暑い日々が続いていますが、本日の講義をもって前期の授業終了。
今年は、2級建築士の学科試験の1分野である「建築計画」と
「環境工学」「リフォーム工学」という科目を担当した。
ずっと教えていた「設計製図」がカリキュラムの関係で今年はなかった。
どちらかというと座学より製図などのほうが得意なのだが、世の中
思い通りにはなかなかいきませぬ。
最近特によく言われることだが、学生全体の質が落ちてきているとか、
理解力が悪くなってきているとかいろいろといわれるが、まあ、何とか
授業の普通に進められている。内容をどこまで理解できているかは
不安なところもありますが。。。
まあ、成績は学校内でのことなので少々悪かろうがいいと思っている。
それよりも要領だけでいい成績をとって社会人になってしまっている
学生もいるのでそちらのほうが心配だ。いかに少ない努力でいかに
単位をとるか、というのが優秀な人間のように思っているほうが
心配なのである。
少々成績が悪かっても努力して勉強をするということを続けている人は
大化けする可能性を秘めている。自分なりに地道に努力することによって
なんとか知識を身に着けるということを覚えた人は社会人になっても
そのことを続けられると思う。
そして技術というのを身に着けられるのではないだろうか。
技術というのは人を幸せにするための手段や方法である。
間違った使い方をすれば人を不幸にしてしまう。
正しい知識は地道な努力の結果得られるものだと思う。
なんか話が変な方向にいってしまったが、専門学校を卒業した後は
ほとんどの人が社会にデビューする。
建築って人を幸せにする技術でもあるということを忘れないでほしい。