今回のゆるキャン聖地巡礼のラストである塩郷駅に降り立ちました。御覧の通りの無人駅ですが、原作コミック第11巻142ページ3コマ目、144ページ1コマ目にホームの景色が描かれています。各務原なでしこ、志摩リン、土岐綾乃のトリオが渡った塩郷の吊橋も、ホームの向こうにかすかに見えました。
ということで最後の記念の自撮り。塩郷の吊橋を渡ったら、今回の聖地巡礼は終了となります。ずっと公共交通機関を利用して移動中も楽々と構えているため、ラストの目的地に至ってもあまり疲労が無く、元気でノリノリ状態でした。
早速、駅から吊橋に向かいました。御覧のようにいったん吊橋の下をくぐりました。吊橋への連絡道が向こう側にあるからです。原作コミック第11巻135ページ3コマ目のアングルです。
くぐってから振り返って撮影。原作コミック第11巻133ページ4コマ目のアングルです。ここからは塩郷駅もあまり目立ちません。ホームと小さな小屋しか無い駅だからです。
この塩郷の吊橋は、今まで渡ってきた大井川の吊橋のなかでは低い方に属し、高さは11メートルです。しかし、高所恐怖症の私には、その11メートルでも非常に憂慮すべき数値でした。あー、これを渡るのか・・・。
吊橋への連絡路の入り口です。大井川にかかる吊橋のなかでは最長の220メートルを誇り、すぐ下を大井川鉄道の列車が通るのを見られるという人気の吊橋であり、観光客も多く訪れるスポットなので、案内板が2つも立てられてありました。
なに恋金橋とな・・・。拙者にとっては恋も金も無縁じゃ、ただ恐怖のみがたちはだかる地獄の橋じゃ・・・。
付近には色々なスポットがあるようで、全部が縁結びに結び付けられているのは愛嬌でした。
吊橋への連絡路を登りました。原作コミック第11巻135ページ1コマ目のアングルですが、恐怖心があるためか、吊橋がだんだんと映画「遠すぎた橋」のアルンヘム鉄橋に見えてきて、その確保に向かう英軍第1空挺師団先遣隊のフロスト中佐の心境になってきました。橋の向こうに独軍第2SS装甲軍団が待ち構えているとの情報がある、との気分になりました。 (アホかお前は)
原作コミック第11巻135ページ2コマ目のアングルです。これが高さ11メートルか?もっとある気がするぞ・・・!しかも長さは220メートルもある・・・。
そしてその向こうにはビットリッヒの第2SS装甲軍団が陣取っているのか・・・、おや、あれに見える人影は第9SS装甲師団偵察部隊の斥候兵か・・・。 (アホかお前は)
映画「遠すぎた橋」の妄想が次第に膨らんでくるのを抑えて平常心に戻り、慎重に足を進めて吊橋を渡り始めました。
この高さは、大井川の吊橋のなかでは低いほうに属しますが、それでも個人的には怖い!まったくの恐怖でした。懸けるんならもっと低い位置に懸けてくれ・・・。
いや、それだと列車にぶつかる・・・!どうしたらいいんだ・・・、そうか、横の道路に戦車を配置して吊橋を砲撃で吹っ飛ばせば良いんだ・・・。 (アホかお前は)
怖くてなかなか前へ進めず、何度も左右の景色を眺めて心を落ち着かせました。なにしろ、今回の聖地巡礼旅行にて渡った吊橋のうち、往復で渡るのはこの塩郷の吊橋が唯一だったからです。全長220メートルを往復するのですから、あわせて440メートルを高さ11メートルにて恐怖心と戦いながら渡らなければならないのです。
まったく、ゆるキャン△聖地巡礼はどこへ行っても全然ゆるくないな・・・、と溜息をつかざるを得ませんでした。 (続く)