製造業など、ものづくりの仕事は素晴らしい事
今回は、物を作れる仕事はすごい!ということを紹介します。
ものづくりの仕事の現状は厳しい
私は鯖江の眼鏡の材料、技術を使ったモノづくりの仕事をしています。
モノづくりの仕事に従事しているのですが改めて感じた事がありました。
リーマンショックからの不景気により6次産業(自分で作って自分で売る)の動きが急速に広がっている。
なぜなら下請けで待っていても、ものづくりの仕事が来ない厳しい状況が続いているから。
「よし!当社も新しい商品を作ろう」・・・
製造社の社長は自分の持っている技術を駆使した商品作りをする。
【当社でしかできない技術だぞ!】っといった商品作りをしてしまう。
一息ついて考えてみて それはエンドユーザーにとってどうなの?
自分がはじき出した見積もりを見て、それ欲しい?と自問自答したらどうだろう。。。。
一番いいのは身近な女性に意見を聞いてみるのがいいです。
物を購入するのは一般女性が多いからです。
- 身近な一般女性の意見をもらう
- 他社には真似できない技術、素材を探す
- 本業の延長となるように意識する
- 既存販路を使えるか
ものづくり仕事の外部協力者には工場見学を
外部の協力者を使うなら、なるべくなら製造、加工しているところ、空気感や背景を見てもらって情報共有するのがいい。
生産者は製造工程や現場を見せる事を””汚い””と錯覚しがちではあるが、外部のよそ者視点から見ると宝が見つかることも多いです。
私の実体験では、眼鏡のプラスチックのテンプルを作る際に、骨の役割をする芯をテンプルに埋め込む(シューティング)技術は眼鏡業界しかない。
ということも実際ありました。
消費者は、ものづくり仕事の背景を知りたい
間違えてはいけないのは、製造背景、製造ストーリー、職人の汗、誰が作っているかなどを消費者は知りたいのである。
どういう行程でできたの?
どういう人がどういう思いで作ったの?と知りたいのだ。
その背景を共感してもらうことで、購買してもらうきっかけとなるのである。
特にお金と時間に余裕がある購買層にはその傾向があります。
100円ショップの茶碗と1000円でも目の前で職人が想いを込めて作ってくれた茶碗。どちらが欲しいですか?
綺麗なものだけを店頭に並べる時代ではありません。
僕たちの商品はどれだけ綺麗に着飾ってもシャネルやヴィトンと肩を並べれる訳がない。
ものづくり仕事の最大特徴は何?
製造者の最大の特徴は何か。
それは工場をもっていて、世の中に物を作り出せるということである。
「私だけのコップが欲しいな〜」職人はそれを作り出せる事が出来るのです。
私個人でも普段使っているiphoneがどうやって出来たか製造工程を見てみたい。
MACの特徴である背面のリンゴはどういう意図で作ったの??すごく知りたい。
僕たち製造者が出来る事はどんどん製造工程を見せて共感を得ることが課題。
だってそれが製造者の最大の特徴だから。
さあ、自社の工場を公開しよう!