石油ストーブといっても灯油なのですが、何故か石油ストーブと言っていた。
それが石油ファンヒーターに変わって、今は様々な熱源の暖房器具がある。
暖房という機能だけでなく、生活に密着していたのが、石油ストーブだった。
石油ストーブは火がついているので、その上のプレート状になったところに
アルミホイルを引いて、さつま芋を焼いて焼き芋を作ったり、今の季節なら
餅を焼いたりしていた。そうそう、ミカンも焼いて食べていたなぁ~。
薬缶をおいてお湯を沸かしたり、兎に角、石油ストーブは大活躍であった。
少し専門的に言うと、湿度が上がりすぎて結露の原因にもなるのである。
が、湿度をあげるということは同じ温度でも体感温度は上がるので暖かく
感じる。なので石油ストーブは温まるという印象になるのである。
ボクは小学生の頃、書道を習いに行っていて、そこは自宅の一室を教室に
していて独り身のお爺さんが教えていた。その先生が冬になると暖房に
石油ストーブを使っていて、いつも上には鍋がかけられてあった。
何かの煮ものである。それがすごくいい匂いがしていて、とても美味しそうなのだ。
習字が終わってから、少しだけ皿に盛ってもらって食べるのが楽しみであった。
生活に火が見えなくなっている。ガスコンロを使っていたら、料理の時だけ
見られるが、IHヒーターだと火をみる生活はない。
石油ストーブはじんわりとした火がみられて火を活用できた。
囲炉裏も暖炉も火がみられる生活はいいと思う。
ボクは、火と直に接する焚火が大好きである(笑)
人は火に集まる。火のある生活がいいと思う。
火の色合いと温かさに勝るものはないと思う。