総評:★★★☆☆ 前回よりかはインパクトは少ない感じ
面白い度:★★☆☆☆ 面白いかというとそうではない
読みやすい度:★★☆☆☆ 前回と同じく会計の難しい知識がいる
ためになる度:★★★★☆ けっこうためになった
また読みたい度:★★☆☆☆ あまりいいかな
稲盛和夫さんの経営における会計の考え方についてまとめられている本。
前回の「アメーバ経営」の前に刊行されている本らしく、本来の読み進め方でいうと「実学」→「アメーバ経営」になると思う。
売り上げを最大に、経費を最小にという考え方をもちろんベースに書かれていた。
自分かこの本で一番ためになった内容としては、値決めは経営という考え方だった。
「お客様が納得し、喜んで買ってくれる最大限の値段。それよりも低かったらいくらでも注文は取れるが、それ以上高ければ注文が逃げるという、このギリギリの一点で注文を取るようにしなければならない」という内容だ。
自分は営業をやったことがないし、商品の値段のつけ方については考えたことがなかった。
でも確かにこの値決めはかなり重要で、この値段によって会社の売り上げが大きく変化すると思うし、
さらに、その値段のギリギリの一点を見つけなければならないということを今回で初めて学んだ。
そこでいうと、営業ってお客さんとのいろいろな交渉の中で、こういった値段の交渉というのはいつも行っているし、
そういった経営の第一線で働いている人って改めてすごいことなんだなぁと思うようになった。
値決めという普段の交渉で行われているようなことが、実は経営の一番の肝なんだということが分かった。
あともう一つ。
一対一の対応というのもためになった。
会社として色々とお金が動く中で、一つ一つのお金の動きは必ずその伝票がなくてはならないという考え方だ。
仲のいい企業との取引では、口頭などで約束が交わされていたり、必ずしも伝票とお金の動きが一致していないことがあると思う。(実際にやったことないので詳しくは分からないが・・・)
そこを稲盛さんは必ず一対一で伝票とお金を紐づけさせることで、会計上、嘘偽りなく、公明正大に会社を経営していた。
それは、自分にも周りにも、ありのままの姿を見せることで、会社が「ガラス張り」になり、本当に信用のある会社となるし、従業員のモラルも高くなるという効果もあるとのことだった。
でも本当に一対一の対応ができる会社があったら本当にすごいと思うし、そんな会社がほかにもあるのだろうかと疑問に思った。
その他、「土俵の真ん中で相撲をとる」や、「ダブルチェックの原則」など、細かくは書かないが、色々な稲盛フィロソフィを学ぶことができた。
そんなんで、アメーバ経営に続き、今回も色々ためになったなぁと思えた内容の本でした。
最後に、いつもの通り面白かった内容を抜粋する。
・企業の使命は、自由で創意に富んだ活動によって新たな価値を生み出し、人類社会の進歩発展に貢献することである。このような活動の成果として得られる利益を私は「額に汗して得る利益」と呼び、会社が追及するべき真の利益と考えている。
・もし、企業のトップとして本当に自分の思う通りに経営をしていこうとするのなら、足繁く現場へ出て、現場の雰囲気、現場のことを知らなければならない。そこからでなければ帝王学も生きてはこない。マクロだけでなくミクロも分かっていなければ、経営者は自由自在に会社を経営することはできないのである。
・うつろいやすく不確かなのも人の心なら、これほど強く頼りになるものはないというのも人の心である。
・誰もが何が正しく何が悪いのかを考えることなく、たんに自らの利益を追求し続けた結果、日本全体がきわめてモラルの希薄な社会になってしまい、社会全体が病んでしまっているのではないだろうか。
そんなんで会計については、自分は今までは簿記の世界だけしか学んでこなかったが、これからはもっと現実の会社の会計について知識を収集していきたいと感じました。
面白い度:★★☆☆☆ 面白いかというとそうではない
読みやすい度:★★☆☆☆ 前回と同じく会計の難しい知識がいる
ためになる度:★★★★☆ けっこうためになった
また読みたい度:★★☆☆☆ あまりいいかな
稲盛和夫さんの経営における会計の考え方についてまとめられている本。
前回の「アメーバ経営」の前に刊行されている本らしく、本来の読み進め方でいうと「実学」→「アメーバ経営」になると思う。
売り上げを最大に、経費を最小にという考え方をもちろんベースに書かれていた。
自分かこの本で一番ためになった内容としては、値決めは経営という考え方だった。
「お客様が納得し、喜んで買ってくれる最大限の値段。それよりも低かったらいくらでも注文は取れるが、それ以上高ければ注文が逃げるという、このギリギリの一点で注文を取るようにしなければならない」という内容だ。
自分は営業をやったことがないし、商品の値段のつけ方については考えたことがなかった。
でも確かにこの値決めはかなり重要で、この値段によって会社の売り上げが大きく変化すると思うし、
さらに、その値段のギリギリの一点を見つけなければならないということを今回で初めて学んだ。
そこでいうと、営業ってお客さんとのいろいろな交渉の中で、こういった値段の交渉というのはいつも行っているし、
そういった経営の第一線で働いている人って改めてすごいことなんだなぁと思うようになった。
値決めという普段の交渉で行われているようなことが、実は経営の一番の肝なんだということが分かった。
あともう一つ。
一対一の対応というのもためになった。
会社として色々とお金が動く中で、一つ一つのお金の動きは必ずその伝票がなくてはならないという考え方だ。
仲のいい企業との取引では、口頭などで約束が交わされていたり、必ずしも伝票とお金の動きが一致していないことがあると思う。(実際にやったことないので詳しくは分からないが・・・)
そこを稲盛さんは必ず一対一で伝票とお金を紐づけさせることで、会計上、嘘偽りなく、公明正大に会社を経営していた。
それは、自分にも周りにも、ありのままの姿を見せることで、会社が「ガラス張り」になり、本当に信用のある会社となるし、従業員のモラルも高くなるという効果もあるとのことだった。
でも本当に一対一の対応ができる会社があったら本当にすごいと思うし、そんな会社がほかにもあるのだろうかと疑問に思った。
その他、「土俵の真ん中で相撲をとる」や、「ダブルチェックの原則」など、細かくは書かないが、色々な稲盛フィロソフィを学ぶことができた。
そんなんで、アメーバ経営に続き、今回も色々ためになったなぁと思えた内容の本でした。
最後に、いつもの通り面白かった内容を抜粋する。
・企業の使命は、自由で創意に富んだ活動によって新たな価値を生み出し、人類社会の進歩発展に貢献することである。このような活動の成果として得られる利益を私は「額に汗して得る利益」と呼び、会社が追及するべき真の利益と考えている。
・もし、企業のトップとして本当に自分の思う通りに経営をしていこうとするのなら、足繁く現場へ出て、現場の雰囲気、現場のことを知らなければならない。そこからでなければ帝王学も生きてはこない。マクロだけでなくミクロも分かっていなければ、経営者は自由自在に会社を経営することはできないのである。
・うつろいやすく不確かなのも人の心なら、これほど強く頼りになるものはないというのも人の心である。
・誰もが何が正しく何が悪いのかを考えることなく、たんに自らの利益を追求し続けた結果、日本全体がきわめてモラルの希薄な社会になってしまい、社会全体が病んでしまっているのではないだろうか。
そんなんで会計については、自分は今までは簿記の世界だけしか学んでこなかったが、これからはもっと現実の会社の会計について知識を収集していきたいと感じました。