1月のアロマの会ではご参加頂いたみなさまに「幸せを感じる香り」ってどんなものですか?
とお聞きしました。
お話を伺っている間、その情景が目に浮かび、香りが辺りに漂っているような感覚になり、
とっても温かい気持ちになりました。
長くなってしまいますが、以下に少しご紹介したいと思います。
匂いをイメージしながらお読み下さい。
<食べ物関係の香り>
・麦茶をやかんで煮出している香ばしい匂い ←私が幸せを感じる香りです。
(子どもの頃熱を出した時に、母が「汗をかいて熱を下げなさい」と煮出した温かい麦茶をよく
飲ませてくれた事を思いだします。)
・お豆を炊いている匂い
(ご実家にいた頃お母さんが圧力釜でお豆を時々炊いていらしたので、お豆を炊いている匂いを
かぐと、圧力釜の シュンシュンという音と昔の情景がよみがえるそうです。)
・近所にあるお醤油屋さんの近くを通る時に流れてくるお醤油の匂い
(お醤油屋さんの近くを夕方お子さん達と自転車で通る事が多いので、夕方、自転車、お家へ帰る
という情景と気持ちと香りがセットになっているそうです。)
・ケーキやクッキーを焼いている甘い匂い
(家に帰って玄関のドアを開けるとお母さんが焼いてくれたお菓子の匂いがして、嬉しかった事
を思い出すそうです。今ご自分がお菓子を焼いていてお子さんが昔の自分と同じように甘い匂い
を喜んでくれるのが嬉しいそうです。)
・朝嗅ぐお味噌汁の匂い (朝ごはんの食卓の情景が思い出されるそうです。)
・夕方どこかのお宅から流れてくる煮物のような匂い。(温かい食卓のイメージの匂いだそうです。)
・コーヒーを淹れる匂い
・ご飯が炊ける匂い
・ちょっと安っぽい、昔今川焼きが包んであったような紙袋の匂い(子どもの頃今川焼を買ってもらって食べた懐かしい記憶と繋がっているそうです。)
・のりが焼ける匂い(ご実家でおじいちゃんおばあちゃんが生のりを加工するお仕事をされていたので、ボイラーの匂いと海苔が焼ける匂いが混ざった匂いを懐かしく思い出されるそうです。)
・お母さんが昔よく作ってくれた、パンにキャベツや色々な具をはさんで焼くホットサンドのような
お料理(ごめんなさい名前を忘れました)を作る匂い。
<食べ物以外にも色々ありました>
・赤ちゃんの匂い(おっぱいやミルクを飲んでいるから甘い匂いが)
・山の中の木々の匂い(愛媛のご実家を思い出されるそうです。)
・金木犀の匂い(子どもの頃金木犀をつぶして水と混ぜて香水作りごっこをした事を思い出すそうです。)
・蝋梅(ろうばい)という花の香り(黄色いちいさなお花ですが、甘く濃厚な香りのお花。ご近所にある とおっしゃっていたような?)
・古い洋書の紙の匂い (読書を楽しんだり勉強を頑張っていた頃の記憶と繋がる香りだそうです。)
・ラベンダーの香り (大好きな香りで、精油で作ったスプレーを出掛ける前にしゅっとされるそうです。)
・お線香の香り(子どもの頃からずっと続いていたご実家での朝の情景を思い出されるそうです。)
・よく干した布団にくるまった時の匂い (ふかふかのお日様の匂いのお布団、幸せ!)
<ほかには、>
・お子さん(小学生)が自分にくっついてきて、または干した後の洗濯物に顔を付けて
ママの匂いがする~。とかまだおっぱいのにおいがする~。とちょっと甘えた感じで言います。
というお話も複数いただきました。
自分の香りをいい匂いとか、落ち着く匂いって感じてもらえるって嬉しいですね。
幸せを感じる香りって食につながっていたり、お家や日常の安心を感じる香りが多いですね。
香りを嗅いで、それに繋がる昔の情景や感情が呼び起こされる現象を「プルースト効果」といいますが、
皆さまも、嗅ぐと何だか心がうずくような感覚になる香りと出会ったら
ちょっとその香りと向き合って懐かしい思い出と再会してみて下さいね。