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読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

16冊目:「ザ・ゴール」

2010-09-22 00:00:49 | 
総評:★★★★☆ 良かった
面白い度:★★★★☆ なかなか面白い
読みやすい度:★★★★☆ 意外と読みやすい
ためになる度:★★★★☆ なかなかためになる
また読みたい度:★★★☆☆ 結構長いんで、機会があれば


社会人になった新人に読ませたい本のランキングに入っているベストセラー本である。
自己啓発本の一種だと思うが、小説の体裁になっていて読みやすい。

とある工場の工場長として仕事をしている主人公が、工場閉鎖の危機に見舞われ、現状の問題・課題を次々と解決しながら工場を立て直していくというストーリー。

製造業の品質とは何か、どうやって利益を得ていくか、製造プロセスで問題となっている所はどこかなど、効率的に製品を製造し、売上をあげていく方法について書かれている。

自分の今いる業界とは違うが、ボトルネックに原因があり、それらを含めてプロセスをどのように改善していくかといった考え方は、IT業界にも通じるところがある。

また、仕掛品や、製品、在庫など、会計の知識にも言及しており、ここは簿記2級を勉強していて良かったなと思う。

その他、主人公と妻との関係とか、恋愛小説的なところもあってなかなか面白かった。


今まで常識と思われていたことを覆し、新しい概念を取り入れており、意識改革を行いながら、業績を回復させていっているが、現実にそうなるかどうかは分からないが、実際製造業だったら実施できそうな内容である。

この本で学んだ考え方、プロセスの改善の仕方などは、今の仕事に使える所があれば使っていこうと思う。