出産経過2:陣痛室でひたすら耐える

2012年05月19日 14時31分55秒 | 出産経過
ここ数日,ふくちゃんが急に1回に飲める母乳の量が増えたので,
1回の授乳時間が短くなり(以前は1~2時間,いまは10~15分 ),
わりとあっさりとよく寝てくれるようになりました

赤ちゃんの成長の速さってスゴイ

だけど,あまり早く成長してほしくないな~と,少しさみしく思うママなのでした・・・。


   *   *   *   *   *



さて,出産経過の続きです。

入院が決定し,私は陣痛室へ。

最初は入院する病室に行きましょうという話もあったのですが,
痛みが強いので,そのまま陣痛室にいることになりました。

このとき,陣痛の間隔は5~10分。

痛みの強さも,ピークの時間はほんの1分程度だったので,なんとか耐えられました。

でも,前日からほとんど寝られず,横になることすらできず,
病院でもひたすら座って痛みを耐えなければならなかったのが辛かった

病院のベッドは背もたれが起こせるけど,変に平らで横向きで寄りかかりづらいので,
病院に付き添ってくれていた母が座る椅子の背もたれをベッド側に向けてもらい,
そこに腕をおいて突っ伏すような感じで陣痛の合間にウトウトしていました。



その後,午前8時過ぎにパパが病院に到着。

母と交代し,母には病室で休憩してもらうことにしました。

この時は,パパがお仕事に行かなければならない14時頃までには,
きっと生まれるんだろうな~,などとのんきに考えていた私。

パパにはそれまでずっと背中をさすり続けてもらいずいぶん助かりましたが,
実はこの日,私を含めて出産が5件も重なっていたそうで,
助産師さんはなかなか来てくれませんでした。

その間にも,痛みの強さが徐々に増していき,最初は深い呼吸で乗り切れていた陣痛のピークも,
途中からは「痛いよ~」と声に出すのを我慢できない状態に。

痛みのピークの時間も,最初は1分程度だったのが,3~5分くらいにまで長くなり,
陣痛と陣痛の合間の時間が1~2分と,かなり短くなってきました。

陣痛が1分間隔になったら呼ぶよう助産師さんに言われていたので,午前10時頃にナースコールで呼び,
診察してもらうと,「まだ子宮口は4センチ」とのこと。

入院からすでに6時間以上経過していたのに,たったの1センチしか開いておらず,
びっくりしましした。



この時点で,この分ではパパが帰る前には生まれないな,と悟った私。

だけど何とかしたかったので,陣痛の合間に陣痛室内を歩いてみることにしました。

ところが,歩くと陣痛の強さが尋常じゃなく強くなるんですね。

狭い陣痛室内を1周(20歩くらい?)歩いては,ベッドで悶絶。

そのうち,3歩くらい歩いたところで陣痛が強くなり,ベッドに倒れこむ始末。

歩くのも挫折してしまいました。



それから数時間。

途中で再度診察を受け,子宮口が4センチではなく,やはり3センチしか開いていないことが判明。

パパが帰る前に産む  という希望は泡と消えました。



このあと,陣痛の強さは,午前10時頃の状態がず~っと続き,
パパも仕事に行ってしまった午後3時頃。

再度の診察で,やはり子宮口が3センチしか開いていないことがわかりました。

モニターでは,陣痛の強さはすでにマックスとのこと。

助産師さんに,「この強さがいつから続いてるの?」と聞かれ,「午前10時頃」と答えると,
「どこが一番辛い?」と聞かれました。

私が「お腹と会陰」と答えると,

「会陰が痛いなら,赤ちゃんが降りてきていておかしくないんだけど」と助産師さん。

ここで助産師さんは,急に出産の進み方が異様に遅いと思ったようで,
このままでは,いまは赤ちゃんの心音は元気だけど,
赤ちゃんも心配だしママの方の体力も心配と言い出しました。

そこで,帝王切開も視野に,一度医師の診察を受けることになりました。



正直,私はいますぐどうにかしてほしい気持ちはあったけど,
帝王切開の場合は入院が長引くし,切ったところが痛くて赤ちゃんを抱くのも大変という話を聞いていたので,
「帝王切開になったらどうしよう」とかなり不安な気持ちでした。

一方,母は,あまりに苦しい時間が長かったので,私の体力を心配し,
帝王切開にした方がいいのではないかと思っていたようです。

そうこうするうちに先生がやってきて,子宮口を診察。

すると先生は,「確かに3センチだけど,午前中の3センチとは明らかに違う。
子宮口が薄くなっているのでもうすぐ4センチになるし,そうなったら出産が進むから,
まだ帝王切開を選択する段階にない」と告げ,去っていきました。



・・・つづく。