気分はガルパン、、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

継続高校 KV-1 作ります!! その8

2025年03月04日 | ガルパン模型制作記

 ステップ18からは砲塔の組み立てに入ります。まずは砲塔の底部を組み立てます。

 

 ステップ18で組み立てる砲塔基部のパーツ類です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ19では砲塔の組み立てを続けます。劇中車のフィンランド軍仕様にするべく、3Dプリントパーツの増加装甲を追加します。

 

 ステップ19で組み立てる砲塔のパーツ類と3Dプリントパーツの増加装甲です。

 

 劇中車は、御覧のように砲塔の左右側面に増加装甲をボルト留めで追加しています。今回の3Dプリントパーツはその状態を再現出来ます。

 

 組み立てに先立ち、3Dプリントパーツのダボをはめ込む穴をピンバイスで開けておきます。上図の赤円4ヶ所にもとから穴が付いているので、タミヤのほうでもいずれ増加装甲付きのKV-1のキットを出す予定があるのでしょう。

 

 3Dプリントパーツの増加装甲を取り付けました。ピッタリと組み合わさって隙間もありませんでした。3Dプリントパーツの精度とはこれほどのものか、と感心しました。

 

 ステップ20では砲塔各所の部品を取り付けます。ガルパン仕様への追加工作も加わります。その追加工作の一つ目は、砲塔天面の前後4ヶ所に吊り上げ用のホールドを付ける事です。

 

 ステップ20で組み立てるパーツ類です。下に見える4個のU字形のパーツはジャンクからもってきたもので、これを砲塔天面の前後4ヶ所に吊り上げ用のホールドとして取り付けます。

 

 この4個のU字形のパーツは、以前にイタレリのキットでISU-152を製作した際に余った牽引ホールドのパーツを改造したものです。同じソ連軍車輌のパーツなので、違和感なく転用出来るわけです。

 

 劇中車のシーンにて、砲塔天面の前後4ヶ所の吊り上げ用のホールドの様子を確認しましょう。御覧のように前方の左右に赤円の2個、後方の左右に黄円の2個が見えます。公式設定資料のガルパンアハトゥンクでも上面図を参照してそれぞれのホールドの位置を確かめました。

 

 組み上がりました。砲塔天面の前後4ヶ所の吊り上げ用のホールドも取り付けました。

 

  前方の吊り上げ用ホールドの取り付け状況です。

 

 後方の吊り上げ用ホールドの取り付け状況です。これらの4個の吊り上げ用ホールドは、各メーカーのKV-1のキットのいずれにも入っておらず、実車の写真にも見られませんので、ガルパン劇中車独自の仕様なのかもしれません。  (続く)

 

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継続高校 KV-1 作ります!! その7

2025年03月03日 | ガルパン模型制作記

 ステップ16では、車体各所の部品を取り付けます。三ヶ所にあるハッチA13は全て閉状態にし、後ろの二ヶ所のA13に劇中車に合わせてハンドルと金具を追加します。増加装甲のQ12およびQ14は3Dプリントパーツに置き換えます。ワイヤー固定用ホールドが付いているほうが後ろになります。

 

 ステップ16で取り付ける各部品です。増加装甲のみ3Dプリントパーツに置き換えました。

 

 劇中車のシーンにて増加装甲の取り付け状況を確かめました。御覧のように砲塔まわりの跳弾板の下に繋がっている形ではめこまれています。

 

 3Dプリントパーツを仮組みして位置を確認し、ステップ15で保留にしていたクリーニングロッドの3Dプリントパーツも併せてセットしました。この時点で、仮組みのままだった砲塔まわりの跳弾板も接着固定しました。

 

 続いては、後部の二ヶ所のハッチをガルパン仕様にします。オリジナルのパーツは上図のように丸い円板のままで何も付いていません。

 

 ですが、劇中車のシーンを見ますと、後ろのハッチにのみ、ハンドルと金具が付いているのが分かります。

 

 別シーンでも、後ろのハッチのハンドルと金具が確認出来ます。

 

 そこで、劇中車の仕様にあわせてジャンクパーツで上図のように追加しました。

 

 背面部は、ガイドの指示通りに進めて組み立てました。

 

 ステップ17では、車体の左右にワイヤーをセットします。

 

 毎度おなじみの、ダイソーの飯田水引です。この100円の品が、ガルパン車輌のワイヤーに近似する外観と質感を示すうえ、曲げやすく扱い易いので、重宝しています。

 

 ガイドの指示通りにホールドやフック、金具類を組み立てました。

 

 ワイヤーに曲げを付けて、まず増加装甲のホールドに片方のフックをひっかけて仮留めし、前方で曲げをつけて前端のホールドにはめ込みました。30秒もかからない、楽な作業でした。

 

 反対側も同じように仕上げて、ステップ17の工程を終えました。  (続く)

 

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継続高校 KV-1 作ります!! その6

2025年02月27日 | ガルパン模型制作記

 ステップ14では雑具箱を組み立てます。ガイド指示では2個ですが、劇中車は右に2個、左に1個の計3個を装備しますので、3箱作ります。さらに劇中車は右にクリーニングロッドの収納筒を装備していますので、その3Dプリントパーツを追加します。

 

 ステップ14で組み立てる雑具箱のパーツです。右端は3Dプリントパーツのクリーニングロッド収納筒です。

 

 組み上がりました。

 

 改めて劇中車のシーンを見てみましょう。御覧のように、右フェンダー上には雑具箱が2個とクリーニングロッドの収納筒が見えます。

 

 そして左フェンダー上には雑具箱が1個のみです。これらをふまえて、次のステップへ進みます。

 

 ステップ15では雑具箱の取り付け、前照灯や前部機銃の取り付けを行ないます。B25の鋸は劇中車にありませんので不要です。前照灯のB11およびF2は、劇中車仕様の3Dプリントパーツの起倒式前照灯に差し替えます。

 

  ステップ15で組み付けるパーツ類です。これらのうち、3Dプリントパーツのクリーニングロッド収納筒だけは取り付けを次のステップに回します。

 

 雑具箱を左右のフェンダー上に配置しました。

 

 前部機銃と起倒式前照灯を取り付けました。3Dプリントパーツの起倒式前照灯は、劇中車にあわせて前に倒して収納状態とし、電線をブラストラクトの0.3ミリ棒で追加しました。

 

 ターレット部のA14の組み付け状況です。その周囲に劇中車仕様の跳弾板が3Dプリントパーツで仮組みしてあります。次のステップ16にて、その跳弾板の下の左右側面に増加装甲の3Dプリントパーツを仕込みます。  (続く)

 

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継続高校 KV-1 作ります!! その5

2025年02月26日 | ガルパン模型制作記

 ステップ12では左右のフェンダー等を取り付けます。今回はフェンダーは3Dプリントパーツに差し替えますので、ここで取り付けるパーツはB27のみとなります。

 

 左右のフェンダーの3Dプリントパーツです。これを取り付けるだけで劇中車と同じフィンランド軍仕様を再現出来ます。最初はプラ板での改造を予定していた部分でしたが、3Dプリントパーツのセットを教えて貰ったお蔭で、作業量が軽減出来ました。

 最近はこういった3Dプリントパーツが出回ってきていますから、それに応じてプラモデルの製作のありかたも変わってゆくようです。海外ではプラモデル自体が3Dプリントパーツのみで構成されるキットも珍しくなくなっているようですが、日本ではまだそのような潮流に達しているような兆候がないと聞きます。

 

 取り付けました。この3Dプリントパーツのセットは今回のタミヤ製品向けに販売されていますので、他のメーカーのキットには使えないらしいです。

 

 接着剤はプラモデル用のが使えませんから、瞬間接着剤での組み付けとなりますが、パーツの合いも良くてズレや歪みなどは一切みられませんでした。3Dプリントパーツというのはなかなかの精度だなあ、と驚きました。

 

 ステップ13でも左右フェンダーの組み付けを続けますが、すでに3Dプリントパーツで仕上がりましたので、A21、B33、B34は不要となります。また警笛のB29も劇中車にはありませんので不要です。B28も有るような無いような、よく分からない状態ですが、ここでは取り付けておきます。

 またQ13は、劇中車のよりも下端が短いので、同じ太さのプラ棒で延長します。これらの作業と併せて、ガイド指示にはない側面の増加装甲の3Dプリントパーツも組み付けます。

 

 ステップ13で取り付けるB28とQ13です。

 

 Q13は下端が短いので、御覧のように同じ太さのプラ棒で延長しました。

 

 側面の増加装甲の3Dプリントパーツを準備しました。左右のパーツ形状が非対称になっており、取り付け位置も対称ではありません。パーツの裏面に取り付け位置の数字「R1、R2、L1、L2」がモールドされていますので、それを確かめながら組み付けます。

 

 これらの増加装甲は、劇中車でも確認出来ます。赤枠内に見えます。

 

 貼り付けました。

 

 反対側も取り付けました。取り付け位置がそれぞれにあって、それに応じてダボとダボ穴を合わせますから、もし間違ったらきちんと嵌らないので、すぐに分かります。  (続く)

 

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継続高校 KV-1 作ります!! その4

2025年02月22日 | ガルパン模型制作記

 ステップ8では右側のサスペンションアームなどを取り付けます。ガイドの指示通りに進めます。

 

 組みつけ前のパーツ類です。

 

 組み上がりました。サスペンションアームは並びが一列に綺麗に並んでいるかを、定規を当ててチェックしました。

 

 ステップ9では、左側のサスペンションアームなどを取り付けます。ガイドの指示通りに進めます。

 

 右側と同じ要領で進めます。組み立てていて気付いたのですが、左右のサスペンションアームは対称ではなく、交互にズレていました。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ10では、ホイールなどを組み付けます。跳弾板のQ11は、3Dプリントパーツに差し替えます。

 

 組み付ける前のパーツ類です。劇中車と同じ全周形の跳弾板は3Dプリントパーツです。

 

 組み上がりました。3Dプリントパーツの跳弾板のみ、仮組みのままとしました。

 

 

 ステップ11では左右の履帯を組み立てます。履帯パーツのつなぎ方は左右で異なります。前述したように左右のサスペンションアームが交互に付くため、転輪の並び位置も左右で異なるからです。ガイドの指示通りに進めます。

 

 今回のキットの履帯は連結式ですが、御覧のように上下の直線部分がそれぞれワンパーツになっていますので、組み立て易くなっています。

 

 いつものように、塗装してから組み付けますので、上図のように4つに分割した形で組みました。

 

 左右とも仕上がりました。タミヤの連結式履帯パーツは、最近の製品ほど繋ぎやすくなっていると聞きますが、今回のキットではどうだろうか、と思い、仮組みもしてみました。ドラゴンやミニアートやホビーボスのよりは取り扱い易くなっているように感じました。  (続く)

 

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継続高校 KV-1 作ります!! その3

2025年02月21日 | ガルパン模型制作記

 ステップ5では、左側のパンプストッパーなどを取り付けます。B12は、足回りのパーツの交換にともなってKV-2のキットのG19と差し替えます。

 実は、今回のキットと足回りを交換すべく購入した同じタミヤのKV-2のキットをチェックしたところ、転輪や誘導輪だけでなく、起動輪および誘導輪の軸部のパーツも一緒に差し替える必要があることが分かりました。差し込みの穴とダボとが、KV-1とKV-2とでは逆に付いているのでした。両者は車体と足回りが同じに見えるため、パーツも共通の形になっているかのように思われますが、実際には異なっているのでした。

 足回りの交換、ということでまず仮組みした後、試しに誘導輪をはめてみようとしたがはまらなかったため、上述の相違点に気付いた次第です。接着後でなくて良かった、と胸をなでおろした事でした。

 さらに、A3を劇中車仕様の3Dプリントパーツに交換します。

 

 ステップ5で組み付けるパーツと3Dプリントパーツです。

 

 仮組みした状態です。3Dプリントパーツはピッタリとはまりましたが、プラモデル用接着剤ではつきませんので、瞬間接着剤で取り付けました。

 

 組みつけた3Dプリントパーツの通気グリルです。御覧のように前端のみが低くなっていますが、これは砲塔の旋回時に砲塔後端がぶつからないようにするための処置です。
 ですが、劇中車のそれは前端が低くなっていませんので、形状的には矛盾があります。

 

 劇中車のシーンを御覧下さい。通気グリルの上端が砲塔下端より高いうえ、砲塔を旋回させると通気グリルの前端にぶつかるような位置関係にあるように見えます。
 3Dグラフィック描画にたまに見られる矛盾の一種ですが、実際に砲塔を旋回させてみたところ、砲塔と通気グリル前端との間にはまだ隙間があって干渉はしないことが分かりました。ですが、3Dプリントパーツの通気グリルの形状はあえて修正せずにそのままでゆくことにしました。

 

 ステップ6では、右側のパンプストッパーなどを取り付けます。Q22およびQ23は3Dプリントパーツの全周形の跳弾板に差し替えますが、これは後のステップで取り付ける増加装甲パーツとの擦り合わせが必要なため、取り付けは後のステップに回します。B13は、足回りのパーツの交換にともなってKV-2のキットのG20と差し替えます。

 

 ステップ5で組み付けるパーツ類です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ7では車輪類を組み立てます。先述した通り、起動輪以外の全てをKV-2のパーツと交換します。ロードホイールはQ4およぴQ10、A23と、アイドラーホイールはQ8およびQ9と、リターンローラーはQ12およびO7と交換します。

 

 切り出して準備した車輪類のパーツです。起動輪以外は全てKV-2のパーツです。KV-1の車輪との相違点は、転輪の外縁部に仕切りが付かないことです。そして誘導輪は肉抜き穴の形状が異なります。起動輪だけはKV-1もKV-2も同じなので、そのままでもいいし、まとめて差し替えても良いです。

 

 劇中車のシーンでも、外縁部に仕切りが付かない転輪が使われているのが確認出来ます。全てがKV-2のタイプであるといっても過言ではありません。

 

 組み上がりました。交換したKV-1のパーツのほうは、タミヤのKV-2のキットに入れてそのまま保管し、いずれ何かの車輌の組み立てにて使用する予定です。  (続く)

 

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継続高校 KV-1 作ります!! その2

2025年02月17日 | ガルパン模型制作記

 ステップ2では車体上部を組み立てます。ガイド図の穴あけ指示のうち、3Dプリントパーツに差し替える箇所については、3Dプリントパーツを仮組みしながら確認し、該当の箇所だけの穴をあけます。

 

 ステップ2で組み立てる車体上部のパーツ類です。

 

 内側からピンバイスで穴を開けたのは、上図の赤円の4ヶ所と、ガイドに指示があった前端の1ヶ所でした。赤円の4ヶ所は、劇中車仕様の跳弾板の3Dプリントパーツを取り付ける位置です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ3では、車体上部を取り付けます。ガイドの指示通りに進めます。

 

 ステップ3で組み立てる車体のパーツ類です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ4ではフロントパネルを組みます。3Dプリントパーツへの対応改修がひとつ加わります。

 

 車体に組み付ける前のフロントパネルのパーツです。

 

 そのうちのC2の、上図赤枠内の両端のモールドを削り取ります。キットの組み立て指示にてここに左右フェンダーの前端が組み合わさりますが、今回の劇中車仕様の3Dプリントパーツの左右フェンダーは組み合わさらないので、この両端のモールドも不要になります。

 

 モールドを削り取りました。穴は後でパテで埋める予定です。

 

 続いて車体前端のE4の組み付け後に、次のステップ5で付けるB18を仮組みしてチェックしたところ、御覧のようにE4とB18の間に隙間が生じることが分かりました。この状態に違和感を覚えました。

 

 なぜならば、劇中車の該当箇所には隙間が無いからです。

 

 それで、プラ板をカットして差し込んで、隙間を埋めました。  (続く)

 

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継続高校 KV-1 作ります!! その1

2025年02月13日 | ガルパン模型制作記

 継続高校チームが重戦車KV-1を保有している事は、既に劇場版の時点で戦車道ニュースの記載に示されてプラウダ高校チームが異議申し立てを行った旨が綴られていましたが、最終章第4話にて上図の劇中車が初めて登場したことにより、その異議申し立てが通っていなかったことが分かりました。

 ですが、もとはプラウダ高校チームの所有車輌であったことは、試合中の被弾で増加装甲が剥がれてプラウダ高校の校章マークが露わになった時点で確定しました。その直後のカチューシャ、ノンナ、クラーラらの会話にて、KV-1が継続高校の所有に帰した経緯が明らかになっています。

 

 そのKV-1は、プラウダ高校チームが所有していた頃とは外見が異なっているようです。全体的にはフィンランド軍仕様に合わせてあります。砲塔左右側面のプラウダ高校の校章マークも増加装甲に覆われていますが、その増加装甲はKV-1Eのパーツの一部で、継続高校がKV-1Eタイプのフィンランド軍仕様に改造した経緯を伺わせます。

 それで、劇中車の基本形はKV-1Eエクラナミなのだろうと推測し、劇場での初視聴後に中古ショップにて、他の劇中車のキットと併せてトランペッターの適応キットを買っておきました。当時のポストはこちら

 ですが、2023年11月のサークルの売買譲渡会にてAFV部会の大先輩の一人Sさんに「どうしてもトラペのエクラナミを作りたいので欲しい」と頼まれて売却したため、継続高校KV-1の製作もいったん後送りとなりました。

 

 ですが、数日後にSさんより「トラペのキットを売ってくれたお礼に」と上図のタミヤ製品が送られてきました。2020年に発売された、タミヤのKV-1シリーズの最新のキットでした。

 これは良いものを下さったな、と思いましたが、その後にサークルのガルパン仲間のT氏より教えてもらった3Dプリントパーツセットが、このタミヤ製品向けのものであることが分かり、驚かされました。上図のキットが、継続高校KV-1の再現製作における最適のキットに昇格したのですから、トランペッターのエクラナミを売却した苦渋の決断が、思わぬ幸運を呼び寄せた形だなあ、と思いました。

 

 中身です。安心と安定のタミヤスタンダードです。一見して組み立て易そうだなと分かります。ですが、この時点ではこのキットのパーツのままでは、劇中車の足回りを作れない、という重大な事実に気付いていませんでした。

 

 右が組み立てガイド、左が概要説明書です。以前に制作したタミヤの旧キットには、概要説明書は入ってなかったので、このキットがリニューアル後の新製品であることが実感出来ました。ただし、履帯パーツは苦手な連結式のほうになっていました。売却したトランペッターのキットがベルト式であったことを思い出し、あっちのほうが良かったかも、と一瞬思いました。

 

 そして上図が、サークルのガルパン仲間のT氏より教えてもらった3Dプリントパーツセットです。通販サイトBOOTHにて「須田林戦車工廠」さんが販売している「KV-1Eフィンランド軍仕様コンバージョンキット」でした。当時はテスト販売版でしたが、2025年1月時点では正規版が入手可能でした。

 ちなみに正規版のほうは、2025年1月にモケジョのマユコさんが購入したものを見せて貰う機会がありましたが、T氏や私が購入したテスト販売版と中身は同じで、一部のパーツの修正差し替えがある程度でした。

 

 こちらは私がT氏と共に購入したテスト販売版の中身です。これを使えば労せずしてフィンランド軍仕様の劇中車を再現製作出来るというのですから、こういった3Dプリントパーツというのは今後はプラモデルの製作環境を大いに変えてゆく重要なアイテムとしてシェアを拡大していくのだろうな、と思いました。

 既に海外では、プラモデル自体が3Dプリントパーツで構成される製品を開発販売するメーカーが幾つか出ていると聞きます。多くは中国のメーカーであるようで、日本でも買える代表的な製品が「手工坊老姚(Fortune Meow's Studio)」などのシリーズなどです。そのシリーズでも、B1bis、M3中戦車リー、マチルダⅡ、T60軽戦車、T34中戦車、T26軽戦車、T-7戦闘車などの、ガルパン戦車にも作れる幾つかのキットが出ています。

 それらの多くはパーツ数が20個から30個程度になるらしく、組み立ても楽であると聞きます。それで、いずれ試しに1個買って、どんなものかを体験してみようかと思案しています。

 

 こうした3Dプリントパーツセットを使うのは、今回が初めてでした。素材は20種類以上もあるそうで、プラ材よりは硬質かつ繊細であると聞きます。素材によっては細部の表現も綺麗に出るため、エッチングパーツよりも精巧な出来になるそうです。
 例えば、戦車のハッチのハンドルとかは、従来は真鍮線などで再現していますが、そういう部分も細かく成形出来るのだ、と聞きます。既に海外メーカーの製品は技術的にも進んでいるそうで、躍進めざましい中国の新興メーカーを中心に数多くの3Dプリントパーツセットキットが出回っている、と聞かされました。

「いずれプラモは金型から3Dプリンターに変わっていって、もっと精密な3Dプリンタが開発されてさらに精巧なキットが出るようになるだろうから、俺たちもいっぺん使って勉強しとこうぜ」とのT氏の提案に、「なるほど、そうだな」と応じて手にとってみたものの、何をどう扱ってパーツとして使うのかが、最初は全く分かりませんでした。

 パーツの中にはミリ単位の細かいものや薄いものもあって、壊さないように恐る恐るピンセットでつまんだりして、とにかく緊張の連続でした。キットに添えられていた説明書「光硬化式3Dプリンタのプリント品の取り扱いについて」を何度も読み、未知の素材の概要や特徴や使い方を少しずつ覚えていきました。

 

 ガイドのほうにはパーツの内容と、そのサポート材の除去についての説明があり、それに従ってサポート材をニッパーやアートナイフで切り離していき、上図のように準備しました。

 同時に、通販サイトBOOTHの「須田林戦車工廠」さんの説明文も読み、これから作るKV-1を劇中車に合わせて作る際に、上部転輪や転輪や誘導輪などの足回りの殆どのパーツがKV-2のそれを転用する必要がある、と知りました。この時点で、今回のタミヤキットのパーツのままでは、劇中車の足回りを作れない、という重大な事実に気付いたのでした。

 それで、翌日の退勤後に京都ヨドバシへ立ち寄り、タミヤのKV-2(ミリタリーミニチュアシリーズNo.375)を買ってきて、その足回りの必要なパーツを転用する準備を整えました。

 

 ステップ1では車体下部を組み立てます。ガイドの指示通りに進めますが、これに「KV-1Eフィンランド軍仕様コンバージョンキット」の3Dプリントパーツを取り付けるためのダボ穴を開ける作業が追加されます。

 

 ステップ1で組み立てる車体下部のパーツです。

 

 組み上がりました。

 

 続けて、3Dプリントパーツを取り付けるためのダボ穴を左右側面に4ヶ所ずつ開けました。増加装甲の3Dプリントパーツを仮にあてて穴の位置を確認したうえで、裏側のダボ穴を目安にしてピンバイスで開口しました。  (続く)

 

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知波単学園 九七式中戦車(名倉車) 完成です!!

2025年02月03日 | ガルパン模型制作記

 組み立て完了から一か月ほど保管し、前に製作した久保田車と共に、まとめての塗装を行ないました。そのほうが塗料の節約にもなりますし、知波単学園チーム車輌でしか使わない塗料ばかりなので、出来れば使い切ってしまいたい、とも考えたたからでした。

 私の製作において、知波単学園チーム車輌は塗装カラーを統一しますので、茶色カラーはミスターカラースプレーの43番ウッドブラウンで吹き付け、迷彩のうちの緑色は525番、土地色は522番にて筆塗りしました。
 今回の名倉車は、迷彩パターンが独特といいますか、厳密に言えば分断色の黄帯が車体後部で分離する唯一の車輌です。それで劇中車のキャプチャー画を幾つか作っておき、ガルパンアハトゥンクの公式設定資料図と並べて参考にしました。

 

 まず転輪を三色に塗り分けました。周知のように、知波単学園チームの車輌は1台1台がそれぞれの迷彩パターンをもつので、転輪についても順番が異なります。ガルパンアハトゥンクの公式設定資料図などを何度も見て、間違えないように確認を重ねました。

 

 迷彩も、出来る限り劇中車に合わせました。迷彩のうちの緑色と土地色は筆塗りでしたので、一筆ごとにきちんと公式設定資料図などを参照して、あまり図柄が違わないように心掛けました。分断色の黄帯が通る位置をイメージしつつ、それとの絡みも想定しながら塗り分けました。

 

 分断色の黄帯を4番の黄色で塗りました。いつものように塗料の粘度を上げてから塗りました。

 

 黄帯を塗った後に、転輪を順番に間違えないように取り付けました。

 

 砲塔をいったんセットして、迷彩や黄帯のズレがないか確かめました。迷彩のほうで少しズレている箇所がありましたのでタッチアップで修正しました。

 

 名倉車の車外装備品は全て右側面にセットされています。ジャッキは55番のカーキで塗り、パールと鶴嘴とシャベルの木製部分は44番のタン、金属部分は28番の黒鉄色で塗りました。それから順番に指定位置に組み付けました。

 

 前照灯のレンズ部を8番の銀で塗りました。その後に、前照灯の前の五芒星を9番の金で塗りました。

 

 履帯を組み付けました。久保田車と同じく名倉車もドラゴンのキットなので、履帯の組み付けが楽でした。モールドの繋ぎ目の彫りが深くてダボ穴も大きいため、繋ぎやすく、接着しやすかったです。連結式履帯が苦手な私でも楽に出来ましたので、ドラゴン製品はなかなかのものだな、と感心しました。

 

 左右の履帯を取り付け終わりました。日本戦車特有の履帯の質感表現というのも、このドラゴンの品が最もよく具現しているように思います。

 

 背面のワイヤー、ワイヤー固定具のパーツを取り付けました。排気管およびワイヤーは28番の黒鉄色で塗り、停止灯および三色信号灯の右灯は47番のクリアーレッドで塗りました。三色信号灯の中央灯は525番の緑、左灯は49番のクリアーオレンジです。
 ワイヤー固定具は、劇中車においても、左右とも車体の迷彩色に合わせておらず、43番ウッドブラウンのままでした。

 

 校章マークは砲塔左右側面の後部に付きます。モデルカステンの「MGデカール ガールズ&パンツァー デカールVol.8」より適当なサイズのものを選んで貼りました。

 

 最後につや消しクリアを薄く吹き付けて仕上げました。今回のキットは、砲塔のみがファインモールドのパーツによっているため、リベットやモールドなどの感じがドラゴン製の車体のそれと異なるのがよく分かります。

 例えば、ファインモールドの砲塔のリベットやモールドが全体的に控えめであるので、ドラゴンの車体のリベットのほうがメリハリがあってクッキリと見える感じになっています。隅部のエッジに関しても、ファインモールド製の砲塔のそれはやわらかく優しい線ですが、ドラゴンの車体の線は明確に綺麗な線のラインをみせています。

 以前に久保田車の製作記事にて、ドラゴンのキットが「九七式中戦車の適応キットとしては、現時点で最上の製品ではないかと思います」と述べましたが、その一番の理由がこのモールドやエッジの明快さであります。
 特に日本軍戦車のような、手工業生産っぽい武骨かつ質素なスタイルのゆえにリベットも目立つ、エッジも輪郭線もハッキリした傾向のある車輛に関しては、モールドも線もエッジもシャープなドラゴン製品の質がマッチしている気がします。

 

 後ろから見ました。名倉車特有の、後部で分離して分かれる黄帯が印象的です。他にも似たデザインの車輌が無いか、とひととおり劇場版と最終章2、3話のDVDを見返しましたが、上図のように後ろで分離する黄帯を示すのは名倉車だけでした。

 

 斜め前から見ますと、全体的には玉田車や浜田車と迷彩パターンがよく似ています。玉田をリーダーとする新砲塔タイプ車輌の3輌で一小隊を構成していることによるのでしょうか。

 最終章では、名倉車はさらに斥候、偵察任務をこなして相手チームの動向を的確に西隊長に報告しています。偵察任務も任されているのであれば、その搭乗車であることが分かるように黄帯を分離させているのかもしれません。

 

 以上で、知波単学園チームの名倉節子の搭乗車、九七式中戦車チハ(新砲塔)が最終章仕様にて完成しました。製作期間は、2022年5月27日から6月2日まででした。組み立ては6月2日に完了し、一か月ほど保管したのち、7月11日から7月19日まで久保田車とともに塗装しました。

 迷彩塗装は、一色ずつ塗って乾燥させ、更に1日寝かせた後に次の色を重ねる、という方法でゆっくり進めましたので、塗装だけで9日を要しました。塗装後の組み立てには1日を要しました。
 数あるガルパン車輌のなかで、知波単学園チームの戦車は最も迷彩が複雑で塗り分けも車輪や装備品にも及ぶので、組み立てよりも塗装が大変です。逆に言えば、知波単学園チームの車輌の迷彩がこなせれば、他の車輌の塗装が楽に思えてくるでしょう。

 使用キットはドラゴンですが、ホビコレの限定品ですので入手は難しいかもしれません。ただ、最近の新製品でありますので、作り易さや扱いやすさに重点が置かれてパーツも適切な数におさえられ、組み立て易いキットになっています。履帯も部分連結式で、たるみを付けるための治具も付いていて、組み合わせ部の凹凸がしっかりしていて繋ぎやすい造りになっています。モールドもエッジもラインもしっかりしていて輪郭線が明確です。そのためか、日本軍戦車特有の質感や雰囲気もよく再現されています。

 総じて、九七式中戦車の適応キットとしては、現時点でドラゴンの品が最上ではないかと個人的には思います。が、ドラゴンの適応キットはいずれも生産数および流通量が少ないためか、模型店ではなかなか見かけず入手も困難なほうに属するようです。見つけたら買っておく、というのも手でしょう。

 

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知波単学園 九七式中戦車(久保田車) 完成です!!

2025年02月01日 | ガルパン模型制作記

 組み立て完了から一か月ほど保管し、次に製作した名倉車の組み立て完了を待って、2輌をまとめて塗装しました。私の製作において知波単学園チーム車輌は塗装カラーを統一しますので、茶色カラーはミスターカラースプレーの43番ウッドブラウンで吹き付け、迷彩のうちの緑色は525番、522番は土地色にて筆塗りしました。迷彩パターンは劇中車およびガルパンアハトゥンクの公式設定資料図を参考にしました。

 

 続いて主砲の砲身部分と基部を55番のカーキで塗りました。

 

 この3色迷彩の状態で一日置いて乾燥させました。

 

 分断色の黄帯を4番の黄色で塗りました。塗料の粘度を上げてから塗りましたので、一回で上図のように仕上がりました。久保田車の黄帯は僚車のよりもやや太いので、それに合わせました。

 

 車輪類を取り付けました。順番を間違えないように気をつけました。車体の迷彩と転輪の色分けは必ずしも繋がっていませんが、とにかく劇中車に合わせておきました。

 

 車外装備品のうち、左側面にセットされる鶴嘴とシャベルを取り付けました。木製部分は44番のタン、金属部分は28番の黒鉄色で塗りました。

 

 右側面にはジャッキとパールを取り付けました。ジャッキは55番のカーキで塗りました。パールは28番の黒鉄色で塗りました。

 

 28番の黒鉄色で塗装した履帯を装着しました。今回のドラゴンキットの履帯パーツは部分連結式で、曲げを付ける治具も付いていて組み易かったのですが、連結部のモールドとダボ穴がしっかりしているために塗装後の取り付けも驚くほどスムーズでした。

 

 背面のワイヤー、ワイヤー固定具のパーツを取り付けました。ワイヤーは28番の黒鉄色で塗り、三色信号灯の右灯は47番のクリアーレッドで塗りました。三色信号灯の中央灯は525番の緑、左灯は49番のクリアーオレンジです。停止灯はワイヤーに隠れてしまっていますが、47番のクリアーレッドで塗りました。

 

 車体に砲塔をセットして、迷彩模様の繋がりをチェックし、ずれたりしている箇所はタッチアップして修正しました。

 

 今回の久保田車は迷彩パターンが西絹代車に似ていますが、分断色の黄帯は曲がりくねっていなくてストレートに近いため、塗り易かったです。

 

 校章マークは砲塔の左右側面にあります。モデルカステンの「MGデカール ガールズ&パンツァー デカールVol.8」に知波単学園チームの校章マークが豊富にありますので、サイズを測って適当なのを選んで貼りました。

 

 最後につや消しクリアを薄く吹き付けて仕上げました。

 

 なかなか良い雰囲気です。車体各所の有頭鋲がそれらしい感じで日本戦車らしさを醸し出しています。履帯のたるみ具合もリアルです。

 

 九七式中戦車の適応キットはタミヤ、ファインモールド、ドラゴンの3種類が知られるので、作り比べてみようと旧砲塔タイプと新砲塔タイプとを3輌ずつ、3社の製品で順に製作しましたが、今回のドラゴンの製品が全体的に日本軍戦車らしさをよく表現しているように思いました。

 個人的な感想を述べますと、タミヤはさすがに昔の製品なので細部に甘い所があり、ファインモールドは細部に拘るあまりに全体的にモールドが繊細に傾いて全体に華奢な感じがあります。今回のドラゴンの製品が細部表現、モールド、雰囲気において最も実車に近い雰囲気をまとっているように感じます。3社の製品の中では一番新しいキットであり、最新の考証なども盛り込まれているからでしょう。

 

 以上で、知波単学園チームの久保田りんの搭乗車、九七式中戦車チハ(旧砲塔)が最終章仕様にて完成しました。製作期間は、2022年5月17日から20日まででした。組み立ては5月20日に完了し、次に製作した名倉車の組み立て完了まで保管して、7月11日から7月19日まで名倉車とともに塗装しました。

 迷彩塗装は、一色ずつ塗って乾燥させ、更に1日寝かせた後に次の色を重ねる、という方法でゆっくり進めましたので、塗装だけで9日を要しました。塗装後の組み立てには1日を要しました。
 数あるガルパン車輌のなかで、知波単学園チームの戦車は最も迷彩が複雑で塗り分けも車輪や装備品にも及ぶので、組み立てよりも塗装が大変です。逆に言えば、知波単学園チームの車輌の迷彩がこなせれば、他の車輌の塗装が楽に思えてくるでしょう。

 使用キットはドラゴンですが、最近の新製品であり、作り易さや扱いやすさに重点が置かれてパーツも適切な数におさえられ、組み立て易いキットになっています。履帯も部分連結式で、たるみを付けるための治具も付いていて、組み合わせ部の凹凸がしっかりしていて繋ぎやすい造りになっています。

 総じて、九七式中戦車の適応キットとしては、現時点で最上の製品ではないかと思います。が、生産数および流通量が少ないためか、模型店ではなかなか見かけず入手も困難なほうに属するようで、それのみが残念な点です。

 

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プラウダ高校 BTR-70 完成です!!

2025年01月31日 | ガルパン模型制作記

 ラストのステップ16です。銃塔を組み立てて車体にセットします。

 

 銃塔は外側のみ組み立てました。車体内部のインテリアパーツは全て省いていますので、銃塔内部のパーツも不要でした。

 

 車体にセットしました。

 

 塗装前の組み立てが完了しました。大きな車体ですが、形状がシンプルです。いかにも装甲車らしい外観です。

 

 塗装を行いました。今回のキットについている塗装見本図には通常のグリーン系、冬季カラーのホワイト系の2色が示され、前者はロシアングリーンとなっています。

 ですが、劇中車のカラーはもう少し青味がかかった鮮やかなグリーンで、これはプラウダ高校チームの車輌全般に共通します。旧日本海軍の艦上機のカラーに近い色です。近似のカラーは、手元にあるなかではミスターカラーの16番の濃緑色でしたので、これを吹き付け塗装しました。

 

 ゴムパーツのタイヤをはめ込みました。色もそのままですから塗装は必要ありませんでした。

 

 車輪は8つですので、タイヤも8本つけました。

 

 銃塔の機関砲2丁、すなわちKPVT 14.5mm重機関銃、およびPKT 7.62mm機関銃の銃身を28番の黒鉄色で塗りました。

 

 前照灯の内部をポスカの銀で塗り、レンズのパーツをウェーブのアイズのパーツに置き換えました。

 

 最後につや消しクリアを薄く吹き付けて仕上げました。個人的には初めての戦後の装甲車のキットでしたが、大きな車体の割には形状がシンプルでパーツ数も多くはなかったため、思ったよりも楽に作れました。

 

 劇中車は、ワンシーンのみで車体の右側面の一部しか出ていませんので、校章マークがあるかは不明ですが、他のチームでも移動および観戦用の車輌には校章マークが付いていないことが多いので、今回も校章マークは貼らないでおきました。

 

 以上で、プラウダ高校チームのBTR-70が完成しました。製作日数は、2023年8月9日から8月16日までの8日間で、組み立てに6日、塗装および塗装後の組み立てに1日かかりました。

 今回はトランペッターのインテリア付きキットを使用しましたが、インテリアは操縦席と兵員室のみで、エンジンおよび駆動系のパーツが省略されているため、インテリア部分の製作は不要として外観のみを製作しました。キットは前期型仕様ですが、エッチングパーツの大半は後期型仕様になっているので、後期型仕様に寄せることも可能であるようです。が、今回は細部にこだわりませんので、エッチングパーツも全て不要とし、作業量を大幅に軽減しました。足回りのパーツの複雑さには少々手こずりましたが、それでも全体的には割合に楽な製作となったと思います。

 

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プラウダ高校 BTR-70 作ります!! その4

2025年01月30日 | ガルパン模型制作記

 ステップ11では上下の車体を貼り合わせて、背面部を組み付けます。

 

 組み立てるパーツ類です。

 

 組み上がりました。

 

 足回りはこの段階で組み上がりましたが、車軸がずれていないかの確認は時々行いました。定規をあてて一直線になるかをチェックしました。

 

 ステップ12では前面部の小部品などを組み付けます。ステップ13では車輪を組み立てます。

 

 ステップ12で組み立てる前面のガードのパーツです。展開状態と収納状態とを選べます。ここでは収納状態にします。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ13で組み立てる車輪のパーツです。タイヤはゴムパーツなので、塗装後にそのままはめ込むだけで仕上がります。

 

 タイヤは塗装作業が終わるまで保管しておきます。

 

 ステップ14では車輪を取り付けますが、私の製作では塗装後に組み付けます。よってステップ14はスルーしてステップ15からの銃塔の組み立てに進みます。銃塔のインテリア部分は全て省きます。

 

 なので、ステップ15では上図の銃塔外観のパーツ類を準備するだけで済みました。  (続く)

 

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プラウダ高校 BTR-70 作ります!! その3

2025年01月26日 | ガルパン模型制作記

 ステップ8では上部車体の内外の各部品を取り付けます。私の製作ではインテリア関連は全て省きますので、外側の最低限のパーツのみを組み付けます。

 

 ステップ8の第一段階では側面のJ1とJ22だけを取り付けます。

 

 組みつけました。

 

 第二段階では上図のパーツ類を取り付けます。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ9ではハッチ類や排気管、装備品などを取り付けます。ここでは装備品は不要ですので、シャベルのH54は付けません。

 

 ステップ9の第一段階で取り付けるパーツ類です。シャベルのH54も見えますが、ジャンクパーツ保管箱行きとなりました。

 

 組みつけました。

 

 第二段階では上図のパーツ類を取り付けます。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ10では細かい部品、小さなパーツ類を取り付けます。エッチングパーツも含まれますが、全て省きます。

 

 小さなパーツばかりでした。紛失しないように気を付けました。

 

 組み上げて次へ進みました。

 

 ガソリン缶は最初は不要としましたが、何も装備していないのも寂しいし、チームの移動用車輛なのであれば燃料はどうしても必要であり、ガソリン缶ぐらいは携行していてもおかしくないだろう、と思いましたので、取り付けることにしました。

 

 組み上がりました。

 

 ガソリン缶の取り付け状況です。

 

 組みつけに苦労して手間取った、前照灯のライトガードです。  (続く)

 

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プラウダ高校 BTR-70 作ります!! その2

2025年01月22日 | ガルパン模型制作記

 ステップ3も足回りの組み立てが続きます。今回のキットの組み立て工程は足回りがメインなので、ステップ5までその組み立て作業を続けます。足回りが組み上がると、だいたい完成に近づきます。

 

 ステップ3も二段階に分かれます。まずは上図のパーツを組み付けます。

 

 組み上がりました。

 

 次の段階で取り付けるパーツ類です。

 

 組みつけました。

 

 近くで見ますとこんな感じです。タミヤだと一体成型のパーツにしそうな部分ですが、トランペッターはとにかく分割して細かく分けるのが好きなようで、パーツ数も無駄に多くて作業量も半端ないです。

 

 ステップ4でも作業を続けます。

 

 なんでこんなに細かいんだ、と思い始めつつも、作業を進めました。

 

 組みつけました。

 

 次の段階でも、何の部品なのかよく分からないパーツを付けていきます。ロッドかな・・・。

 

 組み上がりました。精密感マシマシでした。実際の部品構成と同じパーツ割になっているのでしょう。

 

 ステップ5です。ひたすら作業を続けます。根気が試されます。もはや修業といっていいかもしれません。

 

 最初の段階で何かのパーツを組み付けます。

 

 組み上がった状態です。サスペンションの支持アームでしょうか。

 

 次の段階で取り付けるパーツ類です。車輪を取り付ける軸部のパーツのようです。後のステップでこれに車輪を付けることを確かめ、その取り付けは慎重に進めて軸線が水平になるようにしなければ、と考えました。

 

 それで、組み上げた後に定規をあてて、片側の4軸の中心が水平に一直線に並んでいるかをチェックしました。これまで色んなパーツを組み付けていますから、どこかでズレたり歪んだりするのが普通で、ここでも定規で測った中心線が一致しませんでした。

 幸い、まだステップ3から取り付けたパーツ類の接着剤が乾いていませんでしたから、あちこちを指で押し、引いたりして組み合わせを調整し、車軸の並びを一直線に整えることが出来ました。  (続く)

 

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プラウダ高校 BTR-70 作ります!! その1

2025年01月18日 | ガルパン模型制作記

 2023年夏、まだ作っていないガルパン車輌を連続して製作していた時期、プラウダ高校チームの車輌としては21輌目にあたるBTR-70を作りました。最終章第1話にてカチューシャ以下が試合観戦時に使用していた、ソ連の八輪装甲兵員輸送車です。

 劇中では上掲のワンシーンのみで、車体の前部上半分および銃塔しか見えませんが、それでも車体側面部の形状やガンポートの並びなどからBTR-70であることが分かっていました。ガルパンでは数少ない戦後の軍用車両で、実車は1976年から1980年にかけて生産され、アフガニスタン紛争やチェチェン紛争などに投入、いまもロシアや旧共産圏の諸国にて現役で運用されています。

 このBTR-70は、乗員3名と歩兵7名の計10名を定員としますが、ガルパンのプラウダ高校チームではそれ以上の人数を乗せたりしているようで、上図の劇中シーンにも11名がうつっています。実際の歩兵7名は銃や弾薬や諸装備を擁していますが、ガルパンでは歩兵は無くて軽装の女子高生たちですから、そのぶん多く人数を乗せられるのでしょう。

 

 BTR-70の適応キットは上図のトランペッター製品のほか、レベルやズベズダから出ています。前期型と後期型とがありますが、外見上はほぼ変わりませんので、どのキットを使っても劇中車を再現出来ると思います。
 今回使用した上図のトランペッター製品は前期型で、京都伏見のBOOKOFF SUPER BAZAAR1号店にて2500円で購入しました。

 

 中身です。トランペッター製品の常で、パーツ割もわりと細かいです。

 

 左が組み立てガイド、右が塗装見本図です。今回の製作は、劇中車が車体の一部しか出ていないことをふまえて、細部の作りこみや多数のエッチングパーツの使用を避け、作業量もなるべく減らした簡易工程で進めることにしました。第4話の上映開始までにとにかく出来るだけ作る、と意気込んで同時期に各チームの車輌を色々と併行の形で作っていたため、このBTR-70だけに作業カロリーを集中的に費やすわけにはいかなかったからでした。

 それで、基本的にはプラパーツのみで組み立てと決め、インテリア部分は全部省き、塗装もプラウダグリーンの1色にまとめることにしました。

 

 ステップ1は、車体の組み立てから始まりました。組み立てといっても各所に小部品を取り付けるだけでした。戦後の装甲兵員輸送車というのは、いまでもそうですが、各国の車輌がいずれも似たようなシンプルなデザインになっています。装甲車の一種ですから、戦車のようにあちこち出っ張ってはおらず、車体も上下の2パーツを貼り合わせれば仕上がってしまいます。

 個人的には初めて作る戦後の装甲兵員輸送車のキットでしたが、これは簡単そうだな、と最初は思ったのでした。

 

 上下の車体パーツです。

 

 最初に上図の削り取り指示がある二ヶ所の十字形のモールドを削りました。他にも削り取り指示や穴あけ指示がありましたが殆どは後期型の仕様なのでスルーし、取り付け指示のパーツは全てエッチングパーツであるため、これも全て不要としました。

 

 削った後の状態です。

 

 ステップ2です。プラパーツでの組み立てはここからスタートします。足回りが中心となります。

 

 最初の段階で取り付けるパーツ類です。側面のハッチやフレームなどでした。

 

 組み上がりました。

 

 次の段階で取り付けるパーツ類です。足回りの軸部でしょうか。

 

 組み上がりました。この時点で、どうやら足回りの構造が複雑そうだな、と気付きました。この種の足回りはたいていアームやロッドを複雑に組み合わせたトラス構造になることが多いからです。

 組み立て前に「これは簡単そうだな」と思っていたのですが、次第に「もしかしてこれは難しいほうのキットなのか?」という不安に変わり始めたのでした。  (続く)  

 

コメント (2)
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