気分はガルパン、、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

(車輌目次表紙)BC自由学園 ARL44

2024年09月25日 | ガールズ&パンツァー

  使用キット  プラッツ/アミュージングホビー 公式キット (商品コードGP-44)

  制作期間   2023年7月18日~7月26日、10月22日

  製作記事   その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 完成です!!

  総評・備考
 ARL44は第二次大戦中にドイツ占領下のフランスで秘密裏にB1-bisを参考に開発され、戦後に60輌が完成したフランスの重戦車である。ガルパンではBC自由学園チームに属して最大の火力を持つ車輌として登場し、副隊長の押田ルカ率いる一隊に5輌が配されて無限軌道杯の第1試合にて大洗女子学園チームと対戦している。
 適応キットはアミュージングホビーの製品(下のキット一覧の3)が唯一で、プラッツより公式キット化(下のキット一覧の1と2)されており、入手は比較的容易である。ただし、劇中車には各所で独自の仕様が見られるため、それに合わせて改造や修正が必要となる。いずれも簡単な作業で済み、大型の車体ゆえにパーツも大きくて扱い易いので、初心者クラスにもおすすめ出来るガルパン仕様制作の入門キットの一つとされる。

  公式および適応キット一覧(2024年9月現在) 黄帯が今回の使用キット  


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(車輌目次表紙)コアラの森学園 センチネルAC1

2024年09月20日 | ガールズ&パンツァー

  使用キット  コマンダーモデル (商品コード1-070)

  制作期間   2023年9月25日~9月30日

  製作記事   その1 その2 その3 その4 その5 完成です!!

  総評・備考
 センチネルAC1は、第二次大戦中にオーストラリア軍が開発した巡航戦車である。鋳造による一体構造の車体をもつ最初の戦車で、オーストラリアで大量生産された唯一の戦車でもあった。1943年までに65輌が生産されたが戦線への配備はなされず、実戦経験も無いままに終わっている。
 ガルパンではコアラの森学園チームの車輌として最終章にて初登場し、無限軌道杯に参加し第一試合にて知波単学園チームと対戦したが敗退している。
 センチネルAC1の1/35スケールのプラモデルは未だに出ておらず、ガレージキットが2種知られているのみであるが、2024年現在において入手が可能なのはコマンダーモデルの品(下のキット一覧の2)である。アメリカのガレージキット製品であり、国内の普通の模型店では取り扱っていないため、海外キットの輸入販売も扱っている専門店にて取り寄せる必要がある。

  公式および適応キット一覧(2024年9月現在) 黄帯が今回の使用キット  


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(車輌目次表紙)新潟ビゲン高校 ランズベルクL60軽戦車(リボンの武者版)

2024年09月15日 | ガールズ&パンツァー

  使用キット  ホビーボス (商品コード82477)をベースに改造

  制作期間   2023年9月11日~9月24日

  製作記事   その1 その2 その3 その4 その5 完成です!!

  総評・備考
 ガルパンコミック「リボンの武者」に登場する新潟ビゲン高校チームは、スウェーデンテイストのチームであり戦車もスウェーデンの車輌を用いる。隊長のセムラはStrv m40L軽戦車に搭乗して参戦しているが、チームには他にランズベルクL-60軽戦車も居たことが知られる。L-60軽戦車はStrv m40L軽戦車の原型にあたり、Strv m40L軽戦車の分類コードはL-60-S/IIIであった。
 しかしながら、ランズベルクL-60軽戦車の1/35スケールキットは未だに出ていないため、車体および足回りがほぼ共通する下記の「ハンガリー軽戦車 38M トルディI (A20)」をベースキットとしての改造製作にて作中車を再現した。車体はほぼ共通しているため、改造したのは砲塔のみであった。

  今回制作のベースキット 「ハンガリー軽戦車 38M トルディI (A20)」 ホビーボス 品番82477  


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(車輌目次表紙)黒森峰女学園 Ⅱ号戦車F型(最終章仕様)

2024年09月10日 | ガールズ&パンツァー

  使用キット  アカデミー (商品コード 13535)

  制作期間   2023年11月27日~12月1日

  製作記事   その1 その2 その3 その4 その5 完成です!!

  総評・備考
 ガルパンにおけるⅡ号戦車は、劇場版における西住家車輌を初出とし、最終章第1話の青師団高校チームの車輌も同型である。いずれも実際のⅡ号戦車の標準型の最終形態となったF型に該当する。そのキットはプラッツから西住家、青師団高校の2種(下のキット一覧の1と2)が出ており、いずれも元キットはドラゴンの製品(下のキット一覧の7)である。適応キットはタミヤ(下のキット一覧の3)やアカデミー(下のキット一覧の9)の品が知られるが、前者は初心者向け入門キットの代表格とされ、初心者クラスにもおすすめ出来るガルパン仕様制作用の適応キットとしても有名である。
 今回の作例は最終章第4話に登場した黒森峰女学園チームの車輌を再現し、キットはアカデミー(下のキット一覧の10)の品を使用した。Ⅱ号戦車F型のキットとしては最も新しくてパーツ精度も良く、パーツ数は初心者でも組み立て易いように抑えられている。劇中車に仕上げるには車外装備品の一部の追加、予備履帯やジャッキ台の改造、エンジン点検ハッチのハンドルの追加などの工作が必要だが、いずれも簡単な作業で済む。初心者クラスにもおすすめ出来るガルパン仕様制作の入門キットの一つとされる。

  公式および適応キット一覧(2024年9月現在) 黄帯が今回の使用キット  


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(車輌目次表紙)黒森峰女学園 パンターG型(3輌目)

2024年09月05日 | ガールズ&パンツァー

  使用キット  プラッツ/ドラゴン 公式キット (商品コードGP-21)

  制作期間   2023年6月7日~6月15日

  製作記事   その1 その2 その3 完成です!!

  総評・備考
 パンターの1/35スケールキットは国内外の複数のメーカーから多数が出ているが、A型からF型までの各型に分かれるので、ガルパン劇中車のG型後期型となると数が絞られる。プラッツ発の公式キット(下のキット一覧の1)の元製品は、ドラゴン製品(下のキット一覧の4)にあたり、ほぼ劇中車準拠である。ガルパン仕様への改造も、溶接痕を消す、各所の小改造、の二つぐらいで事足りるため、手間も少なく、組み立てやすい。
 適応キットは、従来はタミヤ製品(下のキット一覧の3)が代表格として利用されていたが、最近はライフィールドモデルやタコムからフルインテリアキットを含む一連の新製品群がリリースされて選択の幅が広がっている。このうちライフィールドモデルのフルインテリアキット(下のキット一覧の9)は、黒森峰女学園乗員のフィギュアを追加したうえで公式キット化されている(下のキット一覧の2)。
 劇中車はテレビシリーズから最終章シリーズに至るまで仕様の変更が無いため、公式、適応キットのいずれを使用してもあまり改造の手間をかけずに製作が楽しめる数少ないガルパン戦車の一つである。
 今回の作例はプラッツの公式キット(下のキット一覧の1)を使用した。元キットはドラゴン製品(下のキット一覧の5)であり中身も変わらない。パーツ数は適度におさえられて組み立て易く、ガルパン仕様への追加工作も最低限で済むので、ストレート組みでも劇中車の雰囲気を楽しめる。初心者クラスにもおすすめ出来るガルパン仕様制作の入門キットの一つとされる。

  公式および適応キット一覧(2024年9月現在) 黄帯が今回の使用キット  


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(車輌目次表紙)戦車道連盟 M29ウィーゼル

2024年07月28日 | ガールズ&パンツァー

  使用キット  タコム (商品コードTKO2167)

  制作期間   2023年12月15日~23日

  製作記事   その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 完成です!!

  総評・備考
 M29ウィーゼルは、制式名称をM29輸送車といい、第二次大戦中にアメリカが開発した軍用装軌車両の一種である。雪上での作戦に用いることを想定して造られた雪上車である。
 ガルパンでは最終章第4話にて戦車道連盟の車輌として登場し、対継続高校戦で搭乗車を撃破された大洗女子学園あんこうチームの5人が試合会場からの退場移動にて乗っていた。ワンシーンだが雪原での移動シーンが描かれ、まさに雪上車として使われている。
 公式キットは無く、適応キットは昔はモノグラムの製品があったが、現時点ではタコムの製品が唯一である。小型車輌のゆえにパーツが小さく、足回りも実車と同じ形状で細かく再現されるため、初心者にはちょっと難しいかもしれない。経験者または上級者向けのキットであろう。

  公式および適応キット一覧(2024年7月現在) 黄帯が今回の使用キット  


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(車輌目次表紙)伯爵高校 Ⅳ号戦車G型(1号車)(樅の木と鉄の羽の魔女版)

2024年07月20日 | ガールズ&パンツァー

  使用キット  グンゼ産業 (商品コードG775)

  制作期間   2023年5月24日~6月3日

  製作記事   その1 その2 その3 その4 その5 その6 完成です!!

  総評・備考
 ガルパンの主人公である西住みほ以下あんこうチームの搭乗車となったことでお茶の間でも広く知られるようになったドイツのⅣ号戦車であるが、テレビシリーズの段階ではD型、D型改としてのF2型およびH型の3種類があり、劇場版および最終章においてはH型が最終形態としての姿をみせている。
 これに対して、コミック版では「フェイズエリカ」に継続高校チームのJ型が、「樅の木と鉄の羽の魔女」に伯爵高校チームのG型が登場してアニメ版との差別化が図られたが、G型は後にアニメの最終章で黒森峰女学園チームの車輌として加わり、テレビシリーズのF2型とほぼ同じ姿をみせた。
 そのため、公式キットはまだ出ていないものの、中身が同じあんこうチームF2型の公式キットが利用出来る。適応キットは各社より多数が出ているが、今回の伯爵高校チームの車輌のような、完全なシュルツェン装備タイプを再現出来るキットは下のキット一覧に示すように6点しかない。そのうちのミニアート品(下のキット一覧の5)はフルインテリアキットであり、内部の再現製作も楽しめる。

  公式および適応キット一覧(2024年7月現在) 黄帯が今回の使用キット  


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(車輌目次表紙)聖グロリアーナ女学院 クルセイダーMk.Ⅲ(2輌目)

2024年07月16日 | ガールズ&パンツァー

  使用キット  タミヤ・イタレリNo.25 (商品コード37025)

  制作期間   2023年5月22日~5月26日、5月30日

  製作記事   その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 完成です!!

  総評・備考
 クルセーダーは、1940年にイギリスが開発した20トンクラスの巡航戦車で、のべ5,000輌以上が製造され、北アフリカ戦線で活躍した。ガルパンにおいては、砲塔を拡大して主砲を6ポンド砲に換装した最終形態のMk.Ⅲが登場し、聖グロリアーナ女学院チームの所属車輌として劇場版から最終章に至るまで数々の活躍をなしている。
 適応キットは古くはイタレリ(下のキット一覧の4)、最近ではボーダーモデルの製品(下のキット一覧の6)が知られ、イタレリの品をタミヤが「タミヤイタレリシリーズ」として販売する品(下のキット一覧の5)もある。ボーダーモデルの品はプラッツの公式キットにもなっており、3種類の公式キットが出ている(下のキット一覧の1から3)。したがって内容的にはイタレリ製品とボーダーモデル製品の2系統に分かれるが、製作の難易度は前者が低く後者が高い。初心者クラスにはイタレリ系統のタミヤ製品がおすすめである。ボーダーモデル系統は公式キットも含めて上級者向けとみておいたほうが良いだろう。
 今回の作例は、タミヤイタレリのキットを用いて、劇中車仕様における目立つポイントのみを合わせて再現製作した。メインは、砲塔天板前部のベンチレーターの位置の調整、砲塔右側面のライトの取り付け位置の調整、後部の左右のボックスのハッチの向きの統一、の三つであった。

  公式および適応キット一覧(2024年7月現在) 黄帯が今回の使用キット  


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(車輌目次表紙)聖グロリアーナ女学院 マチルダⅡ(劇場版・最終章)

2024年07月12日 | ガールズ&パンツァー

  使用キット  タミヤ ミリタリーミニチュアNo.300 (商品コード35300)

  制作期間   2020年12月5日~12月8日

  製作記事   関連記事

  総評・備考
 第二次大戦中のイギリス戦車の1/35スケールキットは、他国の戦車に比べて少ないとされるが、マチルダⅡも例外ではない。ガルパンにも登場して各試合で活躍するが、残念ながら公式キットは未だに出ていない。キットそのものがタミヤとICMからあわせて4種類しか出ておらず、入手が容易なのはタミヤの新キットのみとされる。
 ガルパンの劇中車はテレビ版仕様と劇場版以降の仕様とに分かれるため、どちらを作るかで適応キットも分かれる。今回は最終章仕様にて製作したが、劇場版仕様と共通であるので製作の段取りも同じであった。適応キットはタミヤの新キット(下のキット一覧の2)である。テレビ版仕様の適応キットはタミヤの旧キット(下のキット一覧の1)とされる。いずれも劇中車に仕上げるには多少の改造や追加工作を必要とするが、全体的には劇場版仕様のほうがキットとの相違点も少なくて作業量も少ない。劇中車が付ける牽引ホールドのパーツはいずれのキットにも入っていないため、他キットからの転用に頼らざるを得ない。初心者向けではないが、あえてチャレンジすることで得られる経験値は大きいだろう。 

  公式および適応キット一覧(2024年7月現在) 黄帯が今回の使用キット  


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(車輌目次表紙)聖グロリアーナ女学院 クルセイダーMk.Ⅲ

2024年07月08日 | ガールズ&パンツァー

  使用キット  ボーダーモデル (商品コードBT012)

  制作期間   2023年5月10日~5月19日、5月30日

  製作記事   その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9 その10 完成です!!

  総評・備考
 クルセーダーは、1940年にイギリスが開発した20トンクラスの巡航戦車で、のべ5,000輌以上が製造され、北アフリカ戦線で活躍した。ガルパンにおいては、砲塔を拡大して主砲を6ポンド砲に換装した最終形態のMk.Ⅲが登場し、聖グロリアーナ女学院チームの所属車輌として劇場版から最終章に至るまで数々の活躍をなしている。
 適応キットは古くはイタレリ(下のキット一覧の4)、最近ではボーダーモデルの製品(下のキット一覧の6)が知られ、イタレリの品をタミヤが「タミヤイタレリシリーズ」として販売する品(下のキット一覧の5)もある。ボーダーモデルの品はプラッツの公式キットにもなっており、3種類の公式キットが出ている(下のキット一覧の1から3)。したがって内容的にはイタレリ製品とボーダーモデル製品の2系統に分かれるが、製作の難易度は前者が低く後者が高い。初心者クラスにはイタレリ系統のタミヤ製品がおすすめである。ボーダーモデル系統は公式キットも含めて上級者向けとみておいたほうが良いだろう。
 今回の作例は、なるべく劇中車仕様に合わせて再現することを目指して、劇中車に最も仕様が近いボーダーモデルの品を使用して製作した。ただし履帯は連結式で組み立てが非常に難しいタイプであるので、タミヤイタレリのベルト式パーツに換えて作業量の軽減を図った。

  公式および適応キット一覧(2024年7月現在) 黄帯が今回の使用キット  


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(車輌目次表紙)ヴァイキング水産高校 M24チャーフィー軽戦車

2024年07月04日 | ガールズ&パンツァー

  使用キット  AFVクラブ (商品コードAF35054)

  制作期間   2022年12月9日~12月19日

  製作記事   その1 その2 その3 その4 その5 その6 完成です!!

  総評・備考
 M24チャーフィー軽戦車は、第二次大戦中にM3/M5軽戦車シリーズの更新用としてアメリカが開発、運用した軽戦車である。約4,700輌が生産され、アメリカ軍の他に戦後は西側諸国に広く供与されて長く使用され、日本の自衛隊で使われた。
 ガルパンでは劇場版の大学選抜チームの所属車、最終章のヴァイキング水産高校チームの所属車が知られており、今回の作例は後者を再現した。
 公式キットはまだ出ておらず、適応キットはイタレリ(下のキット一覧の1)、ブロンコモデル(下のキット一覧の2)、AFVモデル(下のキット一覧の4)の3系統が知られ、タミヤ(下のキット一覧の3)とプラッツ(下のキット一覧の5)の品はイタレリ製品を用いている。これらのうち模型店などで入手し易いのはイタレリ系統のタミヤキットであるが、劇中車に合わせるならば幾つかの改造や追加工作が必要となる。なお劇中車に近いのはAFVモデルのキットであり、改造や修正のいずれも最低限で済む。
 なお適応キットには米軍仕様と英軍仕様とがあるが、劇中車は米軍仕様なので、下のキット一覧には米軍仕様のキットのみを載せた。

  公式および適応キット一覧(2024年7月現在) 黄帯が今回の使用キット  


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最終章第4話の登場車輌の製作に関して

2024年02月07日 | ガールズ&パンツァー

 1月の模型サークルの定期会合は新年会をともないましたので、AFV部会のメンバーも大半が集まりました。ガルパン同好会の5人も揃いましたので、自然にその5人が同じテーブルについて食べ、飲み、ガルパンの話題で盛り上がりました。それで、隣のテーブルに居たサークル交流仲間のモケジョさんも3人が移動してきて、最近に作ったガルパンプラモデルの話をしました。

 その8人全員が、すでに最終章第4話の視聴を済ませていて、その新規登場の戦車をプラモデルで作ったか、または作っている最中てしたので、それに関しての情報交換がメインとなりました。最も早いペースで作っていたのがタダ氏で、第4話に登場した新たな車輛10種類をほぼ作り終えていました。

 その10種とは、継続高校チームの4種(T34/76の迷彩および単色、KV-1E、Ⅲ号突撃砲G型)、黒森峰女学園チームの4種(ティーガーⅠ、Ⅳ号戦車G型、Ⅲ号戦車J型エリカ車、Ⅱ号戦車F型)、戦車道連盟の2種(ベルゲティーガー、ウィーゼル)でした。タダ氏はこれらを、作り易いタミヤキット等を選んで昨年中に仕上げていました。

 タダ氏に次いで製作ペースが早かったのが私で、以前に嫁さんが買ってきてくれた上図の6個のキットも10月から作り始め、12月にはほぼ作り終えていました。現時点で作っていないのは、黒森峰女学園チームのⅢ号戦車J型エリカ車、戦車道連盟のベルゲティーガーの2輌です。

 それで、タダ氏と私が作った分について、どのキットをどのように仕上げたか、の報告を兼ねる形で話題が進みました。タダ氏と私は、最終章第4話の視聴後に新たな車輛に関して頻繁にメールでやり取りしていましたから、使用キットも製作の段取りも大部分は共通していました。異なっていたのは、継続高校チームのⅢ号突撃砲G型、黒森峰女学園チームのⅢ号戦車J型エリカ車、の2輌だけでした。

 この2輌に関しては、タダ氏は両方ともタミヤの製品、ミリタリーミニチュアのNo.215、No.310を使用したそうですが、私はグンゼ産業とライフィールドモデルの製品を使用するので、組み立ても追加工作も全て異なっていました。ライフィールドモデルの製品のほうはフルインテリアキットなので、まだ作っていません。

 あとの8種の車輛について、どのキットをどのように仕上げたか、の報告はほとんどタダ氏が披露していました。時々私に要点や詳細を確認してくるのみでした。その内容を大まかに記すと、次のようになります。

 継続高校チームの4種
  1 T34/76の迷彩  タミヤの製品でほぼストレート組み、迷彩はモデルグラフィックスの特集記事を参照
  2 T34/76の単色  タミヤの製品でほぼストレート組み、車体色はグレー風味のあるホワイト
  3 KV-1E  トランペッターの製品で組んでフェンダー端部などを劇中車に合わせて改造
  4 Ⅲ号突撃砲G型  タミヤの製品でほぼストレート組み、細部などを劇中車に合わせて改造(私のはグンゼ産業の製品でほぼストレート組み、細部などをタミヤのパーツで劇中車に合わせて改造)

 黒森峰女学園チームの4種
  1 ティーガーⅠ  タミヤの製品でほぼストレート組み、西住まほ車には無い左右のワイヤーを追加。
  2 Ⅳ号戦車G型  プラッツのあんこうチームF2型の公式キットをストレート組み 
  3 Ⅱ号戦車F型  アカデミーの製品をストレート組み
  4 Ⅲ号戦車J型エリカ車  タミヤの製品をストレート組み(私のはライフィールドモデルの製品でストレート組みの予定)

 戦車道連盟の2種
  1 ベルゲティーガー  ドラゴンの製品でほぼストレート組み、細部などを劇中車に合わせて改造(私のはライフィールドモデルの製品でほぼストレート組み、細部などをタミヤのパーツで劇中車に合わせて改造の予定)
  2 ウィーゼル  タコムの製品をほぼストレート組み、細部などを劇中車に合わせて改造

 全体的には、割と楽に作れるキットばかりでしたので、あまり時間もかからずに楽しめたと思います。大変だったのは、継続高校チームのKV-1E、戦車道連盟のウィーゼルの2輌でした。前者はフェンダー端部の改造、後者は足回りの組み立てが手間取りました。

 タダ氏の報告が終わった後は、第5話で新たな車輛が出るかどうか、の話題になりました。周知のように試合は大洗女子学園と聖グロリアーナ女学院の決勝戦しかありませんので、新車輛は聖グロリアーナ女学院チームのほうに出てくる可能性が高いだろう、となりました。
 大洗女子学園から出てくるのであれば、10番目のチームの車輛しかあり得ない、という話にもなりましたが、果たして出てくるのか、出たとしても1試合しか出ないので、可能性は低いだろう、との意見でだいたい一致しました。

 ですが、本当の結果は第5話を見ないと分かりませんね・・・。期待せずにゆるくまったりと待ちましょう。

 

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最終章の継続高校チームの15輌の陣容に関して

2024年01月28日 | ガールズ&パンツァー

 ガルパン最終章の無限軌道杯における継続高校チームの陣容に関しては、第3話の段階ではフラッグ車のBT-42の他は軽戦車のT-26のみが出ていました。さらにヨウコ車の内部の様子からⅢ号突撃砲G型であることが推測されました。それで、この3車種のみだろうと考えたファンが相当数おられたようです。

 私自身は、第3話の公開後に「継続高校チームの15輌の陣容は?」と題する記事を書きまして、他にも未登場の車輌があるかもしれない、と推測しました。

 将棋に例えると、数の多いT-26軽戦車は「歩」のような駒であり、フラッグ車のBT-42が「王将」にあたります。ヨウコの車輌は狙撃を担っているようなので「飛車」または「角」に当たるでしょうか、と述べました。そして、あと2、3輌ほどの「金銀桂香」に相当する車輌が居るとみて間違いないかと思います、と結んでいます。

 

 第4話では、やはり「金銀桂香」に相当する車輌が登場しました。3輌のT-34/76でした。個人的には「金銀」あたりに相当する駒だろうな、と感じています。
 この3輌のT-34/76が隊長車のBT-42に随伴して、澤梓率いる大洗女子学園チームの本隊を意識しての追撃および牽制にあたっていましたから「金銀」のような位置づけにあるのは間違いないでしょう。

 ですが、第3話の時点では、BT-42に随伴して序盤戦を展開していたのはT-26軽戦車ばかりでした。その時期に3輌のT-34/76はどうしていたのか、という疑問が浮かび上がります。15輌のうちの9輌を占めていたT-26軽戦車が、あんこうチームが撃破され脱落するまでに4、5輌ぐらいはやられていますが、その成り行きが継続高校の作戦行動に少なからぬ影響を及ぼしていなかっただろうか、と思います。

 第3話の序盤戦で、最初からT-34/76の1輌でもBT-42に随伴していれば、その後の展開は少しは違っていたんじゃないかな、と思います。装甲の薄いT-26軽戦車なら撃破されたけれど、装甲の厚いT-34/76ならば、相手の弾をはじいて反撃を行なえた可能性があります。そうでなくても、T-34/76が1輌でも現われていれば、大洗女子学園側のプレッシャーはより重くなっていた筈です。

 ですが、ミカ隊長の作戦の第一が、集落内に追い込んで雪だるまに隠したT-26軽戦車で奇襲する、というものでしたから、軽快なT-26軽戦車を勢子のように動かせば事足りえたのでしょう。少なくとも第3話の時点ではBT-42の周囲にはT-34/76は居ませんでしたから、このときはヨウコ車と同じように別行動をとっていたのでしょうか。

 

 そして上図のユリのKV-1Eについては、前の記事にて、「KV-1であるか、他の戦車であるかは、現段階では可能性の問題に尽きるでしょう。」と述べました。コミック版の「フェイズエリカ」の継続高校チームにはKV-1Eは無かったのですが、アニメ版に出てきたというのは、前隊長トウコとの作戦方針の違いによるもの、と解釈することも出来そうです。

 というのは、「フェイズエリカ」の隊長トウコの戦い方は、相手が黒森峰女学園だったというのもありましたが、中戦車クラスを主力に据えて基本的には防御戦の構えをとり、BT系列の快速車輛を別動隊となして二面作戦を謀るという形で、最終章のミカ隊長の方針がヨウコの狙撃を前提として構築されていたのとは異なっていたからです。

 そしてKV-1Eはチームにおける唯一の重戦車で、護りの要にありましたから、逆に言えば後の車輛は、ヨウコ車を含めて攻めの駒として使われたのでしょう。とにかく攻めて、撹乱し、隙を突き、相手を自分たちのペースに引きずり込もうと試みたミカ隊長らしい布石であった、と思います。

 ですが、ヨウコ車が撃破されて後、その護衛の任務から解かれて本隊に合流したKV-1Eの格闘のさまを見ていると、KV-1Eは最初から本隊に随伴させてミカ隊長車との連携をとって動いていたほうが、大洗側に与える打撃やプレッシャーがより大きかったのではないかな、と思います。ヨウコ車の護衛は、T-34/76でも成し得たのではないでしょうか。

 

 ヨウコ車は、チームでは唯一のⅢ号突撃砲G型でした。つまり、継続高校チーム15輌とは、BT-42、KV-1E、3輌のT-34/76、9輌のT-26軽戦車、そしてⅢ号突撃砲G型から成り立っているわけです。
 ですが、個人的には、Ⅲ号突撃砲G型はヨウコ車の他にもう1輌ぐらいは出てくるだろうと予想していました。

 なぜかというと、ヨウコはスナイパー担当なので、スナイパー以外の行動が出来ないだろう、それでもう1輌のⅢ号突撃砲G型が本来の待ち伏せ攻撃に使われて大洗側にある程度の損害を強いるだろう、と推測したからです。

 ですが、実際にはもう1輌のⅢ号突撃砲G型は居ませんでした。それどころか、ヨウコは狙撃は一流だが動きながらの射撃は超下手という衝撃的な事実が判明しました。これではⅢ号突撃砲G型の利点が活かせず、ある意味持ち腐れではないだろうか、狙撃なら他の車輛、例えばT-34/76でも出来たのではないか、とも考えてしまいます。

 このように、全体としてみますと、最終章の継続高校チームの15輌の陣容は、作戦目標に適した、攻守のバランスもとれた編成だったのだろうか、と思えてきます。
 むしろ「フェイズエリカ」の継続高校チームのほうが、中堅戦力が分厚くて攻守のバランスも良かったんじゃないか、だから黒森峰女学園の戦車部隊ですら苦戦させられたのだろう、と考えてしまいます。

 以上の事柄をまとめると、最終章の継続高校チームの15輌の陣容は、強そうに見えるけれども、ガルパンの既定路線である「大洗の勝利」を達成させるための、負けてもおかしくない編成内容であった、ということが言えそうです。サークル交流仲間のモケジョのミカさんの辛辣な言葉を借りれば、「あれじゃ絶対負けるよね」となるわけです。

 もう少し、なんとかならなかったのでしょうか。最終章の継続高校チームの15輌の車輛の組み合わせ次第では、もっと面白い、手に汗握る衝撃的かつ感動的な試合を演出出来ただろう、と思います。

 

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島田愛里寿が加わったけれど

2024年01月22日 | ガールズ&パンツァー

 ガルパン最終章第4話の初視聴後、共に観ていた嫁さんに感想を聞いたところ、「意外に弱くなってません?」とだけ言いました。ウンウン、と頷きかけて「え?」と首を傾げつつ、それはどういう意味かと問い返しました。すると嫁さんは笑いながら「どうせあと2、3回は視るんでしょう、よく見て考えて下さいね」と言いました。
 その会話を、初視聴後の記事でもそのまま書いています。当時の記事はこちら

 それで、2回ほど視聴を重ねて自分なりに考えた結果、これは聖グロリアーナ女学院チームのことなのかな、と察するに至りました。その数日後の夕食時に、それとなく話してみたら、「うん、そうですねぇ、そうですよ」と笑顔になりました。

「聖グロリアーナ女学院って、第3話までの戦いぶり見てたら、勝つべくして普通に勝ってるというか、いかにも強豪らしい貫禄ある戦い方してますでしょ。第4話も戦車の顔触れは変わっていないんで、強力にプレシャーをかけつつ堅実に攻めてくるというイメージも変わらないかと思ったんですけど、予想に反して、中戦車メインで軽戦車も加わってる黒森峰女学園チームとなんだか互角、ラストはガチンコで殴り合いになってましたね・・・」

「黒森峰女学園はそれまでの重戦車メインの陣容から、Ⅱ号戦車とⅢ号戦車がメインの軽快な陣容に変わりましたね。砲も小さいから火力は相当減りましたね。Ⅱ号戦車が2輌もいて、えー、あれで戦えんの?と。・・・重戦車で出てたのはティーガーⅠが1輌だけでしたよね。あれ、一回マチルダのフラッグ車を照準距離に捉えてましたでしょ、あれ当たってたら試合終了だったんですよね。たまたま横のマチルダに当たってたから良かったものの、あれ、ピンチだったんと違います?聖グロリアーナ女学院があんなにあっさりピンチになってたの初めて見た気がしますけど、あんなの見たら、勝敗は運の差でしかないな、って思っちゃいます・・・」

「終盤で島田愛里寿(上図)が出てきて最後のバトルで僅差で勝ちましたけど、島田愛里寿が居なかったら間違いなく負けてると思う。ていうかね、島田愛里寿のセンチュリオンすらも、劇場版の時のように圧倒的にバタバタ撃ち倒す感じでなくなってて、なんかちょっと黒森峰女学園の押しに引きずり込まれてて、ぶつかり合いの肉弾戦に持ち込まれてる気がしましたねえ・・」

「だいたいですね、黒森峰女学園は、きっきも言いましたけど、戦力的には以前よりも低下してるんですよね、ティーガーⅡとかヤークトティーガーとかエレファントとかマウス、ああいう重戦車がみんな無くなってて、軽戦車とか中戦車のⅡ号戦車とⅢ号戦車とⅣ号戦車に変わってますから、装甲は薄くなってるし火力も低下してますね。そういう黒森峰女学園に辛うじて勝つってのはね・・・、島田愛里寿が参戦しているのに僅差で勝つ、ってなってますからねえ、要するに聖グロリアーナ女学院が意外にも弱くなってるんじゃないか、って思ったんですよ」

 

「逆に言えば、逸見エリカ(上図)が隊長になってからの黒森峰女学園は西住まほが隊長だった時期とは違う戦い方、違う戦車の編成でやってるわけですよね。重戦車ばかりで編成して重装甲と強い火力で押してゆくんじゃなくて、軽快なⅡ号戦車とⅢ号戦車で動き回って敵の隙とか死角とかを狙ってついてゆく、って感じの戦法になってるなーと思いました。たまたま砂嵐が来たからこれも利用してるし、臨機応変に戦っていますね。戦車は弱くなったけれど、そのぶん動きが良くなって、メンバーもノンアルなんか飲んでたりして明るい雰囲気になってますね。ああいうチーム、スポーツとかでも割と強くなってゆくパターン、多いみたいですよね」

「西住まほ隊長だと、みんな目上のお偉いさんに緊張して従ってる雰囲気だったけれど、逸見エリカ隊長になってからは、ふつうに先輩後輩とか同級生とかの間柄になってて、仲間意識っていうのか、ファミリーっぽい感じが芽生えてる感じでしたよ。ああいうのが、割と試合でのチームワークもバッチリなんじゃないかな、って。戦車は弱くなったけれど、戦術とチームワークでカバーして頑張ってる感じ、てのがありますね。」

「戦力的には弱くなっている黒森峰女学園と、従来通りの戦車部隊に島田愛里寿のセンチュリオン加えて格段にパワーアップしてる聖グロリアーナ女学院とが戦ったら、普通は聖グロリアーナ女学院の圧勝になるんと違います?・・・でも2秒だっけ、僅差で辛うじて勝ってますんで、これ、全体としてみたら聖グロリアーナ女学院のほうが意外に弱くなっちゃってるぞ、とビックリしましたよね・・・」

 そうすると、第5話以降の決勝戦で大洗女子学園と対戦しても、以前のような強豪の聖グロリアーナ女学院ではなくなっている、ということかね、と聞いてみた。

「そこはガルパンですからねえ・・・、大洗が勝つのが既定路線なんと違います?・・・ですから、島田愛里寿が加わったけれどね、どうもねえ、以前のような聖グロリアーナ女学院じゃあ、なくなってるんじゃないか、と思いますねえ。あんまり強いと、大洗が勝てなくなりますしね・・・。大洗と聖グロが、というよりは西住みほと島田愛里寿の再対決の図を大きくもってくるんじゃないかなー、と予想してます」

 なるほど、見事な演説でした・・・。当方といたしましては、嫁さんの見解に賛成、ということにしておきます。下手に逆らうと地獄を見ますので・・・。

 

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最終章第4話はアンフェアの連続か

2024年01月18日 | ガールズ&パンツァー

 劇場版を見てガルパンファンになった、交流サークル仲間のモケジョさんの一人、ミカさんは、もともとは名前が同じミカ隊長のファンで、つまりは継続高校推しでした。

 それが今回の最終章第4話の視聴後に、「継続高校はアカンかもしれない、ミカはアカンかもしれませんねー」と言い出して私たちを驚かせました。同じく継続高校推しのイハラ氏が、動揺のあまり「なんで?なんでよ・・」を何度も繰り返したほどに、それは衝撃的な出来事でありました。

 その数日後のサークルの定期会合でも「アカンです」を連呼していたミカさんに、同じモケジョ仲間の嫁さんがその理由を詳しく教えてもらったようで、その日の夕食時に嫁さんがこう話しだしました。

「あのね、美佳ちゃんね、継続高校推し、やめたんやって。その理由とかって、想像がつきます?」
 舞茸と小海老と昆布の炊き込みご飯に青海苔をかけて食べつつ、大体は、と応じました。

「じゃあ、理由を・・・」
「雪崩のことかね」
「うん、それも言うとったです」
「え?それも、って、他にもあるのかね」
「うん」

 それから嫁さんが簡単に説明してくれた内容を要点にしぼってまとめると、次の3点になります。

1 意図的に雪崩を引き起こして相手チームを行動不能にさせようと図る。(サメさんチームが巻き込まれて動けなくなった)
2 その雪崩を誘発する砲撃を、既に撃破されて擱座している僚車(T-26か?)に指示してやらせている。
3 直滑降中にいつの間にかBT-42がソリを付けている。

 そしてミカさんの言い分は、次のようでした。

1については完全にアウト。自然に発生した雪崩なら仕方無いけれど、意図的に起こしているのが悪質。味方も巻き込まれる可能性があるのに、危険を顧みずに雪崩を引き起こすとは、頭大丈夫か。

2は、既に撃破されて擱座している僚車(T-26か?)にミカが指示して砲撃させているが、それはルールとして正しいのか、白旗が上がった後でも作戦に関連した砲撃が出来、かつそれが有効であるのはどういうことか。

3に関しては、たとえば、急斜面を降りる競争で皆が走っている場合、ひとりが途中からスケート履いて滑っていったら反則でしょう、反則じゃなかったら頭おかしい。第一、超スピードで降下してるのに、いつソリ着けたんだ。

 それぞれ、ごもっともな意見だな、と思いつつ聞いていましたが、嫁さんが「1は私もアウトだと思う。例えばですねぇ、スキー競技とかするときに、選手のひとりが意図的に雪崩起こしてたら、反則で退場で出場資格剝奪になるんと違います?」と付け加えてきました。なるほどな、と応ずる他はありませんでした。

 ですが、私自身は2に関しては疑問もありました。雪崩を誘う砲撃を行なったのはT-34で、撃破されてはいなかったように思ったので、それを言ったら、「違いますよ、砲塔も砲も小さかったから、美佳ちゃんの言うとおりT-26ですよ、雪原に傾いて埋もれてたじゃないですか・・・」と反論されました。
 それを押し返すだけの明確な記憶と自信はありませんでしたので、「そうだったっけか・・・」と返すにとどまりました。

 嫁さんはさらにこう言いました。

「第4話って、なんか反則みたいなのばっかり、って気がするんですよ。継続高校だけじゃなくって、聖グロリアーナ女学院だって、途中から島田愛里寿を入れてるでしょ、あれも反則じゃないかって思うんですよ」
「いや、あれは、以前から転校希望のストーリー入れててさ、西住みほともう一度対戦したいからって、やから、どこかに転校して試合に参加してくるぞ、というのは想定内やったんで・・・」
「それは分かってますけど、じゃ、転校するんなら、無限軌道杯の開始前にやったらどうなの、試合も第1試合から最初から出たらどうなの、ってことですよ。あれじゃ、途中からいきなり乱入してるも同然ですよ」
「いや、それは・・・」
「推しの黒森峰女学園も、途中から島田愛里寿が入ったから、勝てる試合を落としたじゃないですか、たった2秒の差で」
「・・・・・」

 しまいには沈黙さぜるを得なくなりました。ミカさんや嫁さんが言う通り、最終章第4話はアンフェアの連続だったのかなあ、と思ってしまいます。


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