はいどうも皆様ごきげんよう。黒猫ですよ。映画レビューを書く書くと言いつつ早幾年(イヤそこまでは行ってないだろ)。今日は一気に二本書いてから寝ますよ!!
一本目。
『MAXX!!鳥人死闘篇』
ロンドンにてビルからビルへと飛び移るなどの肉体的な能力を鍛え上げ、芸術に高めようとしていたYAMAKASI(=コンゴのリンガラ語で「超人」の意)たち。今日も新たなメンバーを獲得すべく、希望者を集めて選抜を兼ねたゲームを行っていた。
しかしその選抜の後、一同のリーダーであるレオ(ロラン・ピエモンテージ)が「タイにジムを開く」と言い出す。同意してついてきたメンバーはレオを含め6人。彼らはバンコクにてジムを借り、練習がてら早朝のビル工事現場に赴く。竹で組まれた足場を競い合って登る6人。しかし、そこは地元のストリートギャングの根城だった。小競り合いになったものの、ストリートギャングのボス、キエン(チョウ・ベル・ディン)に「警告したはずだ」との言葉を受け、どうにかその場はおさまる。実はレオは事前に警告を受けていたのだ。
警告を黙っていたレオに不信感を抱いたメンバーたちは、それぞれ帰国、一時距離を置くなどの行動に出る。
一方、ストリートギャングのボス、キエンは、地元の中国マフィアと日本ヤクザとの勢力争いに巻き込まれていた。うまく立ち回ることでのし上がろうとするキエンだったが、彼に従っていた妹のツ(エロディ・ユング)はそうした生き方に疑問を感じ、YAMAKASIメンバーのひとりに助けを求めるが・・・?
というようなお話。
わたしはこれの前作になるのかな?『YAMAKASI』を観ていないので、ちょっとYAMAKASIの定義が怪しいですが、アクション集団ということでいいのかな(笑)。最初の空中ボール争奪戦はすごかったです。多分前作はこんな感じでロンドン?を舞台にしたんだと思いますが、今回の舞台は何故かタイです。
リーダー、レオが「タイにジムを開く。手伝ってくれ」と言ったとき、かなり唐突な感じがしたんですが、メンバーたちもハァ?って感じだったのには笑いました。だって新規メンバーが集まってすぐだったし。
それでも結局6人でタイに行くんですが、決裂が結構早くて(笑)おじいちゃんに会いに行く派とか別居してる妻子に会いたいから帰国するよ派とかとりあえずムエタイ習う派とか、もう色んな派閥に分かれてもう大変(笑)。YAMAKASIの人たちが色々やってる間に、日本ヤクザと中国マフィア、その下からのし上がろうともくろむキエンの話が進むんですが、なんかこのストーリー、かなり香港映画的だなあと思いました。今回舞台をタイにしたのも、製作者側のアジアへの憧れじゃないかと思います。
途中までは時折唐突過ぎる面はあるものの、それなりにストーリーが進行するんですが、最後の乱闘シーンの唐突さには笑いました。もうね、誰が敵で誰が味方やら。中国マフィア日本ヤクザYAMAKASI入り乱れての大乱闘。アンタら結局ここが撮りたかったんじゃないのと問い詰めたくなりました。
そしてタイを舞台にしている割にタイ人がほとんど出てこない件については不問にしたほうがいいですか?(笑)
一応ストリートギャングの兄妹キエンとツはタイ人とフランス人?かなんかのハーフという設定ですが、実際の国籍はもちろん違うようです。でもみんなアクションすごかったな!特にツ役のエロディ・ユングは、アクションをする出演者の中でただひとりの女性。かっこよかったです、腹筋割れてて。
でもまあ、タイにはトニー(・ジャー)がいるのでYAMAKASIでもちょっと太刀打ちできないと思いますよ(真顔)。
余談ですが、リンクした公式サイトのトップの画像に映っている塔みたいな建物はこの間わたしがタイに行った時泊まったホテル(バイヨークスカイホテル)だったのでちょっと嬉しかったです♪上のほうが展望台か何かになってるらしいですが、途中まではホテルなのです。いいホテルでしたよ、お風呂のお湯がなかなか抜けていかないけど(高さがありすぎるため?)。
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