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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

NO853 患者と医師の関係とは

2008-08-20 | カイロプラクティック
「福島県立大野病院で帝王切開手術を受けた女性(当時29歳)が死亡した医療事故で、福島地裁(鈴木信行裁判長)は20日、業務上過失致死と医師法違反の罪に問われた同病院の産婦人科医、加藤克彦被告(40)=休職中=に無罪(求刑禁固1年、罰金10万円)の判決を言い渡した。」

注目されていた判決がでました。この訴訟は患者の立場からと医療従事者からの立場からいろいろ物議を交わしていた。司法の判断によって下された判決にはなんら文句はないが。(当事者は納得しないだろうが)

ここで言いたいのは、医師の組織(産婦人科)がこの問題に意見書を提出したkとだ。内容は詳しくは分からないが報道では、今回の問題では産科医の不足や時間外労働などといろいろ現状の業界問題を、個人の医療問題と重ね手いることだ。

人手で不足や激務な勤務状態はうっかりミスを招くことは言われている。産科業界はこの問題で有罪がでた場合は、産科業界で手術をしないとまで言い切った。これは司法や社会に脅しでとも取れることである。

手術で事故があったら訴訟で勝てなくなるから、自分たちの身の保全を優先した行動とも取れる。医療事故で訴訟が起きるのは医師と患者の感情的な問題があるからだ。誠意を持って対処すれば患者さんも訴訟まではと思うが、いかがだろう。

医療保険会社も医師側に事故の責任を認めるな。謝るな。内輪で解決するな。少しでも謝罪の意味でお金を払うな。これが現実である。このような行為は責任を認めることになり、実際の訴訟では不利になる。

保険会社のなかには事故を起こした医師と病院は患者さん直接はなしをさせないよう指導している。これでは患者さんも感情的なるなとは無理な話である。まったく誠意が感じない。

ある心臓外科医は医療保険に入らず常に真剣勝負で自分の医師生命をかけて手術をしている。弁護士から社会上危険だからやらないほうがいいとまで言われていたが、本人は「患者さんは命を私に預けてくれる。私の医師生命をかけて一回一回が真剣勝負だ。」とまで言い切っている。

この心臓外科医は過去に手術で失敗して患者さんを死亡させてしまった。ミスを素直に認めた。患者さんは働き盛りの一家のご主人で残された家族は中学生の男の子と妹、奥さんでこれから大変な生活がまっている。それでも、その中学生は「先生も一生懸命やった結果ですから、父も恨んでいません。これからも患者さんのために頑張ってください。」と言われた。

この一言が心臓外科医の一手術後との医師生命をかけて真剣勝負が始まった。これだけ医師と患者の誠意がみられた関係であれば訴訟など起きない。この心臓外科医の患者さんと真摯に向き合う姿勢はわれわれも見習うべきである。

産科医業界のとった行為は自分たちの身の保全、社会的地位の保全が優先された患者を無視した行為と思える。このような医師本位の考えはこれからの医療業界の衰退が目に浮かぶ。

拳骨

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