新潟県産牛肉使用の報道についてのお知らせ
7月11日福島県の発表後、各地にて疑わしい稲わらを食べた牛の流通が問題となっておりますが、
7月21日~新聞マスコミ等に報道された弊社納入の新潟産牛肉についてお知らせします。
4月30日に弊社ミートセンターに納入された新潟産和牛ヒレ肉1本(個体識別番号1250595223)が
セシウム汚染された疑いのある稲わらを食べた可能性がある牛の一部とわかりました。
(あくまでも疑いであり、牛肉自体が汚染されたとは限らない)
この牛の履歴は、
H20,10,12 北海道にて 出生
H21,08,18 北海道にて 取引
H21,08,19 新潟県に 転入
H23,04,20 新潟県にて と畜
つまり、3月11日の震災後、約1週間ほど新潟にて、問題の稲わらを食べたかもしれないというものです。
牛肉が汚染されているかどうかは、検体が今現在残っていなく調べられないという理由で
納入された弊社の名前がマスコミに発表されたことは,大変な驚きでその影響にショックを受けています。
お得意様皆様には、不可抗力であったとはいえ、大変なご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
7月11日に福島県産の稲わらを食べた牛がセシウム汚染された可能性があるとの報道以降、弊社では
(応援するはずの地震被害にあった仙台の取引先さまには、申し訳なく心が痛みましたが)
お客さまの不安をとりのぞくため、福島県産・宮城県産の牛肉の販売を停止いたしました。
その後、報道以前の7月9日に卸販売した福島県産牛肉に疑いが出ましたが、販売を停止していたため
残っていた同牛の肉を検査したところ、安全性が確認でき安堵いたしました。
現時点にてまさか、4月30日納入の新潟産の牛に疑惑が浮上するとは思いも及びませんでした。
もちろん今現在、同牛の肉が残っているはずがありません。
新潟県の発表では、同じ稲わらを食べた他の牛からはセシウムの検出がなかったため
流通追跡はしないとのことでした。
また、富山県の発表でも、かなり以前の販売で肉が残っているはずがないこと・万が一汚染されていても
その肉を食べても健康に害が出る量ではないこと・現段階の発表は消費者の混乱を招くであろう、という理由
から流通追跡はしないとのことでした。
しかし石川県では、消費者のことを考えて疑わしきは発表するとのことでのマスコミへの発表でした。
( この発表でお客様は本当に安心されたのでしょうか? )
お客様の安心のため、常に正直に、できうる限りのことをしてまいりましたが、弊社社名が発表されたために
なかには、詳しい状況もわからないまま、弊社の取り扱う商品すべてを否定されるお客様や、
犯罪者呼ばわりされるお客様、牛肉全部を否定されるお客様など、とても残念で悲しい状況が起きています。
これは、弊社だけの話・牛肉だけの話ではないと思います。
世の中の人ほとんどが、すべての食品に対して疑心暗鬼となる日も近いでしょう。
震災被害にあわれた地区・皆様の心情も余りあります。
震災後とはいえ、このような被害にまで広がるとは考えも及びませんでした。
政府の遅い対処に怒りを感じます。
消費者の安心のためには、販売店をむやみに発表するよりも
食品の検査の徹底をいち早く始めていただきたい。
お客様には、少しでも安心していただけるために、弊社では
求められる情報(生産履歴等)はでき得る限りお調べしお知らせいたします。
なお、7月21日石川県の発表にて、能登牛のセシウムに対する安全が確認されました。
能登牛の規定にて、「最長かつ最終肥育地が石川県内である黒毛和牛」とあることから
ここ1年以上は県内肥育の牛であり、また、県内への関東以北からの稲わらの入荷がないための
安全宣言でした。
お客様には、弊社取り扱いの能登牛精肉、および能登牛加工品各種についても100%能登牛のみの使用で
ありますのでご安心してお召し上がりいただきたくお知らせいたします。
「てらおか風舎の能登牛カレー」「てらおか風舎の能登牛カレー辛口」「てらおか風舎の能登ワインカレー」
「てらおか風舎の能登牛シチュー」「てらおか風舎の能登牛ハヤシ」「てらおか風舎の能登牛すきやき」
「能登牛しぐれ煮」(しょうゆ・みそ)
また、弊社取り扱いの国産牛・和牛につきましても、個体識別番号にて産地等を把握し、できうる限りの
安全を確認してお届けいたします。
一日も早く、美味しいものを安心して食べられる日本に戻れることを切に祈ります
寺岡畜産株式会社
専務取締役 寺岡一彦
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