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読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

28冊目:「竜馬がゆく(四)」

2010-12-02 23:38:16 | 
総評:★★★★☆ 以下、一巻から変わらず
面白い度:★★★★★
読みやすい度:★★★★☆
ためになる度:★★★☆☆
また読みたい度:★★★★★


四巻は色々新しい人物が出てきた。

まず新撰組。
有名な近藤とか土方とか沖田とかはまだ出てきてなく、創生期にいた藤堂平助という人物が出てきた。
新撰組が主人公格になっている物語がたくさんあるが、ここでは竜馬たちとは思想が異なる、敵側として登場してくる。

こういう所が面白い。
逆に前にやっていたNHKの新撰組のドラマは竜馬は敵役だったのだろうか・・・
こういった時代を彩る登場人物が多く登場し、それぞれお互いの面からの主義や主張があるあたりが幕末の面白さなのだろう。


その他、竜馬が海軍塾の私学学校を設立し、志願してきた陸奥陽之助(後・宗光)。
この人は、「坂の上の雲」にも出てきたし、明治時代に布かれていた日本の外国との不平等条約を解消した、日本きっての名外交官として有名である。

初めて出てきた時「オッ!」って思った。
ただしまだ若いからか、そういった片鱗はあまり見せず、頭は切れるが生意気な若者っていうイメージがある。
でもこの時期からずっと竜馬と一緒にいたんだなぁと思った。
よく維新を生き残ったよ。。。


そして竜馬と志を一緒にした土佐の雄、武市半平太の死。
この人が生き残ってたらどんな土佐になり、どんな日本になっていたんだと思う。
竜馬とは、脱藩するか、藩に残るかで命運を分けたが、藩に残った武市に時勢がまだ追いついていなかったのが残念である。


あと竜馬とさな子の恋だったりした所も面白かった。

そんなんでじわじわと面白くなっていった四巻も良かったです。


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