源氏物語の香り

2010年09月17日 | アロマの会
[emoji:295]早朝から強い雨が降り続いていた為[emoji:295]、
皆さんが会場までいらっしゃるのが大変ではないかと心配でしたが、
10時頃に雨が上がり、11名の方が参加して下さいました[emoji:106]。

幼稚園が悪天候の為休園になったそうで、かわいい女の子がふたり、
それといつもママと一緒に来てくれている1歳のかわいい男の子も来てくださいました。

お子さまと一緒のご参加、いつも大歓迎です[emoji:155]。





↑今月はお部屋に平安時代から使われている伝統の空薫物の練香を香炉で焚きました。
 右の写真は手で練るせっけんに色を付ける天然色素のカララントや竹炭です。

現在はトイレタリー製品、洗剤、食品などありとあらゆる物に合成香料が使われていますが、
化学合成の香料が作られるようになったのは19世紀からだそうです。
それまでは、世の中には天然の香りしか存在しなかったのです。
源氏物語の世界、約1000年前の平安時代も然り。

ふわりと辺りに漂う梅の花の香り、藤の花の香り、蓮の花の香り、
光源氏は決して花の中に鼻を埋めて香りを嗅いだりする事はありません。
どこからともなく漂ってくる花の香りや
身じろぎや追い風に乗ってふわりと香る薫物の香りこそが素晴らしいと
物語中で語っているように、それが当時の多くの日本人の美意識だったのではないでしょうか。

先日のセミナーで資生堂のチーフパフューマ―の方がおっしゃっていましたが、
日本人は欧米の方のように強い香りを身にまとって自分を主張するというよりも、
近くをすれ違ったときに、ほのかにふわりと香る程度の強さの香りを好む傾向があって
なかなか香水が根付かないそうです。

ほのかな香りを好むという所は1000年前も今も日本人に共通しているのかもしれませんね。



ベビーカーでお部屋の中まで入っていただけます。
机の脇にすこしスペースがあるので、お子様にはそこで
遊んでいてもらう事ができます。



後半のフレグランス作りでは、ベースノートの精油を意識して使う事をおススメしたので、
サンダルウッドや、ベンゾイン、ロータスの精油などが人気でした。
サイプレスやシダーウッドなど、今までの会ではお使いになる方があまりいなかった
ちょっと地味?なベースノートの精油達にも今回は出番が[emoji:77]。
ローズの精油はトップノートの香りが消えた後にも甘く、とてもよく香りました。




手でこねて作るせっけん作りもしました。
竹炭パウダーを加えた黒いせっけんを
ころころと丸める小さな手が可愛かったです。

ご参加頂いた皆さま、本当にありがとうございました。

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