ヒラタキクイムシ・・・。恐るべし、対応が難しい・・・。
最近、関東のほうでは結構被害が出ているらしい。
先日、竣工後の住宅で、木屑が落ちてくるといわれて工務店が見に行き、
その後、ボクのほうでも確認に行った。
正体は http://www.ikari.jp/gaicyu/25010d.html ヒラタキクイムシ。
~外国からの輸入材(ラワンなど)の被害が多いが、ケヤキ、ナラ、カシ、キリなどの
広葉樹や夕ケなどが広く加害される。~
今回はまさにラワン合板での被害。今までそんなことは一度もなかったので
あまり意識していなかった。シロアリなどには十分気を使っていたが、
不意をつかれた感じである。
少し被害状況の写真をアップ。
下がタイル貼で木の見切りがあってその上が紙の壁紙。
トイレで手すり等がつく可能性があるので下地にラワン合板を使用。
で、その部分にヒラタキウイムシが発生し、見切りの上に沢山の
木屑を残して成長して飛び立っていった。
これは玄関横の納戸の壁。ここにも大量の木屑が・・・。
この住宅で竣工して約1年半。
ヒラタキクイムシの卵は孵化するまでに1~3年くらいかかるという。
他にも使用しているところがあるので それはどうよ!
ん~対応のできないではないか。
幼虫から壁を突き破って出てくる穴はわずか1~2mmくらい。
成虫で わずか3~7mmほどの虫であるが、こんなに沢山の木屑を
出されると驚く。どこから出てきたのか~という感じである。
できるだけ材料には、自然素材を使用しているのであるが、
下地補強などは小さな面積であるので、合板で施工してきたが、
こんなヤツが出てくるので あれば気をつけなければならない。
広葉樹の導管がおおきな木につくらしいのであるが、場所が絞れない。
合板などは、製造中が高温であるため死滅すると材料屋はいう。
保管場所に問題があるのか?どこで卵がついたのか特定できない。
特定できないというのは責任の所在がわからないということで
誰がどうするのか?という問題にぶち当たる。
難しいところだ。
ヒラタキクイムシ~被害状況が、構造的にどうこうということはないが
気持ち悪い。そして隠れているところに出ていても対応できない。
やっかいな虫がいたものだ。
今後の対応策を考えておかなければ・・・・・。
見た目はなんともグロテスクですが、「メンマ」 大好きです。
写真は〇ーソンに売っている「ピリ辛メンマ」。香味油(ねぎ・ごま)と
オイスターソースで中華風に味付けしました~ということらしい。
見た目は普通のメンマであるが、このメンマ、結構美味しい。
モチロン、麺類によし、白ご飯によし、そしてお酒によし・・・・・。
なんといっても歯ごたえがいい~。ボクの好物は歯応えで美味しいと
いっているものが多い。
さて、話しはがらりと変わり、今 工事中の住宅の話。
ここの住宅でようやく、「天の木ネット」を利用して、天川村の構造材を
使っている。土台は檜で柱・梁は杉。
ただし、1階は鉄筋コンクリート造で2階3階が木造。
名称は 「江坂の家」。大阪府吹田市の江坂です。
では、ちょっくら、写真をアップ。
これは柱ですね~。ようく見ていただくと。年輪が詰まっているのが
わかると思います。ん~いい感じ。
これが土台の檜。年輪が細かいでしょう~。これが銘産地の吉野産なのです。
檜は杉に比べるとピンク色でなんとなく、色気があります。
そういう意味でいけば杉は男性かな~(笑)。
しっかり骨組みを支える構造材で使いますからね~。
これが梁ですね~。今回はプレカットで加工しているので
乾燥機に入れて乾かしています。個人的には芯割れが気になるところですが、
この当たりの話しは後日じっくりと。
これが現場の途中の状況です。まだ、土台だけで材料の置く場所に
困っているのかと。
何せ、前面道路は約1.9m。クレーンが入らないので全て手作業にて、
行っています。
26日に、上棟したのですが、ナント、カメラを忘れてしまった。
上棟の写真は後日アップします。
久々にブログっぽく写真を交えながらのアップです(笑)
PS:構造見学会は行いませんが、興味のある方は下記 あて先まで
メールをいただければ、設計者の図面及び解説付きで、こと細かく
ご案内いたします。(日程は調整要です)
genplan@apricot.ocn.ne.jp Gen建築設計所 : 辻元 まで
完成見学会は行いますので、構造から見ていただければ、かなり
参考になるかと思います。
ちなみにこの住宅のキーワードは 「吹抜け」 「中庭」 「広いバルコニー」 です。
敷地の形状上、かなり迫力があります。