気分はガルパン、、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

黒森峰女学園 マウス 作ります!! その8

2025年04月07日 | ガルパン模型制作記

 ステップ9に進みました。上図は車体の左右に取り付ける側面スカートのパーツですが、これにガルパン仕様への追加工作を施します。

 

 側面後方の二ヶ所に、御覧のような、車軸の固定用とみられるリベットの穴が円環状にモールドされています。これも沈頭鋲のタイプに表されています。

 

 ところが劇中車のリベットは、御覧のように有頭鋲のタイプです。これに合わせて改造します。

 

 前のステップにて砲塔天面用とともに作っておいた0.8ミリ径のリベットを穴のモールドに合わせて貼り付けました。左右とも同じ工作を行いました。

 

 さらにスカートの下端、転輪の位置の外側にもリベットが2個ずつ並べて打ってあります。上図に赤枠内で示しましたが、ちょっと分かりにくいというか、ほとんど見えませんので、気付かない方が大半だろうと思います。

 

 そこで画像の解像度を調整して、リベットのラインが浮き上がるようにしてみました。転輪のセットごとに2個ずつ並んでいるのが分かるでしょうか。その位置は転輪の支持フレームを内側に組み付ける場所にあたりますので、おそらくは転輪支持フレームの固定用リベットなのだろうと思います。

 転輪は片側に6セットが並びますので、リベットは片側で計12個が必要となります。

 

 左右の側面スカートの下端にリベットの位置をトレースしました。内側に転輪支持フレームを組み付けるダボ溝がありますので、その位置をなぞりました。

 

 再び0.8ミリのポンチでプラ板を打ち抜いてリベットを量産しました。さきに150個を作りましたが、うち30個ほどは不良品で、20個ほどをピンセットでつまんだ瞬間に飛ばしてしまいましたので、50個ほど追加しました。

 

 側面スカートの下端にリベットを貼り付けてゆきました。

 

 これで側面スカートE1およびE2におけるガルパン仕様への追加工作が完了しました。

 これらの追加リベットは、クビンカ博物館の現存実車には見えず、戦時中の実車の写真などを色々調べても全然分かりませんので、ガルパン独自の仕様なのかもしれません。  (続く)

 

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黒森峰女学園 マウス 作ります!! その7

2025年04月06日 | ガルパン模型制作記

 ステップ8では砲塔の組み立ての続きを行ないます。ガルパン仕様への追加工作があります。ステップ9では車体と砲塔を組み合わせて左右側面のスカートも取り付けます。左右側面のスカートにおいてガルパン仕様への追加工作が加わります。

 

 ステップ7からの続きの作業の様子です。砲塔の底板や天面のハッチ類などを組み立てます。

 

 組み上がりました。

 

 ガイドの指示通りに作ると上図の仕上がりになりますが、劇中車には、今回のキットにはない独自の特徴が幾つか認められます。

 

 御覧のように、天面の各所にリベットが打たれてあり、ハッチの周囲に集中しています。とくに左側ハッチの周囲には、上図の大きな黄円内に示すように楕円形に配置されているのが分かります。また、天面の四隅にはピルツとみられる円環が配置されています。

 

 そして後方のピルツとみられる円環の隣の内側にほぼ同サイズの円板があります。パッチなのか溶接跡なのかは分かりませんが、今回のキットではモールドされていません。

 

 リベットについては、上図に示すようにマウス車長の飛騨エマが上半身を出しているハッチの周辺に見えますが、全て頭が突き出た有頭鋲のタイプであると分かります。今回のキットではリベットは沈頭鋲タイプでモールドされているため、砲塔天面だけでなく車体各所のリベット全てに改造が必要となります。

 ところで、上図の飛騨エマ、名前が公表される前までは「マウ子」と呼ばれていました。名前の「エマ」は苗字の「飛騨」に関連するもので、中世戦国期に飛騨国(現在の岐阜県飛騨地方)の北部に勢力を張った在地土豪の江馬氏が元ネタでしょう。彼女も、岐阜県出身であるのかもしれません。

 

 さて、改造作業にとりかかりました。不要の溶接痕のモールドなどを削り取ってパテで傷を埋めて均しました。

 

 プラ板を0.8ミリのポンチで打ち抜いて、多数のリベットを作りました。砲塔だけでなく車体の分も作りましたので、150個ほど揃えました。上図の上にはピルツに使うプラ棒のカット材や、3ミリのポンチで打ち抜いた2枚の円板も見えます。

 

 劇中車に合わせてリベットやピルツ円環を配置してゆきました。

 

 飛騨エマが上半身を出していたハッチの周囲の楕円形のリベットも貼り付けました。内部に何らかの構造物があって、それらを外からリベットで固定しているのでしょうか。

 

 砲塔天面後端のピルツ円環と円板も再現しました。次のステップ9の工程は次回で紹介します。  (続く)

 

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黒森峰女学園 マウス 作ります!! その6

2025年03月30日 | ガルパン模型制作記

 ステップ6に進みました。主砲の55口径128ミリKwK44戦車砲、副砲の36.5口径75ミリKwK44戦車砲を組み立てます。ここでは副砲と防盾においてガルパン仕様への追加工作が加わります。

 

 まず、主砲と副砲をガイド図の指示通りに組みました。

 

 副砲のほうは、御覧のような形状です。砲身に何かを巻き付けたような形です。

 

 劇中車の副砲は、御覧のように何も付いていないストレートな砲身です。

 

 そこで、上図のように不要部分を削り取って仕上げました。

 

 続いて防盾のF4の形状を、出来るだけ劇中車に近づけます。パーツの形状と肉厚の関係で、完全な再現は難しいため、可能な範囲で改造を行ないます。

 上図は、オリジナルの状態のF4です。両サイドが斜めに造形されるほか、各所のボルトや副砲基部が短く表されます。劇中車にあわせて各所のボルトや副砲基部を長くするならば、全てカットして全部作り直す必要があり、作業量が膨大に膨れ上がりますので、そこまでは踏み込まないことにしました。
 それで、今回の改造箇所は、防盾の両サイドの形状の修正にとどめることにしました。

 

 改めて劇中車の防盾部分を見てみましょう。キットのパーツに比べると正方形に近い形状になっているのが分かるでしょうか。

 

 つまり、キットの防盾のパーツは両サイドが斜めに切られますが、劇中車のは上図のように垂直に切れており、正面からみると防盾の底面がほぼ正方形のラインにまとまります。これに合わせて、斜めに切られている部分を垂直に戻すべく、足りない部分を盛り付けで補完します。

 

 御覧のようにパテで両サイドに盛り付けを行ないました。

 

 パテが乾いた後に、両サイドを垂直に削り、ヤスって均しました。

 

 正面から見た仕上がり状況です。こんなもんでしょうか。

 

 あと、副砲の基部の延長も試みようかと考えましたが、プラ棒などが払底して手元に無かったため、いったん見送りました。後で改造したくなったときに作り直せるように、副砲は仮組みのままにしておくことにしました。

 

 それで、副砲は仮組みとしました。主砲のほうも厳密には基部の形状が異なるので、出来れば修正したいところです。それで主砲もいったん仮組みとして、上図のように仕上げました。

 

 ステップ7に進みました。ここはガイド図の指示通りに進めますが、ガイド図にて逸見エリカが「F2、F9のパーツはF11に接着しないように」と注意喚起をしています。これは誤りで、「F9のパーツはF11に接着しないように」というのが正しいと思います。

 

 組み上がりました。  (続く)

 

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黒森峰女学園 マウス 作ります!! その5

2025年03月29日 | ガルパン模型制作記

 ステップ4の履帯の組み立てに進みました。劇中車の足回りは上部が車体のスカートに隠れており、履帯も下の半分以下しか見えませんので、スカートに隠れる上半分は省いても良さそうに思いました。どうしようかと迷いましたが、とりあえず履帯を全部組むか、見えない部分を省くかの選択は後でまた考えることにしました。

 

 今回の履帯パーツは、さすがに超重戦車のそれだけあって、今まで作った中では最大のサイズを示し、その割には組み付けがさほどに楽ではありませんでした。車輪に巻きつけると外れたりするので、接触面が少なくなりそうな箇所には流し込み接着剤も重ねて、接着を強化するしかありませんでした。

 

 とりあえず、最低限必要な範囲、つまり外から見える範囲の履帯を上図のように左右とも組みました。今回の車輌は転輪などを塗装して、履帯も組み付けてからでないと車体側面のスカートが取り付けられない構造になっていますので、足回りの最終的な組み立ては、塗装後の車体側面スカートの取り付けとあわせて行うことになりそうです。

 

 ステップ5では車体背面部および予備燃料タンクとみられる部分等を組み立てます。キットのパーツのままですと劇中車の該当部分とは色々と形状が異なりますので、ここでもガルパン仕様への追加工作が幾つか必要となります。

 ステップ6では主砲および副砲、防盾部分を組み立てます。これもガルパン仕様への追加工作が必要です。ステップ7では砲塔内部の砲基部を組み付けます。これはガイドの指示通りに進めます。

 

 ステップ5で組み立てる、車体背後の予備燃料タンクとみられる部分などのパーツ類です。いったんガイド図に沿って組み上げてから、ガルパン仕様への追加工作を行うことにしました。

 

 組み上がりました。ここからガルパン仕様への追加工作に移ります。下部車体にて二ヶ所、予備燃料タンクとみられる部分にて三ヶ所ほどの追加工作がありますので、順に紹介してゆきます。

 

 まず下部車体の二ヶ所から始めました。その一ヶ所目は、上図の背面部中央の、ホールドE22の取り付け位置の基部の方形のモールドの改造です。劇中車においてはこの基部が円板となっています。

 

 それで方形のモールドを削り取り、その上に円形のプラ板を貼り、その上にホールドE22を取り付けました。

 

 続く二ヶ所目は、車体背面部に付く穴付きの耳状部分です。キットのパーツにはありませんが、製作に先立って劇中車の様子をDVDで観察していて、御覧のように背面部に穴が開いている耳状の出っ張り部分があるのに気づきました。

 こんなところに穴が空いてたかな、と下部車体パーツBの背面部を確かめましたが、穴どころか、耳状の出っ張り部分のパーツすらありませんでした。劇中シーンは上図が唯一ですので、あとはガルパンアハトゥンクの公式設定資料図で詳細を見て把握しました。

 この耳状の出っ張り部分はクビンカ博物館の現存実車にもありますので、ここもドラゴンが省いてしまっていることが分かります。キット化にあたって実車の見学取材を行なっていないのでしょうか。ガルパンの制作陣はちゃんとクビンカ博物館へ取材に行ってるようなので、劇中車が細部まで現存実車をよく再現しているのも納得出来ます。

 

 とりあえず、プラ板で左右の耳状の出っ張り部分を作り、それぞれに穴をあけて、上図のように作りました。

 

 車体背面部に取り付けて上図のように仕上げました。

 

 続いて、予備燃料タンクとみられる部分にて三ヶ所ほどの追加工作を施します。上図はキットのパーツをストレートに組んだ状態ですが、劇中車のタンクにはさらに細部で色々な部品が付けられています。

 

 劇中にて予備タンクとみられる部分が出てくる唯一のシーンを見ますと、まず、タンクを固定しているベルト状の帯が3本見えます。3本の帯の中央のもののみ、留め金具が付いています。
 さらにタンクの右側にパイプ状のパーツが出て車体後端に屈曲して繋がっています。そしてそのパイプ状のパーツがタンクに繋がる横に2個のキャップ状の部品が見えます。

 これらの諸特徴はクビンカ博物館の現存実車にも部品の残存および痕跡が見られるそうなので、劇中車が現存実車を細かく取材して忠実に再現していることが分かります。ドラゴンのキットがそれらの細部を省略していることも分かります。

 

 プラペーパー、真鍮線、ジャンクパーツ等を使って上図のように作りました。上から見た図です。

 

 後ろ斜め横から見た図です。この後、3本の固定ベルトの基部にボルトを追加して、ガルパン仕様への追加工作を終えました。  (続く)

 

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黒森峰女学園 マウス 作ります!! その4

2025年03月24日 | ガルパン模型制作記

 ステップ3の続きです。前端のスリットの改造に合わせて、車体上部の各所の通気グリル部にメッシュを内側から追加しました。劇中車のシーンではこのメッシュはあまり見えませんが、現存実車には付けられているので、それにあわせてジャンクパーツで工作してみました。

 車体前部の中央の大きめの通気グリル部分は、上図のようにダイソーの100円のアイロン当てネットを切って貼り付け、あとはエッチングパーツを適当に選んで貼り回しました。

 

 車体後部の範囲で使用したのは、大量にたまっていたエッチングパーツのメッシュや細かいグリルのパーツでした。何のキットのパーツかは覚えていませんが、上図に見えるパーツだけでも20枚余りがあったので、活用して貼り付けました。

 

 上から見ると、思ったよりもいい感じに見えました。この程度でいいんじゃないか、と思いました。

 

 車体前部の通気グリル部も、こんな感じでまとまりました。

 

 追加工作が一段落したので、組み立てガイドの指示にあるパーツ類を切り出して取り付けました。

 

 組み上がりました。

 

 横からみた図です。

 

 ガルパン仕様への追加工作の四つ目は、上図の前照灯の電線ケーブルの追加です。

 

 御覧のように、劇中車の左右の前照灯に繋がる電線ケーブルが見えます。先に削り取ったケーブルガイドはこの電線の保護用であったものですが、劇中車では省かれています。

 

 真鍮線で再現して上図のように貼りつけました。

 

 ガルパン仕様への追加工作の五つ目は、車体前面部の左右に付くホールドの再現です。資料によれば、これらは潜水装置取付け用のホールドであるそうで、現存実車にも残されていますが、今回の公式キットには該当するパーツが含まれません。組み立てガイド図にも描写や指示がありません。

 

 そこで、ジャンクパーツより上図のワイヤー用のホールドのパーツを選んで改造します。

 

 御覧のように先端をカットしてU字のパーツを作りました。

 

 劇中車の図を参考にして取り付けました。

 

 以上で、ステップ3の工程とガルパン仕様への五つの追加工作が完了しました。  (続く)

 

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黒森峰女学園 マウス 作ります!! その3

2025年03月23日 | ガルパン模型制作記

 ステップ3では、車体上部の各部品を取り付けます。ガルパン仕様への追加工作が五つあります。
 ステップ4では履帯を組み立てます。私の製作では、転輪と共に後で組み付ける予定ですので、ここでは必要な部分のみ組み立てて、車輪への組み付けは保留しておきます。

 

 ステップ3の作業に先立ち、ガルパン仕様への追加工作の一つ目を行いました。劇中車においては、上図赤円内に示すように、操縦手ハッチの周囲に楕円形のラインが引かれますが、キットの車体パーツにはそのモールドがありません。

 

 そこで、ラインチゼルを使って上図のように線を彫りました。円内に並ぶリベット穴の状況も劇中車のと異なりますので、後で修正工作をかける予定です。

 

 ガルパン仕様への追加工作の二つ目は、上図の車体前面左右にあるケーブルガイドの撤去です。

 

 この、車体前面左右にあるケーブルガイドは、前照灯の電線ケーブルを保護するためのものです。

 

 劇中車においては、御覧のように左右のケーブルガイドが無く、前照灯の電線がむき出しになっています。この状態に合わせます。

 

 車体前面左右にあるケーブルガイドを削り取りました。

 

 ガルパン仕様への追加工作の三つ目は、車体前端左右にある同じようなケーブルガイド部分の改造です。右のケーブルガイドがやや短いです。

 

 劇中車においては、該当部分が細長い長方形のスリットになっています。通気用のものと思われますが、現存実車にも見られませんので、設計段階での試案であったものか、それともガルパン劇中車独自の要素、のいずれかと推測されます。

 

 とりあえず、劇中車の形状に合わせてケーブルガイドを削り取り、その跡を上図のように切り抜いてスリット状に開けました。劇中車のスリットは左右が同じサイズなので、右側のやや短いケーブルガイド跡を、左側のに合わせて長さを同じにして揃えました。

 

 内側から見た様子です。

 

 劇中車のスリット内には横桟が6本ずつ通りますので、1ミリプラ棒で上図のように作りました。

 

 上から見ると、劇中車のスリットの状態になんとか近づいていました。私の拙い腕では、これが精一杯でした。  (続く)

 

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黒森峰女学園 マウス 作ります!! その2

2025年03月19日 | ガルパン模型制作記

 ステップ1の続きです。転輪の組み立てと改造に進みました。上図は、計12個になる転輪2つのセットを、とりあえず組み立てガイド図の指示通りに4個、途中まで組み立てた状態です。

 この形で、6個までは組み立てることが出来ます。キットの組み立て指示では、12個全てを同じ形に作りますが、それでは劇中車のガルパン仕様とは異なります。残りの6個については改造が必要となります。私の知る限りでは、この改造の先例を拝見したことが全然ありませんので、ずっと不思議に思っていた箇所です。

 

 改めて劇中車の転輪の、ガルパン仕様の特徴を確認してみましょう。御覧のように、左側面のシーンにおいては、転輪2つのセットのうちの左側、上図では一番前に位置する転輪が奥に位置しています。これは、今回のキットの組み立てガイドの指示通りに組み立てる転輪の形と同じです。

 これが片側に6つ並びますから、先に、組み立てガイド図の指示通りに6個までは組み立てることが出来ます、と述べました。

 

 続いて反対側、右側面からの状況を見てみましょう。大洗女子学園カメさんチームのヘッツァーの体当たりを受けて乗り上げている有名な場面ですが、御覧のように、こちらも転輪2つのセットのうちの右側、上図では一番前に位置する転輪が奥に位置しています。右側の転輪セットは6個ともこの並びになっています。

 

 つまり、上図の劇中シーンからも分かるように、劇中車の転輪の並びは左右対称になっています。キットの組み立て指示通りに作ると12個が同じ形ですから、組み付けると左右非対称になります。

 それで、片側の転輪セット6個は、もう片方の6個と左右対称に作るための改造が必要となります。

 

 その改造は、上図のように、片側の円形のモールドと車軸とを、それぞれ切り取って反対側に移設する、と手順で進めました。アーム部分の形状がだいたい左右で同じですので、ハブとみられる円形のモールドと車軸とを反対に付ければ、車輪の並びも反対となって、左右対称の組み合わせが再現出来るわけです。

 

 1個を試しに改造してみました。上図の左側が改造したもの、右側がオリジナルのままのものです。それぞれを6個ずつ作れば、劇中車と同じ左右対称の転輪の並びをだいたい再現出来ると考えました。

 

 改造中の右側転輪の6個のうちの4個が仕上がりました。あちこち削って車輪がおさまるように調整しています。

 

 組み立て中の状況です。車体への組み付けも、他の戦車とは変わって車体と外板とにひっかけて固定する方式なので、これを組み付けるには、車体のほうの組み立ても側面外板の取り付けまで進めておく必要があります。それで、ステップ2で転輪を取り付けるのは保留にしておきます。

 

 とりあえず、左右の6個ずつの転輪セットが仕上がりました。これで車体に組み付ければ、劇中車と同じ足回りが再現出来ます。

 

 ステップ2では下部車体に車輪類を取り付けますが、前述の理由にて車輪類の取り付けは保留しました。それで上図下に見える小さな部品3つを組付けますが、これにガルパン仕様への追加工作が一つ加わります。

 

 下部車体Bの前端を御覧ください。オリジナルの状態ではこのようになっていますが、劇中車においては前端の三角部分に穴が開いています。

 

 劇中車のシーンでも、内側に牽引用フックをかけるためとみられる穴があけられているのが分かります。この穴は、クビンカ博物館の展示実車にも見られますので、元製品のドラゴンのキットがこの箇所の再現を怠っていることが分かります。

 

 そこで、ピンバイスやアートナイフ等を使ってグリグリと穴をあけました。

 

 穴を開けた後に、パーツE23を取り付けました。先にE23を取り付けてしまうと、穴を開けるのに邪魔になるからです。

 

 最後に起動輪と誘導輪は固定しても問題ないことが分かったので、両方ともガイド図の指示通りに組み付けました。この状態にとどめておき、次のステップ3へ進みます。  (続く)

 

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黒森峰女学園 マウス 作ります!! その1

2025年03月18日 | ガルパン模型制作記

 私の2023年度までの製作分のレポートは、2022年度からの製作数が、自身の年の平均製作数の倍以上と極めて多かったために、2024年度はおろか2025年に入っても終わりませんでした。
 あまり作りすぎるとレポートが追い付かなくなるなあ、と何十回も痛感しつつ、2024年度の一年間は製作を控えましたが、それでも2023年度の製作分のレポートの最後となる、上図の黒森峰女学園チームの超重戦車マウスの分にやっとたどり着いたのは、2025年3月に入ってからの事でした。

 テレビシリーズの第11話にて、黒森峰女学園チームが大洗女子学園チームとの決勝戦にて切り札として投入した、史実では試作のみに終わったマウスに関しては、私の最初の製作計画においては黒森峰女学園チームの諸々の車輌を作った後に最後の締めとして作る、ということに決めていました。

 ですが、諸々の車輌のほうが28輌もの多きにわたったため、それらの製作に8年余りを要し、しばらく忘れていました。そうして2023年春の時点で製作リストを整理した際に、残るは2輌となったうちの1輌がマウスであることに気付き、やっとキットを買いに模型店に走った次第でした。

 

 マウスは、周知のようにテレビシリーズだけでなく最終章シリーズにも登場し、無限軌道杯の対プラウダ高校戦においては上図のようにパンツァーカイルの先端に占位して重厚かつ剛健な雄姿を現しました。が、ニーナやアリーナらのKV-2の会心の一撃により早々と白旗をあげて戦列外に退けられたのは、黒森峰女学園チーム推しとしては残念の一言に尽きました。

 ですが、その後は僚車の盾の役目を果たして牽制効果の一端を担い、搭乗車を急遽Ⅲ号戦車J型に変更した逸見エリカが快速の一部隊を率いて側方に回り込み、敵フラッグ車を仕留めるまでの時間稼ぎに貢献しました。撃破されてもなお作戦に寄与するマウスの存在感に、改めて感動したことでした。

 

 そのマウスを、上図のプラッツの公式キットにて作り始めたのは、伏見のブックオフにて中古品を買い求めた翌日の、2023年9月1日からでした。劇中車は、テレビシリーズから最終章シリーズに至るまで仕様を変えていないため、テレビシリーズの後に旧製品がリリースされたプラッツの公式キットでもいけるだろう、と考えたからでした。

 上図はリニューアルされた現行の公式キットですが、中身は旧製品と変わっていないようです。旧製品キットにて見込まれたガルパン仕様への数々の改造や追加工作の段取りも、そのまま受け継がれたものと受け止めていました。それで、これの製作も色々と手間取るかな、と予想していました。

 

 中身です。元製品のドラゴンキットにガルパンデカールを加えただけです。したがって、ストレートに組めば、大体のところは、史実のドイツ軍の試作車2輌のうちの残存1輌の姿に仕上がるもののようです。いまクビンカ戦車博物館に保存展示される1輌の姿に、です。

 大体のところは、と書いたのは、このキットをガイドの指示通りにストレートに組むと、現存車輛の姿にはそのまま仕上がらないからです。むしろガルパン仕様を色々と付加された劇中車のほうが、現存実車に近似しています。
 それで、今回のマウスの製作に際しては、劇中シーンや公式設定資料図だけでなく、クビンカ戦車博物館の展示実車の画像も参考にすることにしました。

 

 組み立てガイドの表紙は、プラッツの公式キットでは定番となっているコミック仕上げです。お馴染みのキャラクター達があれこれと要点を説明してくれます。

 

 ステップ1では車輪類を組み立てます。ステップ2では車輪類を車体に組み付けます。ステップ2の車輪の組み付けは、転輪の塗装と履帯の組み付けとの関係で、ここでは保留として後のステップに回しました。

 

 ステップ1で組み立てる、起動輪およぴ誘導輪のパーツです。

 

 組み上がりました。続いて組み立てる転輪において、最初のガルパン仕様への改造作業が追加されますが、私の知る限りでは、ガルパン仲間や同志の作品、大洗での各店舗の先行展示作例のいずれにおいても同様の改造工作を拝見した記憶がありません。皆が一様にスルーしてしまったのか、見落としてしまったのかは定かではありませんが、個人的にはずっと不思議に思っておりました。  (続く)

 

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継続高校 KV-1 完成です!!

2025年03月13日 | ガルパン模型制作記

 塗装に移りました。まずサーフェイサーを薄く吹き付けておき、もとはプラウダ高校チームの所属車であったことをふまえ、継続高校チームでもそのカラーのままという前提にて、ミスターカラーのXGP04のプラウダグリーンで吹き付け塗装しました。

 

 劇中車は、御覧のように、プラウダグリーンに近いグリーン系の車体色のうえに白で迷彩を施した姿です。その迷彩はかなり雑なもので、モップにペンキを付けてざっくりと引き伸ばしたような塗り方です。スプレーガン使用ではなく、手作業でのやっつけ塗装であることが分かります。

 迷彩というより、白ペンキで汚した、というような表現が相応しく、見ようによっては「なんか汚いなあ」とさえ感じてしまいます。ガルパンで幾つか見られる迷彩塗装のなかで最も粗雑なケースと言えましょう。

 

 それで、白色は筆塗りとし、塗料はアクリルガッシュのホワイトを使うことにしました。水彩塗料を用いて水で濃淡を付けるようにして塗ろうと考えました。

 

 劇中車の画像を参考にして、ベタベタと筆を走らせる感じで塗りました。水で薄めたり、重ねて塗ったりして、手作業のモップ塗りによる粗雑感を出すようにしました。

 

 見ようによっては「なんか汚いなあ」と感じる状態だけは、なんとか再現出来たかもしれません。とにかく下手の横好きの慣れない筆塗り作業ですから、大した出来栄えではありません。

 

 砲塔も御覧のような仕上がりです。

 

 28番の黒鉄色に塗っておいた履帯を取り付けました。

 

 左右の履帯が組み上がりました。タミヤの連結式履帯パーツは組み易いので助かりました。

 

 校章マークは、砲塔の左右側面にのみ付きます。モデルカステンの「MGデカール ガールズ&パンツァー デカールVol.9」より、適当なサイズを2枚切り出して準備しました。

 

 校章マークのデカールを貼る前に、貼り付け位置にある2個のボルトを切り取っておき、それからデカールを貼りました。切り取っておいた2個のボルトを元通りに取り付け、デカールの色に合わせてポスカでボルトを塗りました。

 

 もう片方の校章マークのデカールも同じ要領で貼りました。

 

 最後に薄くつや消しクリアを吹き付けて仕上げました。

 

 なんとかアニメのユリ車の雰囲気に近い状態に仕上がりました。KV-1を作るのはコミック版「プラウダ戦記」のプラウダ高校車輌に続いて2輌目ですが、こちらは3Dプリントパーツセットを利用する初の試みにて、労せずして劇中車の姿を再現することが出来ました。

 

 なかなか良い感じです。今回の車輌は装備のワイヤーも冬季迷彩に包まれるため、塗り分けが必要ありませんでした。機銃だけを28番の黒鉄色で塗るという、楽な塗装作業でした。

 

 斜め前からの正面観においては、フィンランド軍仕様に改造された左右フェンダーの形状が目立ちます。コミック版「フェイズエリカ」に登場した、継続高校チームの隊長トウコの搭乗車T34/76も同じフェンダーの形状でしたから、フィンランド軍仕様の戦車のフェンダーは前後の端をカットして短くしているのだな、と分かります。

 

 以上で、継続高校チームのユリ搭乗車、KV-1がフィンランド軍仕様の劇中車の姿にて完成しました。製作日数は、2023年11月26日から11月30日までの5日でした。組み立てに4日、塗装および塗装後の組み立てに1日かかりました。

 今回は、ガルパン仲間に教えて貰った3Dプリントパーツセットを利用する初の試みでした。労せずして劇中車の姿を再現することが出来、3Dプリントパーツの特徴や可能性について考えるよい機会になりました。3Dプリントパーツの長所および短所も、実際に触れてみて理解出来ましたが、それ以上に、これからはプラモデルの在り方や制作環境などを大いに変えてゆくのであろうと感じました。

 既に海外では3Dプリントパーツのみのプラモデル製品も普及しつつあるようで、ガルパン車輌に関してもプラモデルが全く出ていない車種の一部が3Dプリントのキットで販売されているとの情報を、ちらほら聞くようになっています。それらも出来れば購入して、さらに3Dプリントパーツのキットを楽しんでみたい気がします。

 

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継続高校 KV-1 作ります!! その9

2025年03月09日 | ガルパン模型制作記

 ステップ21では、砲架を組み立てます。砲架のQ16およびQ17は3Dプリントパーツに置き換えます。コマンダーズハッチは閉めますのでE13は不要です。

 ステップ22では砲塔部品を組み付けます。Q10およびQ19は3Dプリントパーツに置き換えます。砲塔左右のハンドルP1は短いうえに2個しか無いので真鍮線に置き換えて、劇中車の4個を作ります。砲身のQ15も劇中車に合わせて改造しますが、その詳細は後で述べます。

 

 ステップ21と22の工程はまとめて行ないます。パーツも合わせて準備しました。上図にはハンドルのP1も2個見えますが、これは劇中車のよりも短くて、2個不足しますので、後で真鍮線に置き換えました。

 

 組み上がりました。砲身のQ15もいったんガイド指示通りに据えました。

 

 天面の左右に2個ずつ付くハンドルを真鍮線で再現します。上図は工作前の状態です。

 

 劇中車には、御覧のように砲塔側面片側に2個のハンドルが付きます。増加装甲の外に長く伸びているのが分かります。キットのパーツP1は短いのでこのように仕上がりません。

 

 それで、真鍮線に置き換えて、劇中車にあわせて上図のように4ヶ所に取り付けました。

 

 続いて、砲身のQ15も劇中車に合わせて改造します。御覧のようにキットの車輌は1941年型なので、その76.2ミリ主砲は41.5口径のZIS-5となります。劇中車は1940年型で、その76.2ミリ主砲は31.5口径のF32です。それぞれの砲身の長さを算出すると、1941年型ZIS-5は3154ミリ、1940年型F32は2394ミリとなり、760ミリの差があることが分かります。

 この760ミリの1/35スケールのサイズが21.7ミリなので、キットの砲身を21ミリほどカットして縮めることで、劇中車の1940年型F32に近づけることが出来ることになります。 

 

 それで、砲身のQ15を21ミリカットして縮めて、砲架に据え付けました。

 

 以上で、ステップ22の工程が完了しました。  (続く)

 

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継続高校 KV-1 作ります!! その8

2025年03月04日 | ガルパン模型制作記

 ステップ18からは砲塔の組み立てに入ります。まずは砲塔の底部を組み立てます。

 

 ステップ18で組み立てる砲塔基部のパーツ類です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ19では砲塔の組み立てを続けます。劇中車のフィンランド軍仕様にするべく、3Dプリントパーツの増加装甲を追加します。

 

 ステップ19で組み立てる砲塔のパーツ類と3Dプリントパーツの増加装甲です。

 

 劇中車は、御覧のように砲塔の左右側面に増加装甲をボルト留めで追加しています。今回の3Dプリントパーツはその状態を再現出来ます。

 

 組み立てに先立ち、3Dプリントパーツのダボをはめ込む穴をピンバイスで開けておきます。上図の赤円4ヶ所にもとから穴が付いているので、タミヤのほうでもいずれ増加装甲付きのKV-1のキットを出す予定があるのでしょう。

 

 3Dプリントパーツの増加装甲を取り付けました。ピッタリと組み合わさって隙間もありませんでした。3Dプリントパーツの精度とはこれほどのものか、と感心しました。

 

 ステップ20では砲塔各所の部品を取り付けます。ガルパン仕様への追加工作も加わります。その追加工作の一つ目は、砲塔天面の前後4ヶ所に吊り上げ用のホールドを付ける事です。

 

 ステップ20で組み立てるパーツ類です。下に見える4個のU字形のパーツはジャンクからもってきたもので、これを砲塔天面の前後4ヶ所に吊り上げ用のホールドとして取り付けます。

 

 この4個のU字形のパーツは、以前にイタレリのキットでISU-152を製作した際に余った牽引ホールドのパーツを改造したものです。同じソ連軍車輌のパーツなので、違和感なく転用出来るわけです。

 

 劇中車のシーンにて、砲塔天面の前後4ヶ所の吊り上げ用のホールドの様子を確認しましょう。御覧のように前方の左右に赤円の2個、後方の左右に黄円の2個が見えます。公式設定資料のガルパンアハトゥンクでも上面図を参照してそれぞれのホールドの位置を確かめました。

 

 組み上がりました。砲塔天面の前後4ヶ所の吊り上げ用のホールドも取り付けました。

 

  前方の吊り上げ用ホールドの取り付け状況です。

 

 後方の吊り上げ用ホールドの取り付け状況です。これらの4個の吊り上げ用ホールドは、各メーカーのKV-1のキットのいずれにも入っておらず、実車の写真にも見られませんので、ガルパン劇中車独自の仕様なのかもしれません。  (続く)

 

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継続高校 KV-1 作ります!! その7

2025年03月03日 | ガルパン模型制作記

 ステップ16では、車体各所の部品を取り付けます。三ヶ所にあるハッチA13は全て閉状態にし、後ろの二ヶ所のA13に劇中車に合わせてハンドルと金具を追加します。増加装甲のQ12およびQ14は3Dプリントパーツに置き換えます。ワイヤー固定用ホールドが付いているほうが後ろになります。

 

 ステップ16で取り付ける各部品です。増加装甲のみ3Dプリントパーツに置き換えました。

 

 劇中車のシーンにて増加装甲の取り付け状況を確かめました。御覧のように砲塔まわりの跳弾板の下に繋がっている形ではめこまれています。

 

 3Dプリントパーツを仮組みして位置を確認し、ステップ15で保留にしていたクリーニングロッドの3Dプリントパーツも併せてセットしました。この時点で、仮組みのままだった砲塔まわりの跳弾板も接着固定しました。

 

 続いては、後部の二ヶ所のハッチをガルパン仕様にします。オリジナルのパーツは上図のように丸い円板のままで何も付いていません。

 

 ですが、劇中車のシーンを見ますと、後ろのハッチにのみ、ハンドルと金具が付いているのが分かります。

 

 別シーンでも、後ろのハッチのハンドルと金具が確認出来ます。

 

 そこで、劇中車の仕様にあわせてジャンクパーツで上図のように追加しました。

 

 背面部は、ガイドの指示通りに進めて組み立てました。

 

 ステップ17では、車体の左右にワイヤーをセットします。

 

 毎度おなじみの、ダイソーの飯田水引です。この100円の品が、ガルパン車輌のワイヤーに近似する外観と質感を示すうえ、曲げやすく扱い易いので、重宝しています。

 

 ガイドの指示通りにホールドやフック、金具類を組み立てました。

 

 ワイヤーに曲げを付けて、まず増加装甲のホールドに片方のフックをひっかけて仮留めし、前方で曲げをつけて前端のホールドにはめ込みました。30秒もかからない、楽な作業でした。

 

 反対側も同じように仕上げて、ステップ17の工程を終えました。  (続く)

 

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継続高校 KV-1 作ります!! その6

2025年02月27日 | ガルパン模型制作記

 ステップ14では雑具箱を組み立てます。ガイド指示では2個ですが、劇中車は右に2個、左に1個の計3個を装備しますので、3箱作ります。さらに劇中車は右にクリーニングロッドの収納筒を装備していますので、その3Dプリントパーツを追加します。

 

 ステップ14で組み立てる雑具箱のパーツです。右端は3Dプリントパーツのクリーニングロッド収納筒です。

 

 組み上がりました。

 

 改めて劇中車のシーンを見てみましょう。御覧のように、右フェンダー上には雑具箱が2個とクリーニングロッドの収納筒が見えます。

 

 そして左フェンダー上には雑具箱が1個のみです。これらをふまえて、次のステップへ進みます。

 

 ステップ15では雑具箱の取り付け、前照灯や前部機銃の取り付けを行ないます。B25の鋸は劇中車にありませんので不要です。前照灯のB11およびF2は、劇中車仕様の3Dプリントパーツの起倒式前照灯に差し替えます。

 

  ステップ15で組み付けるパーツ類です。これらのうち、3Dプリントパーツのクリーニングロッド収納筒だけは取り付けを次のステップに回します。

 

 雑具箱を左右のフェンダー上に配置しました。

 

 前部機銃と起倒式前照灯を取り付けました。3Dプリントパーツの起倒式前照灯は、劇中車にあわせて前に倒して収納状態とし、電線をブラストラクトの0.3ミリ棒で追加しました。

 

 ターレット部のA14の組み付け状況です。その周囲に劇中車仕様の跳弾板が3Dプリントパーツで仮組みしてあります。次のステップ16にて、その跳弾板の下の左右側面に増加装甲の3Dプリントパーツを仕込みます。  (続く)

 

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継続高校 KV-1 作ります!! その5

2025年02月26日 | ガルパン模型制作記

 ステップ12では左右のフェンダー等を取り付けます。今回はフェンダーは3Dプリントパーツに差し替えますので、ここで取り付けるパーツはB27のみとなります。

 

 左右のフェンダーの3Dプリントパーツです。これを取り付けるだけで劇中車と同じフィンランド軍仕様を再現出来ます。最初はプラ板での改造を予定していた部分でしたが、3Dプリントパーツのセットを教えて貰ったお蔭で、作業量が軽減出来ました。

 最近はこういった3Dプリントパーツが出回ってきていますから、それに応じてプラモデルの製作のありかたも変わってゆくようです。海外ではプラモデル自体が3Dプリントパーツのみで構成されるキットも珍しくなくなっているようですが、日本ではまだそのような潮流に達しているような兆候がないと聞きます。

 

 取り付けました。この3Dプリントパーツのセットは今回のタミヤ製品向けに販売されていますので、他のメーカーのキットには使えないらしいです。

 

 接着剤はプラモデル用のが使えませんから、瞬間接着剤での組み付けとなりますが、パーツの合いも良くてズレや歪みなどは一切みられませんでした。3Dプリントパーツというのはなかなかの精度だなあ、と驚きました。

 

 ステップ13でも左右フェンダーの組み付けを続けますが、すでに3Dプリントパーツで仕上がりましたので、A21、B33、B34は不要となります。また警笛のB29も劇中車にはありませんので不要です。B28も有るような無いような、よく分からない状態ですが、ここでは取り付けておきます。

 またQ13は、劇中車のよりも下端が短いので、同じ太さのプラ棒で延長します。これらの作業と併せて、ガイド指示にはない側面の増加装甲の3Dプリントパーツも組み付けます。

 

 ステップ13で取り付けるB28とQ13です。

 

 Q13は下端が短いので、御覧のように同じ太さのプラ棒で延長しました。

 

 側面の増加装甲の3Dプリントパーツを準備しました。左右のパーツ形状が非対称になっており、取り付け位置も対称ではありません。パーツの裏面に取り付け位置の数字「R1、R2、L1、L2」がモールドされていますので、それを確かめながら組み付けます。

 

 これらの増加装甲は、劇中車でも確認出来ます。赤枠内に見えます。

 

 貼り付けました。

 

 反対側も取り付けました。取り付け位置がそれぞれにあって、それに応じてダボとダボ穴を合わせますから、もし間違ったらきちんと嵌らないので、すぐに分かります。  (続く)

 

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継続高校 KV-1 作ります!! その4

2025年02月22日 | ガルパン模型制作記

 ステップ8では右側のサスペンションアームなどを取り付けます。ガイドの指示通りに進めます。

 

 組みつけ前のパーツ類です。

 

 組み上がりました。サスペンションアームは並びが一列に綺麗に並んでいるかを、定規を当ててチェックしました。

 

 ステップ9では、左側のサスペンションアームなどを取り付けます。ガイドの指示通りに進めます。

 

 右側と同じ要領で進めます。組み立てていて気付いたのですが、左右のサスペンションアームは対称ではなく、交互にズレていました。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ10では、ホイールなどを組み付けます。跳弾板のQ11は、3Dプリントパーツに差し替えます。

 

 組み付ける前のパーツ類です。劇中車と同じ全周形の跳弾板は3Dプリントパーツです。

 

 組み上がりました。3Dプリントパーツの跳弾板のみ、仮組みのままとしました。

 

 

 ステップ11では左右の履帯を組み立てます。履帯パーツのつなぎ方は左右で異なります。前述したように左右のサスペンションアームが交互に付くため、転輪の並び位置も左右で異なるからです。ガイドの指示通りに進めます。

 

 今回のキットの履帯は連結式ですが、御覧のように上下の直線部分がそれぞれワンパーツになっていますので、組み立て易くなっています。

 

 いつものように、塗装してから組み付けますので、上図のように4つに分割した形で組みました。

 

 左右とも仕上がりました。タミヤの連結式履帯パーツは、最近の製品ほど繋ぎやすくなっていると聞きますが、今回のキットではどうだろうか、と思い、仮組みもしてみました。ドラゴンやミニアートやホビーボスのよりは取り扱い易くなっているように感じました。  (続く)

 

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