組織学的に、collagenous colitisとの共通点は形質細胞・リンパ球と好酸球の浸潤が強く、被蓋上皮下に炎症性コラーゲンが沈着することです。これも基底膜の肥厚ではありませんよ!!H. pyloriがいると話がややこしくなります。
胃の場合、collagen bandが最表層~腺頸部あたりに形成されます。腺頸部には増殖細胞帯があるので、こんなところが障害されると上皮細胞の更新ができなくなり、胃粘膜が萎縮していきます。つまり、炎症が生じてcollagen bandが出来たところは萎縮し、そうでないところは萎縮せず残ります。こうして、独特の凸凹した結節状というか、敷石状の内視鏡・レントゲン像を示します。私たちの書いたPINや胃と腸をご参照ください。大腸では、増殖帯が腺管の下の方にあるので、この理屈からはあまり萎縮しないと考えられます。
写真はコラーゲンタイプ3の免疫染色です。炎症性コラーゲンが沈着していることを示しています。テネイシンというのを染めるともっときれいなのですが、切片が剝がれてしまいました。
胃の場合、collagen bandが最表層~腺頸部あたりに形成されます。腺頸部には増殖細胞帯があるので、こんなところが障害されると上皮細胞の更新ができなくなり、胃粘膜が萎縮していきます。つまり、炎症が生じてcollagen bandが出来たところは萎縮し、そうでないところは萎縮せず残ります。こうして、独特の凸凹した結節状というか、敷石状の内視鏡・レントゲン像を示します。私たちの書いたPINや胃と腸をご参照ください。大腸では、増殖帯が腺管の下の方にあるので、この理屈からはあまり萎縮しないと考えられます。
写真はコラーゲンタイプ3の免疫染色です。炎症性コラーゲンが沈着していることを示しています。テネイシンというのを染めるともっときれいなのですが、切片が剝がれてしまいました。