行ってみる。
そこは、妙義神社であった。
お詣りすると、巫女さんが我らにお年玉をくれてびっくり。
たまたまなのか、正月だからか、お餅を振舞ってくれたのだ。
ありがたくお餅を頂いていると、目の前を悠々と横切り、手水舎に向かう小さき者あり。
またもや猫ちゃんに出会う。なんとも、ほほえましい光景。
ご近所さんらしいが、時々ここでお水を頂くらしい。
駒込の妙義神社も、ご神徳が勝ち運だ。
日本武尊が御祭神で、さらに室町時代の武将、太田道灌がここで祈願して戦勝したという。
また、この神社には、桜の木がたくさんあった。
それで、綺麗な桜の値付けになったお守りもあったので、頂いた。
その後、駒込橋や染井橋を通って巣鴨駅へ。
これら橋の下は線路だ。
駒込橋は上に富士山と下に桜の装飾、染井橋は桜の装飾で趣がある。
巣鴨駅から電車に乗って帰ってきた。
この日も、穏やかでいい一日だった。