ふくらく通信

東北人が記す、東北の良さや震災の事、日々のなんだりかんだり。
他所で見る東北の足跡や繋がり、町の今昔や輝きを発信。

今年の写真帳 7頁目

2018-12-21 18:38:00 | ゆるゆる歩き:旧跡

睦月二十四日

伊達政宗公の滞在した江戸の地へ。

 

江戸で堀の造設や、将軍の話し相手などを務めた政宗公。

徳川幕府の始まりと共に、諸大名の妻子が江戸に住まうこととなった。


政宗公は、当時、外桜田に屋敷地を与えられ、上屋敷とした。

それは、今の日比谷公園内であった。


日比谷通りを後ろに心字池を見れば、池の手前から公園の中の方が屋敷。

そこは今、第一花壇となっているが、その辺り一帯が屋敷だったとみられる。



第一花壇は、広い芝生敷きの土地に点々と植栽があり、周囲が遊歩道。

幾何学模様になっているそうで、上空写真ではよくわかる。


ペリカン噴水があり、その背景に見える広い土地が第一花壇。

ペリカン噴水を含め、この辺りが屋敷の跡地。


この上屋敷には、家康公、秀忠公、家光公と、三代にわたって将軍が訪問している。

食通の政宗公は、自ら料理の盛り付けや配膳をして、将軍をもてなしたという。


政宗公は、この地で最期を迎えた。享年70歳(数え年、満68歳)であった。


参考:仙台市 東京に残る政宗公ゆかりの地「仙台藩外桜田上屋敷跡」「伊達政宗終焉の地」/千代田区日比谷公園 /

   宮城県 食材王国みやぎ「みやぎ伊達家と食文化」/仙台市博物館「伊達政宗」


日比谷公園は、いろんな記念碑や石像があって面白い。




明治36年に開園の、日比谷公園内にあるレストラン「松本楼」は、同じく明治36年に開店。


 

季節メニューに、東北の「三陸産カキフライ」があった。

被災地の東北は、いまだに大変な状態。

寄り添ってくれているようで嬉しかった。


今年の写真帳 6頁目

2018-12-21 10:59:16 | ゆるゆる歩き:町や通り

睦月二十三日

前日は積雪23㎝程だが、関東にとっては大雪で交通が大混乱。

翌日昼過ぎ、除雪の効果と気温上昇で、雪はずいぶん消えている。

所々雪の残る道を行く。

御徒町。


秋田の久保田藩領主、佐竹氏の江戸屋敷があった佐竹商店街へ。

 

およそ18年前に食べたカステラの味が忘れられず、以来、ここに来た時は寄る店がある。

中屋洋菓子店だ。

お目当ての品を買い、嬉しさいっぱいで後にする。


次に、十条へ寄り道。


東十条駅周辺は、東西で土地の高低差が激しい。

段差に合わせて、店などが建っている。

夕暮れの中を歩いて

十条銀座方面へ。

 

日が暮れてしまったので、さらりと見て回り、総菜を買って帰る。

後日また、今度はもう少しゆっくり立ち寄ってみることにした。

 

気温が10度まで上がり、前日と違って日中はあまり寒くなかったし、鉄道も通常運行。

夜は冷えるが、東北の厳しい寒さに比べると楽である。

しかし、雪に不慣れな地では20㎝の積雪でも大騒ぎだから厄介だと、ひとしきり話した日だった。