皆様ごきげんよう。黒猫でございます。
土曜日、『ポセイドン』という映画の試写会に行って参りました。
4000人以上の乗客を乗せた豪華客船ポセイドン号。大晦日の夜、カウントダウンパーティーで盛り上がる船内だったが、ブリッジではクルーが異常に気づいていた。真横から巨大な津波が今にも迫ろうとしていたのだ。パーティーに出席していた船長は直ちに乗客に警告をしたが、その直後、ポセイドンは津波をもろに被って逆さまに転覆してしまう。
乗客の大部分が集まっていたダンスホールで、船長(アンドレ・ブラウアー)は生き残った人々に向かい障壁を閉じてこの区画を閉鎖したし、システムがダウンする前に救難信号を発信できたので、このままここにいれば遠からず救助が来ると説明する。しかしプロのギャンブラーにして海軍経験者のディラン(ジョシュ・ルーカス)はこのままここにいては助からないと判断し、自力で脱出ルートを探すことを決意。近くに居合わせた元消防士のラムジー(カート・ラッセル)ははぐれた娘(エミー・ロッサム)を探すため、小さな男の子を持つマギー(ジャシンダ・バレット)は我が子コナー(ジミー・ベネット)を無事に逃がすため、設計士のリチャード(リチャード・ドレイファス)は職業柄ここにいても助からないことがわかったため、それぞれ同行を申し出る。船長の制止を聞かずに上を目指して登り始めた彼らの背後で最後の障壁が閉じ、彼らは進むしかなくなる。途中、ラムジーの娘とそのボーイフレンド(マイク・ボーゲル)、たまたま助かったラリー(ケビン・ディロン)とエレナ(ミア・マエストロ)が合流し、一行はひたすら上を目指すが・・・?
というような話。
いやあ、すごかったですよ!!
『ポセイドン・アドベンチャー』という映画(わたしは未見)のリメイクらしいのですが、とにかく巨大な船が転覆して、そこからの脱出を図る、というあらすじくらいしか共通していないんじゃないでしょうか。イヤ、観てないのでわかりませんが。
とにかく転覆のシーンの映像がすごかった。大迫力です。今の撮影技術って本当にすごい。つくりものとは思えない。とにかく広い船ということで、まず一番最初に津波に気づいたブリッジが壊滅的にやられる惨状が映ったかと思うと、その後ダンスホールだとかキッチンだとか色々なところの惨状が次々にこれでもかこれでもかと映されます。上下が逆になるわけですから、ホントにものすごい有様でした。惨状が落ち着いたあとは、転覆したのによくあれだけ生き残ったよなと思いました(笑)。転覆するまでは年越しパーティーということでものすごいバブリーなどんちゃん騒ぎをしていただけに、その後の惨状が一層酷く見えました。
まあ、物語のキモはこの後の脱出を目指す(主に)8人の、まさに命を賭けた冒険にあるんだと思います。こっちもすごかった。何しろ逆さになってるところを登っていくわけですから、どこを取っても楽に進めるところなんかない上に、いろんな所で火災が発生していたり浸水してきていたりでうまく進めないのです。それを各人が助け合いながらどうにか進んでいくわけですが、ホント撮影大変だっただろうなあとか余計なことを思いました(笑)。きっとキャストのオーディションには「かなり泳げる」という項目が必須だったに違いない。わたしも水泳は得意なほうですので、途中で一緒に息を止めてみたりしたんですが(普通しないよ)普通に座っていてもギリだったので、実際泳いだらわたしは途中で力尽きてしまうことでしょう(笑)。若者はともかく、子役とリチャード・ドレイファス(一行の中では最高齢)が心配で勝手にハラハラしてしまいましたよ。
手に汗握ってハラハラドキドキするのが好きな方には是非ともお勧めです。
ちなみにわたしは元消防士にしてNY市長の経歴を持つラムジー(カート・ラッセル)に一番肩入れして観ました。みんなの安全も、娘の彼氏も気になる微妙なオヤジ・・・マイフェイバリットオヤジリストに追加ですよ!(笑)
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