さきほどのKi-67(MIB-1)染色です。一部では表層近くまで陽性細胞が認められますが、増殖帯に相当する部分は腫瘍腺管の基本的に中下部に局在します。Bottom-upな生長です。散発性のtubular adenomaやtubulo-villous adenomaは通常Top-down growthです。但し、散発性のものでも鋸歯状病変は基本的にボトムアップです。
全大腸炎型のUCにみられた扁平隆起性の上皮内腫瘍性病変です。IBDに関連して発生した腫瘍か、sporadicな腫瘍か鑑別が重要になるでしょう。
IBD-relatedの場合、DALMとかadenoma-like dysplasiaとか変なあだ名がついています。本邦では消化管の上皮内腫瘍にdysplasiaという用語を用いるのはあまり好まれていません。
IBD-relatedの場合、DALMとかadenoma-like dysplasiaとか変なあだ名がついています。本邦では消化管の上皮内腫瘍にdysplasiaという用語を用いるのはあまり好まれていません。