ベトナム・ホーチミン市で生きる。ふも・ふもまろの足音 buoc chan cua Fumomaro.

ふもまろのひび
Moi ngay cua Fumomaro.
ベトナム・ホーチミンシティの下町から

muzukashisa....

2012年04月20日 13時47分43秒 | ベトナム生活
みなさん、こんにちは。
ふもまろです。

ベトナムでのビジネスの難しさは、言葉だけの問題ではありません。
コスト管理をしていくと、一つの大きな問題に直面するでしょう。

それは日本でも存在しています。時代劇ではよく、代官が商人から小判の束を受け取るアレです。
時代劇に関わらず、目には見えませんが、現代でもよくニュースで贈収賄の問題が取り上げられていると思います。
まずこの問題を書く前に、一つ言いたいことがあります。それは、

全てのスタッフが日本人が思うようなお金・モノを受け取っていることはありません。
中には日本人と同じように、それを受け取らず、コスト管理を一生懸命に頑張っている仲間は沢山いるのです。

この問題はベトナムで生活していく中で、いかにこの習慣が溶け込んでいるのかを紹介します。

ある日私は車を手配して旅行に行き、途中で中華まんを数個買いました。
そのあとドライバーがお店の店員さんに話しかけ、水と中華まんを受け取っていたのです。
ドライバーから聞くと、それぞれのバスセンター(トイレ休憩所)には、ドライバーに無料で
食事を提供するところがあるそうです。そのような休憩所には、自然とドライバーが集まり、
旅行者も集まるので、そこのターミナルで自然と買い物するようになります。
もちろんこのようなサービスは、断ることもできるのです。
私もベトナムでは車を運転するので、このような休憩所に行っても、
普通の旅行者と同じように行動しています。

これはあくまでも、お店からのサービスの一つですが、
ビジネス上でも起こってきます。私も実際に見たことがありました。
私がベトナム語を分かるとなると、スタッフを業務終了後にどこかに呼び出して、
お金を渡そうとしたりもします。受取を断る人、受け取ってしまう人、人それぞれです。

これらの問題は、まず店側の引き留め策であることを考える必要があります。
そしてその際に重要なこと、それは、市場価格を知ることです。
ベトナムには、定価というのは存在していません。何から何まで市場価格の影響を受けています。
ベトナムのテレビを見ていると、ニュースで食品の市場価格の放送があるんです。
その価格を参考にしながら、市場では価格交渉を行います。
これをビジネスでも実践するとなると大変かと思われます。
価格調査する人によって結果が変わってきますし・・・。
第一に定価が存在していないので、あくまでも本人がその価格に納得すればいいのだと思います。

でも一番確信犯なのが、逆にそれを請求するスタッフだと思います。
そのようなスタッフの特徴として、まず身に着けるものが豪華になっていきます。
携帯電話が最新式なものになり、バイクが新しくなります。また長時間席を外すようになります。
中には、特定の業者を紹介したりと。。。

いろいろ難しいですね。

それでは、また。
ふもまろでした。