心配ないさ~

ふくたまの日常生活のつぶやき

ライオンキング福岡 平成20年11月24日(月)マチネ

2008年11月25日 22時35分18秒 | 劇団四季
平成20年11月24日(月)
ライオンキング in 福岡シティ劇場 13:00~

【キャスト】
ラフィキ…遠藤 珠生
ムファサ…内田 圭
ザズ…雲田 隆弘
スカー…深水 彰彦
ヤング・シンバ…須田 拓実
ヤング・ナラ…松下 由季
シェンジ…小林 英恵
バンザイ…太田 浩人
エド…遠藤 剛
ティモン…江上 健二
プンバァ…荒木 勝
シンバ…飯村 和也
ナラ…熊本 亜記

3連休で福岡に帰ってきました
それで必ずやることの一つは観劇です

特に今回は2ヶ月ぶりで、1月に開幕してから一番間が空きました。

キャストも前回からかなり変わっています。

あいにくの雨でしたが、雨にほとんどあわない道のりを通り、
キャナルに到着

ゲートをくぐり、いざキャストボードへ!

今日こそはなぎちょんでありますように
期待するとそうじゃなかった時のショックが大きいだけに、
いつも「なぎちょんには当たらないさ」という
諦めにも似た心持ちで劇場に向かいます。

でも、やっぱり期待するんですね~

だって、今年の2月に観て、本当に上手くて、魅力的な役者さんだと
思ったんだもん。

祈るような気持ちで、目線を『ヤング・ナラ』へ。

【【 ヤング・ナラ…松下 由季 】】

あ、やっぱり由季ちゃんですね。
今回で(たぶん)21回目のライオンキング観劇になりますが、
由季ちゃん率は70%ぐらいだと思います。

愛されてますね~

今回はライオンキング文化祭ということで、2階のホワイエに
役者さん、子役、各学校の生徒達の作品が展示してありました。

子役達の写真をまとめた作品があって、見ているとほのぼのと
してきて、思わず笑顔になってきました。(はたから見ると、
ちょっと危ない人)

熊本さんの達筆がすごかったです。性格を表していますね。
内田さんの字は私に似ていて、親近感を覚えました

新ナラ宮脇ちゃんの子ナラと子シンバの絵が、とてもキュートでした

僕の中で大賞だったのは福島 滉史郎の写真にセリフを交えた作品でした。
シュールなお笑いの要素があって、福島くんってやっぱただ者ではないな…と、
思いました。

【ムファサ…内田 圭】
まずは内田さん。
2月にお会いして以来です。
2月に観た時は、ものすごーーく優しくて、演技力のあるムファサで、
すぐに、当時は全く知らなかった内海さんにキャス変して残念に思った
記憶があります。(内海さんもすぐにファンになりましたが)

ですので、今日は内田さんに再会できるのを、とても楽しみしていました。

「スカー!!」の一声で登場。
お顔を観ると、内田さーーんって感じでした。
『サークルオグライフ』では、雲田さんばっかり観てました、スンマセン
ウツミンが顔に気合が入りまくっていただけに、なおさら温和なムファサ
って感じがしました

やっぱり、「剛」のウツミンに、「柔」の内田さんだなぁ


【ザズ…雲田 隆弘】
今日の楽しみ、雲田さん!

東京で観た時は、熱にうなされぼんやりとした中での観劇だったので、
今日は初見のような気持ちで劇場に入りました。

「サークルオブライフ」では、登場からずーと雲田さんを
目で追っていました。ザズを飛ばす技術はやっぱりピカ一ですね。
丁寧に、そして優雅にカイトを操ります。

さて、登場でのスカーとのやりとり。自分でも驚いたのですが、
東京で観劇した時の雲田さんが記憶からよみがえってきたのです。
東京遠征はひどい体調だったので、多くの役者さんの印象が薄らいで
しまったのですが、雲田さんの演技は鮮明に思い出してきました。
東京で観た時もそれだけすごい演技だったということでしょうね。

東京で観た時と同じく、やっぱりハイテンションザズだなぁと
思いました。全ての演技が細かい細かい。一切の妥協がありません。
内田さんとの相性も抜群ですね
常に忙しく、見事にパペットを操る姿に、本当に感心してしまいました。

個人的には、羽を広げて、本体を横にフリフリする操作が可愛くて
好きです


【ヤング・シンバ…須田 拓実】
おとといデビューした、ヤング・シンバ須田くん!
とーっても楽しみにして登場を待ちました。
内田さんの後から、さぁ登場
一目見て、まず、小さいなぁと思いました。表情はやっぱちょっと
固かったかな。でも、2回目だし、当然だよね。
ドキドキのセリフは…、
「僕達はどこに行くの?」
おお!なかなかはっきりと透った声をしているではありませんか
プライドロックの上での、内田さんとのやりとりも、自然にこなします。
僕が一番心配なセリフ、「恐ろしいね」もめちゃくちゃ自然に発して
いました。いやいや、素晴らしい。もうこの段階で、
「さすが、ただ一人のヤング・シンバ追加合格だなぁ」って思いました。
宮脇ちゃんと同じで、本当にレベルが高いです。

さて、「モーニングリポート」がスタート。
最初のフリは、川原坊やと同じく、テクテク歩くやや簡単な振り付けでした。
ここから驚いたのが「全ての声に異議はありません~」のところのダンス。
めちゃめちゃリズミカルなんです。これは言葉では説明できませんが、
こやつ、絶対にバレエか何かやっておるな…、と思いました。
このリズム感は、現役ヤング・シンバの中で間違いなくNo1です。
上手く言えないんですが、ダンス力というか、リズム感が、彼の最も
光るところではないでしょうか

「早く王様になりたい」では、とても大きな声で、はっきりと
歌っていました。すこーし、声が細いという印象を受けましたが、
それも、すぐに上達してなくなることでしょう。

「いーかげに話を~」のダンスで、またまた、彼のステップに魅了されて
しました。「したってしょうがないわ、話し合い」で、とても丁寧かつ、
綺麗に踊ってみせます。

「左へ行け、右へ行くの」でも身のこなしが軽く、何かリズムを取るのが
異様にに上手いんです。
「左へ行け」で、「タン、タン、タンタン」という4回のステップを踏んで
いました。「タンタン」の2ステップが本当に綺麗でした。
他のヤング・シンバは「タン、タン、タン」の3回じゃなかったっけ?
それは分からないんですけど、とにかくこの子がリズムを取るたびに、
何かワクワクしてしまうんです。

セリフにちょっと間がほしいなーって思う時があったんですが、
すぐにもっと上手くなることでしょう。
今後、とても楽しみなヤング・シンバでした。

個人的には、
ヤング・シンバ…須田 拓実、ヤング・ナラ…宮脇 咲良
の追加合格ペアでも観てみたいなぁ。


【ヤング・ナラ…松下 由季】
僕はいつも、なぎちょんなぎちょんって言ってますが、この子も本当に
上手いんです。男の子達は、観ててまだどこか心配なところがあるんですが、
由季ちゃんは終始安定した演技を観せてくれます。
一つ一つの演技がとても丁寧で、セリフはとても聞き取りやすく、
歌もウマい!ホントに文句なしです。
もうねヤング・ナラをイメージすると、由季ちゃんの顔が浮かんできます。

マンマミーア 名古屋 平成20年11月16日(日)マチネ

2008年11月16日 18時42分36秒 | 劇団四季
平成20年11月16日(日)
マンマミーア in 名古屋ミュージカル劇場 13:00~

【キャスト】
ドナ・シェリダン…鈴木 ほのか
ソフィ・シェリダン…江畑 晶慧
ターニャ…増本 藍
ロージー…青山 弥生
サム・カーマイケル…渡辺 正
ハリー・ブライト…味方 隆司
ビル・オースティン…坂本 剛
スカイ…田邊 真也
アリ…孫田 智恵
リサ…木内 志奈
エディ…上田 亮
ペッパー…鎌滝 健太

行ってきました、「マンマ・ミーア!」

田邊さんがスカイに入ってから、もう観たくて観たくて

いい舞台でした~。

もう一人の目玉は、ほのかさんドナ

名古屋開幕ドナで、その時は僕は福岡にいたから、
「どんなドナなんだろうなー」なんて思っているだけでしたが、
お目にかかれる日がこようとは!

【ソフィ・シェリダン…江畑 晶慧】
今日もかわいかったです~

ソフィメイクがさらに似合ってきている感じです。

デビュー週に観たときは、ミスしないように演じようという、
慎重な気持ちが前面に出ていました。
今日は全体的に、その慎重さプラス江畑さんの個性を発揮できて
いたのではないでしょうか。

歌もいろいろな箇所で独自のアレンジをいれていましたね~

基本的には低音なんですが、とても聞き取りやすく、高音部の
伸びもとても素晴らしい

デビュー3週目にして、もう自分の「ソフィ」を確立したような
印象を受けました。

この方はこんなにもソフィが適役だったのですね。
初めて江畑さんがソフィをやるって知ったときは、むむむ…、
ちょっと合ってないんじゃないかって思いました。

僕の完全な思い違いでした、失礼しました


【ターニャ…増本 藍】
この方もデビューしてそんなに間がないんですよね。

今日の『Does Your Mother know?』は、とても良かったです。
今まで観てきた中で最高だと思いました。

この方の演じるターニャは、「凛々しく、優しく」って感じで
ともて好きです。

自立した女性を上手く表現できています。
かといって、男に負けないとかいう気負いがなく、冷たさを全く
感じさせません。


【サム・カーマイケル…渡辺 正】
渡辺さん、今日一番輝いていた役者さんかもしれません。

福岡マンマで初めてお会いした時は、それ程魅力を感じませんでした。

それからは、ずっと荒川さんが続いて、「やっぱサムは荒川さんだよな~」、
って思っていました。

ところが、名古屋に来て、何度も渡辺さんサムを観ているうちに、
「もう、サムは渡辺さんでいいんじゃない」って思い始めました。

この方、独特のしゃべり方、歌い方、間の取り方がクセになってきている
自分がいます。

特に今日は、演技、歌に力が込められていたように感じました。

『S.O.S』は今までで一番キマっていました。
五東さんドナとは、どちらかと言えば渡辺さんが主導権を握っている
感じですが、ほのかさんドナの場合は、渡辺さんはぐいぐい引っ張られる
感じですね

「二十年分のアドバイスを~」は、これまでで一番ウケていました。


【スカイ…田邊 真也】
さあ、今日はこの方にお会いするためにチケットを取ったといっても
過言ではない、田邊さん

キャストボードを見る時は、キャス変がないかドキドキでした
日曜だからほとんどないとは言え、100%とは言えないですしね…。
とにもかくにも、田邊さんの名前を見たときは、心の中で
ガッツポーズを取りました

舞台に登場した時は、「キャー、田邊さーん」と女子高生ばりに
声援を送ってしまうところでした(キモイ)

引き締まった体、するどい顔と目つき、すべてがパーフェクトです。

さて、演技はやっぱり、慣れていますね~。

玉城さんや、あっきーには申し訳ないけど、田邊さんの方が
上手くスカイを演じています。

スカイ最大の見せ場である、『Lay All Your Love On Me』の
演技、歌はもう神がかったものとなっております
「天と地を変えてしまったんだぜ」と言って、歌い始める姿に
鳥肌が立ってしまいました。
うーん、上手く表現できないのですが、とにかく素晴らしい

『Voulez-Vous』では、ほとんど田邊さんの動きから目が離せませんでした。

ダンスのキレと言うよりは、動きそのもののキレが半端ではありません。
みんなが一回転する間に、二回転しちゃいそうなスピード。
本当にすごかったんです。

サムの『Knowing Me,Knowing You』の前の、ソフィとのやりとり。
これもよかったー。もう言葉がありません。
上手すぎて、本当にため息がでました。

何か、全シーンを思い起こして、書きそうな勢い。

ただ、一つだけ残念なのは、スカイという役柄の登場の少なさかな。
まぁ、こればっかりは仕方ないよね。
でも、最高の演技を観せてもらえばもらうほど、もっと観たいって
気持ちになるから、それがちょっと残念なんですよね。

とにもかくにも、劇団四季でNo.1の男優だと私は思っています。
本当に田邊さんにお会いできただけでも、観に行ったかいがありました


【ドナ・シェリダン…鈴木 ほのか】
いろんな意味で、今日一番の「衝撃」だったのがこの方。
鈴木 ほのかさん。

名古屋開幕に選ばれ、四ヶ月も演じ続けられただけあって、
実力があることは容易に想像がつきます。

どういう声なのか、どういう演技をするのか、
全てが分からず、全てが楽しみでした

パンフの写真から、声量はそれほどでもないけどとても繊細な感じで、
女性らしくデリケートなドナを演じられるのではと、勝手に想像して
いました。

ところが、最初の登場から『Money,Money,Money』の一連の流れで、
想像が見事に打ち砕かれました。

まず一番に思ったのは、元気
もう、元気、元気で、超パワフル

本当にこの「衝撃」といったらなかったですよ。
五東さんがおっとりしていたので、それに慣れていたせいか、
びっくりしました。

五東さんの場合は、周りとの調和を考えるA型っぽいドナって感じで、
ほのかさんの場合は、個性豊かで、それを余すことなく前面に押し出す
B型っぽいドナって感じでした。実際の血液型は分かりません…。

歌い方も完全に予想が外れました。
基本的にバリバリ低音で、迫力満点
声量は早水さん並みです。
『Super Trouper』のようなスローな曲調より、『Money,Money,Money』や、
『The Winner Takes It All』のような、声量全開の曲がとてもぴったり
だなぁと思いました。

とにかく観てて、引き込まれるドナでした。
いやー、いろいろなキャストで観劇できる名古屋マンマ、素晴らしい
後は、智恵さんだけだなぁ。

もう一点、別の意味で「衝撃」だったのが、一幕の『Dancing Queen』での
アクシデントでした。

赤のフサフサを付けて、扉から登場するあのシーン。
さぁ、今日も拍手するぞーと、かまえていました。
ところが、扉から登場する時に、勢いがよすぎて、階段から落ちて
しまいました。
姿は一瞬にして消え、テーブルの後ろに。
ロージ、ターニャだけでなく、客席の我々全員が「エッ!?」という
雰囲気になると同時に、「大丈夫なのかー?」ってなりました。
落ち方が悪ければ、骨折、捻挫をする高さなので、僕の心臓は
バクバクしてしまいました(関係者か!)

「衝撃」を受けたのは、このアクシデントそのものではなく、
そのあとの展開でした。

歌が一切途切れなかったのです。
立ち直って、3人で歌い出すと、客席から間違いなく今日一番の
盛大な拍手が降り注ぎました。
拍手は鳴り止まず、そのまま手拍子に

いいですね~、何かいかにもライブって感じで。
舞台と、客席との一体感といいますか

大きなアクシデントをはねのけ、逆にそれをパワーに変える
とっさの判断力、行動力、本当に感心してしまいました。

とまあ、いろいろな予想を裏切られ、いろいろな感動を与えてくれた、
とても素晴らしい「ドナ」でした。

釣りですって~?

2008年11月09日 22時50分45秒 | 遊び
昨日は会社の釣りサークルに参加してきました。

釣りをやるのは、8年ぶりぐらいでした。

名古屋の方々と交流が持てて、とても楽しかったです。

釣果は7匹でした。全部小物でしたが、久しぶりの魚の引きは
やっぱり興奮しますね。

その後は、メンバーの知り合いの居酒屋へ、釣った魚を持っていき、
釣ったばかりの魚をみんなで食べました。

自分で釣った魚を食べるのは、何よりの贅沢だなと思いました。

おいしい料理、仲間達との談笑、お酒が進みます。

ところが、今日起きて、二日酔いになっていました…
しかもかなりの

今日は一日中、家にいました。

マンマミーア 名古屋 平成20年11月3日(月)マチネ

2008年11月03日 22時32分11秒 | 劇団四季
平成20年11月3日(月)
マンマミーア in 名古屋ミュージカル劇場 13:00~

【キャスト】
ドナ・シェリダン…五東 由衣
ソフィ・シェリダン…江畑 晶慧
ターニャ…増本 藍
ロージー…青山 弥生
サム・カーマイケル…渡辺 正
ハリー・ブライト…味方 隆司
ビル・オースティン…坂本 剛
スカイ…玉城 任
アリ…孫田 智恵
リサ…丸山 れい
エディ…上田 亮
ペッパー…鎌滝 健太

行ってきました、『マンマ・ミーア!』

前回観たのは8月だったので、約2ヶ月半ぶりです。

前回から大分キャストが変わっています。
ソフィ・シェリダン…谷内→江畑
ターニャ…八重沢→増本
ハリー・ブライト…明戸→味方
ビル・オースティン…脇坂→坂本
スカイ…田中→玉城
エディ…坂本→上田

何といっても、注目はデビュー週の江畑さんソフィです。

ライオンキングのナラ役で2度程観ましたが、かなり
歌唱力のある役者さんだなぁという印象がとても
強いです。
でも、その江畑さんが、ソフィをやるなんて、全く予想して
なかったし、イメージが湧きませんでした。


【ソフィ・シェリダン…江畑 晶慧】

幕が上がり、いよいよ江畑さんソフィが目の前に。
まず、かわいい~何か、ホワーンって感じです。

歌は低音が心地よく響きます。ナラの『シャドーランド』で
聴かせてくれた歌唱力は、ソフィでも健在です。
セリフも一切つまるところがありませんでした
普通、デビュー週といえば、少しくらい、言い間違えたり、
するものなのかなと思ってましたが、余計な心配でした。

五東さんドナとの相性は、可絵ちゃん、谷内さんより、江畑さんの
方がいいように思えます。
本当に親子のように思えるんですよね。
ポワーンとしたところや、顔の雰囲気が二人とも似ているんです

『Thank you for the music』で、「この生命を~♪」のところは
裏声ではなく、地声で歌いきっていました。
素晴らしい

最近では最も好きなナンバー『The Name Of The Game』も
とてもよかったです
「あなたと、出会って、まだ一日なの」
「何か感じるわ、あなたのその眼差し」
「これから先、どうなるのかしら」
「知りたいの、教えてほしい」
静かーな雰囲気の中での、ビルとのやり取りが、とても幻想的に映ります
このシーン大好きですー

江畑さんソフィ、歌、セリフ、共にパーフェクトの出来でした

デビュー週からまさかこのレベルとは…、驚いてしました

ただですね、この方を観てて最も魅力的に感じたのは、コミカルな
動きでした
観ててとーっても楽しい気分にさせてくれるソフィでした。
いやー、このコミカルさは、きっと天性のものですよ。

ナラ役ではそれがちょっと足を引っ張ってたように感じたのですが、
ソフィ役ではそれが十二分に活きています。

一回観ただけですが、一番好きなソフィになってしまいました

いやー、このソフィはクセになりますよー


【ドナ・シェリダン…五東 由衣】

五東さん、お久しぶりです。

まず、全てにおいて、パワーアップされていました。

前回までは、どこかまだ五東さんの中でドナ像が固まっていない
ような印象を受けていたのですが、すでに確立されたように
映りました。

すべての演技が自然体になっているんですよね。
演じている感がしなくて、感情のこもった演技・セリフが客席の
我々にストレートに届く感じです。

また、歌い方を変えられたように思えます。
一幕の『Money,Money,Money』や、『マンマミーア』は、前回までの
歌い方は、途切れ途切れになってしまい、聴いていてちょっと違和感が
ありましたが、それが解消されいて、全体的にスムーズに聴くことが
できました。

8月ぐらいはまだデビューしたてで、毎日毎日、ドナ像を作っては
壊して、作っては壊してを繰り返して、五東さん自身に非常に
負担がかかっていたんじゃないのかなぁと思いました。
時折、表情に疲れが見えていたんです。

ところが今回は、全体的に演技に余裕が感じられました

『Slipping Through My Fingers』では、これまでよりも、
すすり泣く方々が多かったように感じました
そして、ドレスに足を入れようとするところでは、かなりウケて
いました

この方は本当に一流の女優さんなんですね。
今更ながらそれを確信することができました


【ターニャ…増本 藍】

お初です。

八重沢さんが長かっただけに、青山さんとの相性はどうかな~と
思ってましたが、息がばっちし合っていました

ターニャの笑いのポイントはしっかり押さえていて、八重沢さん同様
劇場中が笑いに包まれていました。

お顔を見ると、やはり『ダンジャ~』って思ってしまいます。


【ダディーズ】

味方さん、お会いしたかったです~。今年6月の『思い出を売る男』の
広告屋依頼です。
ハリーでお会いするのは初めてです。というか、明戸さん以外の方の
ハリーを観るのは今回が初めてでした。

セリフにすごく深みがある方ですね。この方の周りだけ、ゆーたりと
した空気が流れている感じでした

坂本さんビルもとーっても良かったです。エディ役で出演されていた時は、
正直申し上げて苦手だったんです何か軽い感じに映って。
でも、ヒゲを生やし演じるビルは、とても野性的で、ジャングルの中でも
一人で生き抜いていけそうな、たくましさがとても伝わってきました

セリフはちょっとぎこちない感じだけど、それがビルという役らしくて逆に
良く映りました。

渡辺さんサム、味方さんハリー、坂本さんビル、
この3人のダディーズはバランスの良さで言えば、これまで観てきた
組み合わせの中で一番かもしれません。


【エディ…上田 亮】

エディ役の上田 亮さんは、左ひざに目立たないように、テーピングを
していました。
大丈夫かなと思いましたが、動きを見る限り、それほど大事には
至ってないようで安心しました。でも、舞台でもテーピングしてる
ってことは、明らかに具合が良くないってことですよね。
途中から、上田さんの左ひざが心配で仕方ありませんでした
ひざの故障というのは足首と同じで、本当に厄介ですよね。
使わないということができない箇所ですから。治りが遅いですし。
足に不安がある自分にとって、他人事とは思えないのです。


【最後に】
いやー、やっぱり、『マンマ・ミーア!』はいいですね
私の舞台観劇のきっかけになった作品なので、特に思い入れの
深い演目です。

さらに、名古屋公演では、新ドナ、新ソフィと、いろいろな
キャストで観劇できるところがGOODです

幕間で初見の方々なのか、「ビルが建築家だっけ?」、
「え~、違うんじゃないの~?よく分からないけど…」と
言っていました。
そうなんですよね、『マンマミーア』は、ちょっと名前が覚え
にくいんですよね
僕は3回目でようやく覚えました…