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読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

86冊目:「稼ぐが勝ち ゼロから100億、ボクのやり方」

2012-09-01 00:26:17 | 
総評:★★★★☆ いいのだが、ちょっと過激な内容もあり
面白い度:★★★★☆ 面白かった!
読みやすい度:★★★★★ すぐに読んでしまった
ためになる度:★★★★★ かなりためになった
また読みたい度:★★★★★ また是非読み返したい。


あの堀江さんの本にチャレンジしてみた。

堀江さんの本はTwitterでなんか色々話題になっていたので、ステマだか何らかの誘導かもしれないが読んでみることにした。ちなみにライブドア事件を起こす前の、堀江さんが乗りに乗っていた時に書いた本です。


感想としては、世の中のしくみの本音だったり、歯に衣着せぬ言い方でズバズバ言っていたのが面白かった。やっぱり堀江さんは色々考えている方だなぁと思った。すごく理にかなっていることを言ってはいるのだが、「人の心はお金で買える」なんて失礼なことも平気で言ってしまう所が周りの反感を買ってしまう所があるのかなぁと思う。

またすごいと思ったのが、この本で堀江さんが予言をしていることがほぼ当たっている点がスゴイ。テレビ、プロ野球が衰退していくとか、ゲームも衰退していくとか、根拠もあるし、なるほどと思ってしまうあたり、やっぱり本当に説得力がある。本の中でこういう風に未来のことを考えることは簡単だと言っているので、自分もそういった観点を身に着けていきたいと思っている。


あとお金について、こういうものだと決まった考え方が身に付いていることがスゴイと思う。貯金はするな、お金は使えと言っているが、自分はそこら辺がまだまだ身に付いていないので、やっぱり貯金は崩せないし、堅実に貯めていってしまうという考え方から抜け出せない。そこも、そのレベルを超えた人とそうでない人とでは、かなり次元の違う考え方になっていると思う。

また、営業がすべてとこの本に書かれているが、その考え方については自分の中で身に付いてきたと思う。自分は今SEをやっているが、やっぱり技術力だけあってはお金は稼げない。営業をして初めて売り上げを上げられるし、売り上げがあってやっと会社は回っているのだ。そんなことも最近考えていたので、この内容にはしっくりきたものがあった。


そんな色々な新しい知識を得られた新鮮な本だった。最後にためになった箇所について抜粋する。
・バブルから遡ること10年くらい前に、実態的に日本経済は破綻していたと僕は思っています。10年間はアップアップの溺れそうな状況で、最後に破裂してしまったということです。「失われた10年」ではなくて、「先取りされていた10年」だったのです。

・商人は、「金を持っているやつが一番強い」ということを肌で知っているので、実は身分制度なんてどうでもよかったわけです。商人が世の中を裏で操っているという話は世界中にたくさんあります。貨幣経済ができて以来、金を持っている商人が間接的に世の中を支配していたはずです。

・ベンチャー企業の社長の場合、ケチであることは重要だと思います。特にスタートアップのベンチャーには倹約の精神が必要です。

・いま、旧世代がつくり上げてきたシステムが次々と崩壊しています。
これは若者が表舞台で活躍するチャンスの到来なのです。
この流れに乗ったものだけが、次世代の勝ち組になれるわけです。


旧世代のシステムが崩壊している。
同じようなフレーズを今色々な所で耳にする。
この波に乗っていかなくてはならないと感じている。