イタリアの旅から約7ヵ月ぶりとなる2020年のゴールデンウィークに旅行を計画していました。
しかし新型コロナウイルスCOVID-19の世界的猛威によりキャンセルしました。
2020年の2月頃は、今はヤバイけどさすがにゴールデンウィークには終息しているでしょうと楽観的に考えていました。
しかし事態は悪化の一途をたどり2020年3月になると、各国が非常事態宣言を発出し入国措置を取るまでに。
旅行した日本人が帰国後コロナに感染していることがわかるとネットでは「こんな時期に旅行に行くなんて」とたたかれまくっていました。
海外だけでなく国内旅行でも感染が広まってもうどこへも行けない状態。
テロの直後でも渡航するような私ですが今回はさすがに周囲への迷惑を考えました。
ひとり旅ですが旅行中に会った人や、帰国後私の周りの人は濃厚接触者となるわけです。
もし私が陽性なんてことになったら、その人たちも自宅待機したり検査を受けたりすることになるでしょう。
おそらく会社は全員自宅待機となり、職場の消毒のため生産ストップとかになってそれはもうどれほどの影響があるか。
出張ならまだしもプライベートな旅行なんて袋だだきですよ。
さすがの私もキャンセルすることにしました。
そもそも私が訪れるはずだった国は外国人の入国は一切禁止となりました。
経由地も入国時に14日間の経過観察措置。
行く気があっても行けませんね。
直行便がないのでJALで経由地まで購入し、そこから先はアメリカン航空で買っていました。
JALはマイル交換の特典航空券です。
どちらの航空券も変更キャンセル不可のチケットです。
JALの特典航空券は正確には手数料(数千円)を払えば変更できるけどマイルの有効期限は延長されないというルール。
もう期限が迫っているので実質返ってこないということになります。
3月の時点ではどちらの航空会社も「4月30日出発の航空券は無料で変更します」となっていました。
私の出発日は5月4日です。
でも5月の分は航空会社の判断がなかなか出なくて変更できない状況でした。
もちろん全額自己負担(返金なし)なら変更できますけどね。
3月20日にようやくアメリカン航空が5月31日出発分まで無料変更すると発表がありました。
でも「キャンセル可」ではなくあくまでも「変更可」です。
キャンセル可と変更可は大きく異なります。
変更の場合は日付を変更できるだけで路線は変更できません。
変更の有効期限は1年間。
しかしいつ終息するかわからないのに変更と言われてもいつに変更すればいいやら。
とりあえず様子を見ていたのですが、3月30日にアメリカン航空からフライトの時間が変わったとメールが来ました。
おそらくコロナによる減便でしょう。
時間がだいぶ早まって日本からの便では乗り継げなくなってしまいました。
これはいい理由ができました。
すぐにアメリカン航空に「乗り継げないのでキャンセルしたい」と電話をしました。
「フライト時間変更はこちらの都合なのでキャンセルする場合全額返金します」との返事。
キャンセルから約1週間後、無事全額返金されました。
4月になっても動きのないJALでしたが、日本政府が7都府県に緊急事態宣言を発出した4月7日にようやく対応してくれることになりました。
JALは「キャンセル可」とのこと。
ネットでもキャンセルできるようですが、使用したマイルがどうなるか確認したかったので電話しました。
7日と8日は電話がつながらなくて、やっぱりキャンセルの関係で混み合っているようです。
9日にようやくつながってキャンセルしたい旨を告げると、「キャンセル手数料無料、税金等支払済分の38,540円は全額返金、マイルは有効期限を3年間延ばして返却」してくれるとのこと。
JALの担当者はとても丁寧に対応してくれました。
キャンセルが相次ぎ対応が忙しいだろうに。
経営も危機的状況だろうに。
キャンセルするのが申し訳なく思いました。
返金もすぐに口座に戻りました。
また必ずJALを使いますからね。
宿はまだ予約していなかったのでキャンセル手続きはありませんでした。
これでゴールデンウィークの予定は完全白紙。
地元のお祭りも中止が決定したし、さて何をして過ごしましょうか…