秋田の友達が心配で、この間電話をしたらお母様が電話に出て
みな無事との事だった。
無事なのが分かったので一安心。
今度は今月のお米の宅配は無理かもなぁと思ったので、その事で
メールを出してみたら、ちょうど宅配について新聞に投書を出したら
偶然かもしれないが宅配が再開したので送れると返事が来た。
最近はスーパーにも米が売っている状態になってきたけど
ずっと友達が作った米を食べていたので、店で買うのは抵抗があった。
農薬とか偽米とか不安材料がいっぱいだから・・
とにかく一安心。
米は毎月10キロずつ送ってもらっていて、その中には米と一緒に
「小野自然農園通信」というA4サイズの手作りの新聞が入っている。
以前は手書きの文章をコピーしたものだったけど、最近はワード?を使って
作った物をプリントアウトして送ってくれている。
ずっと前からこの新聞は農業の現状とか、いろいろ為になる事が書いてあるので
今回ブログに載せてもいいか訊いて見たら、構わないとの返事を頂いたので
載せてみる事に。
それにしても、我が家だけではないとは思いますが、30kmも車を走らせて宅配業者まで
米を持ち込んでいるなんて・・・
本当にありがとう。
以下原文のままです。
小野自然農園通信 2011年3月号
今回の大地震で、秋田県の被害は死者ゼロで、屋根に雪が沢山積もっていた古い建物の一部が壊れた地域もあるが、大きな被害は無かったようです。
ただ、水道の水源が山から湧き出る水を使っているため、土砂が混入して居る為濁っていて給水車が毎日来ています。少しづつ濁りも少なくなってきました。
地震後2日間は停電していたので、ラジオの情報だけでしたが電気が復旧してテレビで映像を見てその被害の大きさに驚きました。
東北太平洋側の石油コンビナートや製油所、運搬するタンクローリーなどが破壊され、秋田港からはガソリンや灯油を青森県岩手県に運搬して自衛隊の活動を支えています。隣の山形県は宮城県、福島県に運搬しています。そのため秋田県内のガソリンスタンドの多くが閉店となり、一部開店しても長い車の列で一台当たり千円分の6、85リットルとわずかの給油になっています。そのため、クロネコヤマト便や佐川急便、郵便局などが車の給油が不安定の為荷物の集荷、発送をやめてしまいました。
テレビでは東京でも米やトイレットペーパーなど物不足になっている報道を見て、地元の秋田の地方新聞に投書しました。「食料は人が生きていく上で最も重要であり、ガソリンスタンドも宅配業の車に給油を優先して、荷物も食料を優先してほしい。関係者の緊急な対応をお願いします。」と言うような内容です。
偶然かも知れませんが、新聞に投書が載った日から、集荷はしないが営業所まで持ってくれば発送再開すると佐川急便が、翌日にはクロネコヤマトも同様に再開してくれました。営業所までは30kmほど離れていますが、そこまでは自分で米を運搬しています。
保育所や小学校などにもどれだけの受け入れが可能か問い合わせがあり、秋田県では二万人ほど受け入れ可能としています。
政府は、政府の備蓄米を被災者むけに送るか検討するとしています。民主党になって備蓄米も事業仕訳でかなり少なく減らされているが、こういう時のために準備しているのだから、ただちに決定して送ってもらいたいものだ。
停電の2日間で、冷凍や冷蔵の魚や肉など悪くなるともったいないので食べすぎで、ちょっと停電太りになりました。
ガソリンなど流通が正常になるまでまだ時間がかかりそうです。
被災地が、早く復興し、人々の笑顔が早く見られますよう祈念いたします。