日本のモノづくり仕事は厳しい状況です
時代の流れは各産地に影響を及ぼしているね。
鯖江も、もちろん影響を受けているよ。
リーマンショックからが特にヒドイ。
今回はモノづくりの打開策を紹介します。
順調な鯖江のメガネ業界もリーマンショックがどん底に落とします
約11年前にメガネ男子、メガネ女子といったメガネブームがあったのご存知ですか?
そのメガネブームの影響もありめがねのまち鯖江のメガネ会社の業績は順調に右肩上がりになっていました。
私が所属していたメガネ材料商社もその一つでした。
しかし急に2009年にリーマンショックが訪れます。
- 売上・注文が半減
- 納品納期が半年遅らされる
- 営業に行けない=担当者と話せば注文を必ずキャンセルされたから
- パートさんを休みにした
それからの鯖江のメガネ業界は悲惨でした。
メガネ製造会社の注文が半分になったという話もあり、当然我々メガネ材料商社の注文も急にキャンセルや納期延長という危機に陥りました。
リーマンショックから10年くらい経ちますが
一向に回復の兆しがみられないですね。
他の産地でみてみると京丹後の織物はピーク時に比べ生産出荷数が9割減とか・・・壊滅状態だよね。
去年まで日本でしかできない技術を持っている会社が仕事が満タン状態だったのに
今年は.。0ですよ?
リーマンショクをきっかけに
鯖江のメガネ部品メーカーが集まり「自分たちで販路を作る」という団体が生まれました。
鯖江メガネを含めモノづくり企業の永遠の課題
売れれば人件費の安い中国でコピーされ、売れなければ倒産が待っている。
本当に日本のモノづくりは大変な時期なんです。
企業は利益(血液)がないとと死んでしまいます。
よく家に例えられるのですが、
1階がライスワーク(飯を食べていく企業活動)2階がライフワーク(企業の発展する投資活動)
まさに企業活動があって夢も叶えられる。 経営者は大変です。
国産メガネ販売の対策となりえるかも
一線で活躍されているデザイナーさん達と鯖江のメガネ工場を見学してた時の話しです。
検眼の仕組みが欧米と日本では違うようです。
日本は誰でも検眼できる、つまりアルバイトでも検眼ができてしまうが
欧米では資格が必要だということ。
〈資格名や国など情報は見つけれませんでした〉
欧米はメガネは医療機器として扱われるためより専門性を求められる
日本製が好まれるのではないかという意見である。
今やファーストフードのように扱われるメガネですがレッドオーシャンに陥っている
オーシャンを変えればまだブルーオーシャンにもなれるということ。
今回は医療危機としてのメガネ販路ということですね。
そして、どの業界にも業界リーダーが必要です。
リーダーが業界を引っ張って活路開拓の先頭になるケースが多いです。
メガネ工場に医療業界へのメガネ展示出展して業界リーダーが生まれることを期待します。
モノより思い出
やっぱり モノだけでは売れない時代と実感。
体験したい!自分で作りたい!
モノだけなら100円ショップでも買えるよね。
なぜ こんなに高いの??
何が100円ショップと違うの?
きちんと過程をモノを使って説明するのが製造者の役目だね!
2013年の記事をリブログ
6年経ってみたらやはり時代はモノよりコトっていう言葉が出回っている。
日本人はもちろん、外人さんも爆買いから伝統工芸体験、モノづくり体験をしに観光に来ている話も聞く。
企業をオープンにし工場見学や体験をしてもらって商品を販売する。
時代の流れは確実に体験になっていますね。
- モノより体験を与えファンを作る
- ファンとコミュニティを作りリピーター強化
- モノを変えずに違う業界での活路を探す
- 発信。知られないと土俵にも立っていない
少しでも日本のモノづくり仕事が元気になればと思い
我々の活動を記事にしています。参考になれば幸いです!
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