”ドロップアウト”とは何か嫌な響きですね(見出し写真クリック!)。
写真の右端の除いて、陰窩上皮が脱落し、粘膜固有層(間質成分)だけになっています。
大腸GVHDの組織学的評価にLerner Systemというのがよく用いられてきました。
Grade I: crypt apoptosis without crypt dropout
Grade II: single crypt dropout
Grade III: contiguous crypt dropout
Grade IV: diffuse crypt dropout with ulceration
最近の論文では同じグループからの論文で
1) Mod Pathol. 2022 Sep;35(9):1254-1261. doi: 10.1038/s41379-022-01065-z. Epub 2022 Apr 1.
PMID: 35365769
2) Mod Pathol. 2018 Oct;31(10):1619-1626. doi: 10.1038/s41379-018-0078-7. Epub 2018 Jun 13.
PMID: 29899549
が参考になるでしょう。
見出し写真は上記文献2)のFig. 2Dに類似しており、”Diffuse crypt dropout with ulceration (grade 4)”に相当するようですが、私の眼ではulcerationではなく、陰窩が抜けたあとのlamina propria mucosaeだと思うのですが。
遺残する陰窩にはアポトーシスがいっぱい(写真クリック)
見出しとは別の切片です。
街路樹のドロップアウト(琵琶湖の近く)(写真クリック!)
Contiguous and focal dropout of roadside trees with ulceration due to herbicide ( in Kusatsu City, Shiga ).
写真の右端の除いて、陰窩上皮が脱落し、粘膜固有層(間質成分)だけになっています。
大腸GVHDの組織学的評価にLerner Systemというのがよく用いられてきました。
Grade I: crypt apoptosis without crypt dropout
Grade II: single crypt dropout
Grade III: contiguous crypt dropout
Grade IV: diffuse crypt dropout with ulceration
最近の論文では同じグループからの論文で
1) Mod Pathol. 2022 Sep;35(9):1254-1261. doi: 10.1038/s41379-022-01065-z. Epub 2022 Apr 1.
PMID: 35365769
2) Mod Pathol. 2018 Oct;31(10):1619-1626. doi: 10.1038/s41379-018-0078-7. Epub 2018 Jun 13.
PMID: 29899549
が参考になるでしょう。
見出し写真は上記文献2)のFig. 2Dに類似しており、”Diffuse crypt dropout with ulceration (grade 4)”に相当するようですが、私の眼ではulcerationではなく、陰窩が抜けたあとのlamina propria mucosaeだと思うのですが。
遺残する陰窩にはアポトーシスがいっぱい(写真クリック)
見出しとは別の切片です。
街路樹のドロップアウト(琵琶湖の近く)(写真クリック!)
Contiguous and focal dropout of roadside trees with ulceration due to herbicide ( in Kusatsu City, Shiga ).
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