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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 145 投球アレルギー

2005-10-25 | カイロプラクティック
何度も紹介しているリトルリーグショルダーの患者さん。先週末の練習で右肩と右肘が痛くなったと昨日来院した。従来の機械的な考えからいえば痛みの発症するメカニズムは簡単である。

どんな投げ方をしているかシャドーピッチングをしてもらう。痛くてシャドウピッチングもできない。肩が開いて肘が体から離れて手投げになっている。上腕二頭筋腱に炎症を起こしている。右前腕の屈曲筋に過剰な緊張がある。手首をこねている投手に多い投げ方である。こういう投げ方をする投手の球種はナチュラルシュートが多い。

フォームを指導して、もう一度シャドーピッチングをしてもらう。痛くない。投げ方が関与していることがわかった。何度も再発する肩の問題はフォームにあったのか。機械論的な治療であれば、治療をして投げ方の指導しフォームの悪さに責任を転嫁する。以前の小生もそうだった。徹底したフォームの矯正を試みただろう。

しかし、フォームが悪くても痛くなかったこともある。全てフォームが原因とはいえない。フォームを悪くする原因が在るはずだ。NAETのアレルギーの中に「運動」「行動」といった身体的動きに関与するアレルギーがある。面白い。

検査をする。この患者さんはすでに基本15をクリアしている。感情を検査すると「息苦しい」「圧迫」が出てきた。更に検査を進めて「運動」が出てきた。運動を掘り下げてみた。「ランニング」「ダッシュ」出てこない。「投球」強い反応が出てきた。ここで患者さんに聞いた。

以前に練習で息苦しくなるほど投球練習をさしたことがありますか?「暑い時にたくさん投球練習をして、呼吸をするのが苦しくなった。」と返ってきた。検査と一致した。投球アレルギーを除去する。結果は次回報告する。

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