今担当している仕事に、2、3月に後輩1名が入ってくれることが決定しました。
今期は自分自身のアサインしか確保できていなかったのですが、
最後の最後で、他のメンバーを自分のプロジェクトに加えることができました。
私が尊敬するお客さんのリーダーAさんが予算が厳しい中、私に何とか手柄を
立てさせようと取り計らってくれました。
後輩Bくんと一緒に仕事をするのは、今回が初めてです。
年齢は私より3つ下。
これまではSE・プログラマではなく、検証作業をメインでやっていたので、
本格的なシステム開発の経験はほとんどありません。
【1.Javaのお勉強】
今やっているのはJavaの案件なので、まずは私が5年前に取得した
OJC-A(旧SJC-A)という資格の本を買って、1月はその本を
ひたすら読んでJavaの勉強をしておくよう指示しました。
OJC-Aとは
Oracle Java certified associate
の略で、Oracle社によるJavaの認定資格です。
OJC認定資格の中では最も簡単なものですが、Javaを始めるのにはもってこいの
入門資格です。
一番有名なのはOJC-Pという中級の資格ですが、Javaの経験がない人に
いきなりOJC-Pは難しいと思います。
Javaで重要なのは、なんといってもオブジェクト指向の概念の理解です。
プログラミングテクニックを身に付けるよりも、まずはオブジェクト
指向の概念を理解する方が重要です。
OJC-Aではオブジェクト指向の概念を勉強することができ、
OJC-Pはどちらかというとそれを応用したプログラミングテクニックに
資格範囲が広がっていきます。
そんな意味で、私はOJC-A→OJC-Pの順番で勉強していくのが
ベストだと考えています。
私自身も実務未経験ながらこの順番で資格を取得し、
今では基盤モジュール(フレームワーク)も カスタマイズできるまでJavaの
理解を深めることができています。
【2.自分と似たにおい】
リーダーAさんと2、3月誰を入れるかという話になった時、
他にも候補はいたのですが私はBくんをプロジェクトに入れたいと
お願いしました。
Bくんはどちらかというと、プログラマタイプではなく、SEタイプの
人間だと思っています。
私自身は、間違いなくSEタイプです。
長い間この仕事をしていますが、SEタイプより、プログラマタイプの
人をメンバーとして加えることの方がはるかに多かったです。
私の中で、SEタイプ、プログラマタイプのすみわけは、
SEタイプ…お客さんと会話しながら仕様を詰めていくのが好き
設計が好き
プロジェクト管理、品質管理などの管理業務が好き
プログラマタイプ…人と話すよりは、どちらかというと黙々とキーボードを
たたく方が好き
プログラミングが好き
技術力を深めていくことに興味がある
となります。
どちらがいいという話ではありませんが、私自身が純粋なSEタイプの
人間なので、後輩を育てていくにあたっては、自分と似たタイプの人間が
入ってくれた方がやりやすいという思いがあります。
最近は、自分がこれまで死線を何度も越えながら実践で身に付けた
「SEとしての理念」を誰かに引き継ぎたいという気持ちが強くなっています。
気が付けば自分ももう33歳。
後輩を育てるということはこれまでもやってきましたが、
設計技術、プログラミングテクニック、テスト技法というよりは、
「SEとしての理念」を誰かに継承したいという気持ちが強くなっています。
【3.育てていくにあたって】
Bくんは、なんといっても、SE・プログラマ経験はほとんどありません。
2月頭からJavaのプログラミングを任せる予定ですが、
最初は戸惑うことが多いでしょう。
なんでも経験です。
よほどの天才でもない限り、初めて経験することはうまくいかないことが
多いものです。
だから、長い目で彼のことを見守り、根気強く育てていくつもりです。
毎週土日どちらか、二人で出勤し、私が講習することも予定しています。
これは仕事ではなく、勉強になるので、もちろん休日出勤手当はつきません。
2、3月の2ヶ月という短い期間では、どうしても経験できることに限りが
あります。
でも、最大限、彼にとって密度の濃い2ヶ月になるよう、サポートしていきます。
【4.光】
お客さんのリーダーAさんは、今期は私の下にメンバーを入れられないことを
常々申し訳ないとおっしゃってくれていました。
最後の最後で、1名入れることができ、Aさんは「本当によかった」と
話されていました。
私は幸運な男です。
尊敬するAさんに、こんなにも大事に思われていることが、とても幸せです。
Aさんのためであれば、死ぬことだって構わないと思っています。
社会人になってから私の人生は暗い闇に覆われていました。
30歳まで。
30歳の夏に、私は東京へ行き、Aさんのもとで仕事をするようになりました。
この2年と半年、私の人生はひかり輝いているものだと感じます。
それはAさんが私に大きな光をあててくれているからです。
Aさんがいなければ、今の充実した私の日常はありえないでしょう。
暗闇続きだった私の人生に、大きな光をあててくれた人
それがAさんなのです。
Aさんからは、来期1年間も私に仕事をお願いすると、お言葉をもらっています。
Aさんと共にまだまだ仕事ができる。
本当に幸せなことです。
いつか、私もAさんのもとを離れる時がくるでしょう。
自分の代わりになる人材を育て「SEとしての理念」を継承したいと思うのは、
その時に、Aさんに迷惑をかけたくないというのも理由としてあります。
Aさんが私に光をあててくれたように、私も後輩達に光をあてるよう努力して
いかねばなりません。
今は、自分の幸せな状況に感謝し、次世代を担う素晴らしいSE・プログラマを
育てていくことがAさんへの恩返しになると捉え、毎日頑張っていこうと
思っているところです。
今期は自分自身のアサインしか確保できていなかったのですが、
最後の最後で、他のメンバーを自分のプロジェクトに加えることができました。
私が尊敬するお客さんのリーダーAさんが予算が厳しい中、私に何とか手柄を
立てさせようと取り計らってくれました。
後輩Bくんと一緒に仕事をするのは、今回が初めてです。
年齢は私より3つ下。
これまではSE・プログラマではなく、検証作業をメインでやっていたので、
本格的なシステム開発の経験はほとんどありません。
【1.Javaのお勉強】
今やっているのはJavaの案件なので、まずは私が5年前に取得した
OJC-A(旧SJC-A)という資格の本を買って、1月はその本を
ひたすら読んでJavaの勉強をしておくよう指示しました。
OJC-Aとは
Oracle Java certified associate
の略で、Oracle社によるJavaの認定資格です。
OJC認定資格の中では最も簡単なものですが、Javaを始めるのにはもってこいの
入門資格です。
一番有名なのはOJC-Pという中級の資格ですが、Javaの経験がない人に
いきなりOJC-Pは難しいと思います。
Javaで重要なのは、なんといってもオブジェクト指向の概念の理解です。
プログラミングテクニックを身に付けるよりも、まずはオブジェクト
指向の概念を理解する方が重要です。
OJC-Aではオブジェクト指向の概念を勉強することができ、
OJC-Pはどちらかというとそれを応用したプログラミングテクニックに
資格範囲が広がっていきます。
そんな意味で、私はOJC-A→OJC-Pの順番で勉強していくのが
ベストだと考えています。
私自身も実務未経験ながらこの順番で資格を取得し、
今では基盤モジュール(フレームワーク)も カスタマイズできるまでJavaの
理解を深めることができています。
【2.自分と似たにおい】
リーダーAさんと2、3月誰を入れるかという話になった時、
他にも候補はいたのですが私はBくんをプロジェクトに入れたいと
お願いしました。
Bくんはどちらかというと、プログラマタイプではなく、SEタイプの
人間だと思っています。
私自身は、間違いなくSEタイプです。
長い間この仕事をしていますが、SEタイプより、プログラマタイプの
人をメンバーとして加えることの方がはるかに多かったです。
私の中で、SEタイプ、プログラマタイプのすみわけは、
SEタイプ…お客さんと会話しながら仕様を詰めていくのが好き
設計が好き
プロジェクト管理、品質管理などの管理業務が好き
プログラマタイプ…人と話すよりは、どちらかというと黙々とキーボードを
たたく方が好き
プログラミングが好き
技術力を深めていくことに興味がある
となります。
どちらがいいという話ではありませんが、私自身が純粋なSEタイプの
人間なので、後輩を育てていくにあたっては、自分と似たタイプの人間が
入ってくれた方がやりやすいという思いがあります。
最近は、自分がこれまで死線を何度も越えながら実践で身に付けた
「SEとしての理念」を誰かに引き継ぎたいという気持ちが強くなっています。
気が付けば自分ももう33歳。
後輩を育てるということはこれまでもやってきましたが、
設計技術、プログラミングテクニック、テスト技法というよりは、
「SEとしての理念」を誰かに継承したいという気持ちが強くなっています。
【3.育てていくにあたって】
Bくんは、なんといっても、SE・プログラマ経験はほとんどありません。
2月頭からJavaのプログラミングを任せる予定ですが、
最初は戸惑うことが多いでしょう。
なんでも経験です。
よほどの天才でもない限り、初めて経験することはうまくいかないことが
多いものです。
だから、長い目で彼のことを見守り、根気強く育てていくつもりです。
毎週土日どちらか、二人で出勤し、私が講習することも予定しています。
これは仕事ではなく、勉強になるので、もちろん休日出勤手当はつきません。
2、3月の2ヶ月という短い期間では、どうしても経験できることに限りが
あります。
でも、最大限、彼にとって密度の濃い2ヶ月になるよう、サポートしていきます。
【4.光】
お客さんのリーダーAさんは、今期は私の下にメンバーを入れられないことを
常々申し訳ないとおっしゃってくれていました。
最後の最後で、1名入れることができ、Aさんは「本当によかった」と
話されていました。
私は幸運な男です。
尊敬するAさんに、こんなにも大事に思われていることが、とても幸せです。
Aさんのためであれば、死ぬことだって構わないと思っています。
社会人になってから私の人生は暗い闇に覆われていました。
30歳まで。
30歳の夏に、私は東京へ行き、Aさんのもとで仕事をするようになりました。
この2年と半年、私の人生はひかり輝いているものだと感じます。
それはAさんが私に大きな光をあててくれているからです。
Aさんがいなければ、今の充実した私の日常はありえないでしょう。
暗闇続きだった私の人生に、大きな光をあててくれた人
それがAさんなのです。
Aさんからは、来期1年間も私に仕事をお願いすると、お言葉をもらっています。
Aさんと共にまだまだ仕事ができる。
本当に幸せなことです。
いつか、私もAさんのもとを離れる時がくるでしょう。
自分の代わりになる人材を育て「SEとしての理念」を継承したいと思うのは、
その時に、Aさんに迷惑をかけたくないというのも理由としてあります。
Aさんが私に光をあててくれたように、私も後輩達に光をあてるよう努力して
いかねばなりません。
今は、自分の幸せな状況に感謝し、次世代を担う素晴らしいSE・プログラマを
育てていくことがAさんへの恩返しになると捉え、毎日頑張っていこうと
思っているところです。