気分はガルパン、、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ゆるキャン△の聖地を行く24 その2  287段の石段

2022年10月31日 | ゆるキャン△

 8時53分にJR身延線の内船駅に着いて、駅の内外を撮影したのち、外に出て右へ進み、県道10号線を北へ歩きました。約50メートルほど進んで、上図の梅の木川の橋を渡りました。

 

 橋を渡ったところで右折し、上図の梅の木川に沿った緩やかな登り坂を進み、道なりに左へ曲がって、奥に見えるJR身延線に沿って北へ進みました。少し行くと右手に踏切がありますが、それを渡って線路の東側へ抜けました。この辺りでは唯一の踏切であるそうです。

 踏切を渡った後は左に進んで雑貨屋とおぼしき店舗の前を通り、道なりに東へ進んで長い登り坂を進みました。

 

 長い登り坂を歩いてゆくと、左脇に上図の石碑がありました。前後の石垣の上に二つ並んでおり、いずれも日蓮宗の題目(だいもく)を刻んだ題目碑でした。日蓮宗の寺院の参道筋に建てられるもので、これがあると、日蓮宗のお寺への入山コースに入ったことが分かります。

 今回の聖地巡礼の最初の目的地は、原作コミック第13巻の第71話にて各務原姉妹が桜めぐりの最初に訪れた内船寺(ないせんじ)でしたが、日蓮宗の寺であるので、上図の題目碑を見た時点で、もう近いかな、と気付きました。

 

 題目碑の付近にて、左手を見ると上図の丸い丘がありました。地図を確認し、あれが各務原姉妹が桜めぐりを楽しんだうつぶな公園の位置か、と知りました。つまりはあの上まで登るわけであり、要するに山登りとなります。どれくらい時間がかかるかは分からなかったので、次に乗る列車の時刻までに間に合うかな、と少し不安になりました。

 

 次の辻で、道の右手に内船寺への参道石段が見えてきました。原作コミック第13巻29ページ2コマ目で各務原なでしこが気合を入れて「ふぉおおおお!!」と登っていった287段の長い階段です。

 時計を見ると9時4分でした。内船駅からの徒歩時間は11分でした。私の歩速は早い方なので、一般の方ですと15分ぐらいはかかるでしょうか。ずっと登り坂でしたから、帰りは楽で徒歩時間も1、2分ほど縮まる筈だ、と考えました。

 

 これを登るのですか・・・。身延山の菩提梯ほどではありませんが、きつそうな、全然ゆるくない石段です。なんでゆるキャン聖地巡礼というのは、とにかくこういう楽でないルートが多いんでしょうか・・・。

 

 内船寺への参道石段ですので、階段口の脇には案内板があります。一通り読んで、初めて内船寺の概要を知りました。

 

 では登りますか・・・。見上げるだけで疲れてくるこの長い287段の石段を・・・。

 

 各務原なでしこと同じように気合を入れて「ふぉおおおお!!」と叫びつつ登りました・・・のではなく、普通にゆっくりと登って少しずつ休み、なるべく体力を消耗しないように心がけました。まだ聖地巡礼の最初であり、この後もあちこちを回るのですから、ここでへばって行き倒れ、などという劇的な結末だけは避けたかったのでした。

 

 実際に287段あるのかな、と思ったので数えながら登りました。一番上に着く頃に一度後ろを振り返って撮影しましたが、上図のような景色でした。それから最後の段を踏んで登り切って、287段であることを確認しました。

 各務原なでしこは石段を登りましたが、姉の桜は愛車ラシーンで車道を進んで内船寺の裏手の参拝駐車場まで登っています。そのルートは谷間を迂回するので、距離的には287段の石段の3倍以上になります。帰りにその道をたどりましたので、287段の石段が距離的には最短であることが実感出来ました。  (続く)

 

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サンダース大学付属高校 T7コンバットカー(リボンの武者版) 作ります!! その7

2022年10月30日 | ガルパン模型制作記

 車体の組み立ての途中で左右のフェンダーの後端部をプラ板で追加しました。キットにはそれらしいパーツが見当たらなかったので、最初は気付きませんでしたが・・・。

 

 実車の背面の写真を見ると、左右の赤枠内にフェンダーの丸い後端部が見えました。それでパーツが無いことに気付いて、プラ板で追加再現しました。写真では履帯をフェンダー上に畳んで積載しており、T7コンバットカーが履帯を外した状態でも走行可能であることを示しています。継続高校のBT-42と同じです。

 

 一通りの組み立てと各所の微調整、ヤスリがけを終わりました。が、作中車に合わせる工作はまだ残っていました。

 

 上図は、キットにおいては不要パーツとなっていた、エッチングパーツの中の2個のパーツです。

 

 実車の画像にもこの部品が見えます。ガルパンの作中車にも付いていますので、これを再現します。キットでは不要パーツ扱いになっていて組み立てガイド図にも出ていませんが、エッチングパーツ内にある以上、本来は必要な部品であったことが分かります。今回のキットの中身は簡易版なのかもしれない、と思いました。

 

 実車画像を参考にして、両端を曲げて形を作りました。

 

 車体の左右側面に取り付けました。車外装備品類をガードする保護板とみられます。

 

 かなり目立つ部品ですね・・・。有るのと無いのとでは、全然違って見えます。作中車にも見えるのですが、最初は何だろうと思いました。車体側面に妙な出っ張りがあるな、と思いました。今回のキットでパーツを見るまでは、変な出っ張りだと思い込んでいました。

 

 車外装備品類を組み立てました。スコップ、斧、鶴嘴の3種類があり、これらが車体左右のエッチングパーツの保護板の内側にセットされるわけです。

 

 転輪を組み付けました。履帯の組み立て工程が近づいてきたからです。

 

 大きなタイヤ付きの転輪が3個並ぶと、工事用の特殊車輌みたいな雰囲気が強くなってきます。とても戦車にはみえません。  (続く)

 

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ゆるキャン△の聖地を行く24 その1  富士宮から内船へ

2022年10月29日 | ゆるキャン△

 2022年10月20日、午前6時17分。前日19日の退勤後に京都より富士宮に移動して一泊しての朝、窓のカーテンを開けると上図の景色がパッと広がりました。富士宮市街の奥に、富士山が、黒っぽい三角形の姿をくっきりとみせていました。

 

 デジカメの望遠モードで引き寄せてしばらく眺めました。富士山を見るのは2021年5月の身延方面への巡礼以来のことでした。あれからもう一年と半年が経ったのか、と月日の過ぎゆく速さに驚きました。その一年半の間のゆるキャン聖地巡礼は静岡県内で繰り返し、特に大井川エリアを重点的に廻り、最奥の聖地である畑薙大吊橋へも到達して全域を踏破しました。それで静岡県内での巡礼が一段落しましたので、今回は久しぶりに山梨県に行くことにしたものです。

 

 6時半過ぎにレストランに行ってバイキング方式の朝食をゆっくりといただき、部屋に戻ってゆっくりと休みつつ、再び窓の外の富士山を眺めました。各務原なでしこと同じ「富士山スキー」なので、見ていて全然飽きないのでした。朝食前に眺めた時よりも山肌がくっきりと見えてきていました。朝靄が晴れてきたのでしょう。

 

 再び、デジカメの望遠モードで引き寄せてしばらく眺めました。

 今回のゆるキャン巡礼は二泊三日で計画し、原作コミックの第13巻、第13.5巻、11月発売の第14巻のストーリーの場所を中心にしてアニメや劇場版のスポットも少し加えた内容でまとめました。
 一日目の今日はJR線で移動しながら原作コミック第13巻のスポットを可能な限り回る予定でした。JR身延線および中央本線を利用しますが、いずれも列車の運行本数が限られているため、時間的制約もかなりあって、行ける場所もおのずと絞られます。二日目と三日目はともにレンタカー利用であちこち回るので、この日は列車で行けるエリアだけを4つ選んで順に巡ることにしました。

 富士山を眺めつづけて一時間あまり過ごした後、8時35分に宿を出発しました。

 

 今回泊まった、富士宮駅北口の富士宮富士急ホテルです。2021年5月の身延方面への巡礼時にも利用しました。JR身延線の富士宮駅のすぐ北に位置し、JR身延線エリアの聖地巡礼の起点として利用出来るからです。
 一泊朝食付きで6000円前後とリーズナブルですが、部屋は綺麗だし朝食は美味しいし、部屋の窓からは富士山が見える、富士宮駅北口の至近だから駅まで徒歩3分ぐらいで行けて便利、ということで個人的にはとても気に入っています。

 富士宮富士急ホテルの公式サイトはこちら

 

 富士宮駅を8時5分発の甲府行き普通列車で起ちました。次の停車駅の西富士宮駅を出てすぐに、上図の景色を窓から撮りました。富士浅間大社の鳥居と富士山の組み合わせは絵になります。西富士宮駅も富士浅間大社も各務原なでしこがソロキャンプで訪れた聖地ですから、行かれた方は多いでしょう。

 

 8時53分、予定時刻より3分遅れて、この日の最初の目的地、内船駅に着きました。各務原なでしこの地元です。

 

 内船駅に降り立ったのは、2018年3月14日の最初の巡礼以来でした。私の初めてのゆるキャン聖地巡礼が四年余り前にここからスタートしたのでした。それからあちこちへ出かけて数えて24回目の聖地巡礼で、再び内船に降り立ったわけですが、懐かしの場所へ戻ってきたように思われて、感慨深いものがありました。

 

 この景色はもう定番ですね。アニメ1期の各務原なでしこのキービジュアルのアングルですから、ファンとしては絶対に外せません。ずっと見ていられる景色ですが、今回の行程はとにかく時間が貴重なので、すぐに駅舎を出て次に向かいました。

 

 内船駅から右手に進んで、県道10号線に沿って約50メートルぐらい歩きました。その際に北側の景色を撮りました。予定したルートはまもなく右に曲がるからでした。  (続く)

 

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サンダース大学付属高校 T7コンバットカー(リボンの武者版) 作ります!! その6

2022年10月28日 | ガルパン模型制作記

 車体の組み立て工程の続きです。上掲の作中車の前照灯を作ります。キットには前照灯のレジンパーツも含まれるのですが、サイズも仕様も異なるため、実車画像も参考にしながら再現します。

 

 実車の画像でも、作中車と同じ仕様の前照灯が付くのが分かります。T7コンバットカーは試作の1輌のみで終わった車輌ですから、この画像の車輌が全てであり、ガルパンの作中車のモデルも唯一です。

 

 作中では前照灯の裏側の様子も描写されており、実車画像では見えない部分が分かります。

 

 まずプラ板で架台を作りました。左右のフェンダーのサイズがもともと約3ミリほど違いますので、それに合わせてカットした左右の架台も、左側が約2ミリほど長くなりました。これはフェンダーと車体の歪みを完全に直せなかったのが原因ですから、仕方のないところでした。

 

 架台の基部はなぜかきちんとモールドされていました。なのに、前照灯のレジンパーツの取り付け指示位置は異なる場所にありました。とりあえず、作中車に合わせてこの基部のモールドを活かしてゆきました。

 

 プラ板の架台をセットしました。上図は車体右側の架台です。

 

 架台の上に方形板を水平および垂直に組んでL字形の基台を作りました。上図は車体左側の架台です。

 

 前照灯は、キットのレジンパーツではサイズが小さいため、アスカモデルのシャーマン系列のパーツより調達しました。上図の奥にそのパーツ2個が写っています。

 

 左右の前照灯の基礎が仕上がりました。

 

 左右で約2ミリのサイズ差がありますが、見た目にはもっと差があるように見えます。アングルによっては目立たなくなるので、あまり気にしないことにしました。
 前照灯の製作と並行して、車体前端に付くステップをプラ板で再現しました。

 

 ステップは、実車画像の赤枠内に見えますので、参考にしました。

 

 前照灯のライトガードは、独特の形状なのでジャンクパーツからの転用がきかず、エッチングパーツの切れ端を細長くカットしたものを曲げたりして作りました。エッチングパーツにはリブのパーツもあったので、左右のフェンダーの前照灯架台の前後に付く分を切り貼りして再現しました。

 

 かくして前照灯の再現工作が完了しました。今回のガレージキットにおいては、履帯に次いで二番目に苦労した部分でした。なお、レンズはパーツが含まれないので、ウェーブのアイズのクリアパーツを使い、塗装後に取り付ける予定です。  (続く)

 

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プラウダ高校 BT-5(プラウダ戦記版) 完成です!!

2022年10月27日 | ガルパン模型制作記

 本塗装を行いました。車体は全てミスターカラーの69番のグランプリホワイトを吹き付けました。転輪のタイヤゴム部分はポスカの黒で塗りました。履帯は28番の黒鉄色で塗りました。

 

 転輪を取り付ける前に、順番を間違えないようにチェックして並べました。

 

 転輪を取り付けました。

 

 履帯を組み付けました。上下の二つのパーツに分割して繋いであったのを、上から順に組み付けてゆきました。

 

 下の履帯を組み付けて繋ぎ、テープで仮留めして接着しました。

 

 履帯が組み上がりました。

 

 前照灯はタミヤのパーツに換装したため、キットのレンズパーツよりもサイズが大きくなりました。ウェーブアイズのクリアパーツからサイズの合うものを調達して付けました。内側を8番のシルバーで塗りました。

 

 排気管は42番のマガホニーで塗りました。

 

 塗装後の組み立てが完了しました。

 

 作中車に合わせて砲塔左右側面の後ろ寄りに校章マークのデカールを貼りました。

 

 つや消しクリアのスプレーで薄く吹き付けて仕上げました。

 

 以上で、コミック「プラウダ戦記」のプラウダ高校チームのBT-5が完成しました。製作日数は、2022年5月21日から26日までと8月18日の7日間で、組み立てに約5日、塗装に1日かかりました。

 今回はイタレリから販売されていたOEMのズベズダのキットを使用しました。そもそもBT-5の適応キットは現時点でズベズダ製品が唯一の存在であり、他に選択肢がありません。
 今回使用の個体はパーツの歪みや反りが散見されて是正に苦労しました。それでパーツの下拵えと仮組みは欠かさずに丁寧に進めました。パーツの合わせもなんとか進み、思ったよりも楽に組めました。ガルパン仕様への改造もスムーズに進みました。以前に同じズベズダキットでコミック「フェイズエリカ」の継続高校チームのBT-5を製作した経験が活きたのだろうと思います。

 

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サンダース大学付属高校 T7コンバットカー(リボンの武者版) 作ります!! その5

2022年10月26日 | ガルパン模型制作記

 車体の組み立ては後部に移ります。上図のガイド図にしたがって各パーツを取り付けます。

 

 排気管関連のパーツです。バリが多くて整形するのに手間取りましたが、それよりも問題だったのは、左右でサイズが微妙に異なることでした。原型がそうだったのでしょうか。

 

 とりあえず、それぞれの指示位置に組み付けましたが、車体やフェンダー自体が前述したように左側で歪んでいるため、排気管の位置も左側が約3ミリほど高くなりました。パッと見ただけでは分からないような差異なので、気にせずに作業を進めました。

 

 このアングルから見ると、左側の排気管が高い位置にあるのが分かります。車体が左側で2ミリほど反っており、フェンダーも歪んで1センチほど上に反って曲がっていたため、これらを削って調整したうえで強引に押さえつけて接着していますから、約3ミリの差でおさまったのはむしろ奇跡的でした。

 

 排気管の排気口はエッチングパーツを使いますが、その取り付けに際しては上掲の実車画像を参考にしました。黄色の円内に示すように、排気口の穴の範囲がやや内転びになっています。また、赤円内にみえるバックライトは、レジンのパーツが不良であったため、ジャンクから同じ形状のドラゴンのM4シャーマン用のクリアパーツを調達して取り付けました。

 

 なんとか組み上がりました。左右のバックライトはクリアパーツを使用しましたので、上図では分かりにくいかと思います。

 

 バックライトのクリアパーツの取り付け状況を拡大してみました。

 

 細部のパーツはガイド図では省略されていてレジンのパーツも無いので、実車の図面や画像を参考にしてドラゴンやアスカモデルの米軍車輌用パーツを転用して取り付けました。

 

 車体前端の牽引具を組み付けました。レジンパーツが破損していたため、アスカモデルのパーツに置き換えました。

 

 車体後端の牽引具も同様にアスカモデルのパーツに置き換えました。

 

 戦闘室前面のM1919機銃はレジンパーツがなんとか使えましたが、警笛は不良品でしたので、タミヤの同形のパーツに置き換えました。各所のハッチのハンドルは、真鍮線で再現しました。

 

 車体各所のハンドルを取り付けました。ガイド図の指示が大雑把なので、実車画像のほうを参考にして真鍮線を切り、曲げてハンドルを作りました。車体の取り付け位置にピンバイスで穴を設けて、ハンドルを差し込む、という作業を繰り返しました。

 

 このハンドルは、左右対称に付くものと、片方にだけ付くものとが混在します。作中車の描写でもそうなっていますが、念のために実車画像や図面で確認して合わせました。

 

 砲塔のハンドルは、御覧のようにコマンダーハッチ上の左右にやや大きなサイズで付きます。ハッチ自体は接着せずに開閉自在にしましたが、そこにおさまるべきアリサのフィギュアは、出来ればグッドスマイルカンパニーさんにねんどろいどぷちのサイズで立体化していただきたいところです・・・。  (続く)

 

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プラウダ高校 BT-5(プラウダ戦記版) 作ります!! その5

2022年10月25日 | ガルパン模型制作記

 砲塔がガルパン仕様にて仕上がりました。天板の前部を傾斜させ、その上のペリスコープやベンチレーターをいったんカットして水平に据え直しました。

 

 ガイドの組み立て指示に従って残りのパーツを組み付けてゆきます。

 

 全てのパーツを組み立て終わりました。ここからガルパン仕様への工作を追加します。

 

 砲身基部の下部はキットのパーツでは上図のように凹んでいますが、作中車では凹んでいませんので、このままでは欠けた状態に見えます。

 

 さらに、キットには無いハンドルが作中車にはあります。

 

 プラ材で砲身基部の下部を補い、ハンドルもジャンク品から選んで取り付けました。

 

 天板のカット線が溝状になっているのをプラ板で埋めました。砲塔は以上で完成です。

 

 さらにガルパン仕様への工作が続きます。上掲の作中車のフェンダー後端の傾斜部が、なぜかキットのパーツには含まれいませんでした。

 

 そこで、上図のようにプラ板で補完して作中車に合わせました。

 

 砲塔の左右の車体天板上にハンドルがあります。これは実車でも見られますが、キットのパーツには含まれません。

 

 そこでハンドルをジャンク品から選んで左右に取り付けました。

 

 左右フェンダー上の繋ぎ目にあると思われるリブが、片側4ヶ所にあるのが作中車の描写からも伺えます。これは実車でも見られますが、キットのパーツにはモールドされていません。

 

 そこで、プラ板で上図のように片側4ヶ所のリブを再現しました。

 

 前照灯は、再検討の末、タミヤのパーツの転用に落ち着きました。作中車と同じ大き目の前照灯です。確か、BT-7もしくはBT-42用の余剰パーツだったと思います。

 

 かくして車体の組み立てが完了しました。前部はタミヤのパーツに置き換えて、作中車独特の形状に近づけています。

 

 砲塔をセットして、塗装前の組み立てと改造作業の全てを完了しました。元のズベズダ製品をそのまま組み上げると、この姿には絶対になりません。ガルパン仕様がかなり入りましたので、製作工程自体も変化に富んでなかなかに楽しめました。  (続く)

 

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サンダース大学付属高校 T7コンバットカー(リボンの武者版) 作ります!! その4

2022年10月24日 | ガルパン模型制作記

 車体の組み立ての続きです。上掲のガイド図に従って車体上部などを組み立てます。パーツの幾つかに反りや歪みがあったので、なるべく是正を図りつつ、順に組み付けてゆきました。

 

 各所で隙間が出来るのを、テープで留めて押さえこんで、瞬間接着剤でくっつけて固定する、という繰り返しでした。

 

 この戦闘室前面装甲も、反ったパーツばかりだったのですが、お湯に浸けて指で曲げを直して、なんとか上図の状態にこぎつけました。

 

 車体への組み付けの前に、左右のズレを少しでも縮めるべく、車体側を削って調整しました。

 

 なんとか戦闘室前面装甲もはめ込む事が出来ました。向かって右側、つまり車体左側が歪んで上がっている状態なので、削って縮めていますが、それでも左右が等しいサイズにはなっていません。約2ミリほどの差異が残りました。

 

 車体後面の組み立て状況です。上図ではあまりハッキリ見えませんが、フェンダーも左側が約2ミリ高くなっています。車体そのものが成形不良でやや斜めに歪んだ状態になっているからです。かなり削って左右のズレを縮めましたが、完全な是正には至りませんでした。

 

 エッチングパーツの1つを上図のように貼りました。

 

 続いて砲塔の組み立てに進みました。砲塔本体のパーツは特に問題がありませんでしたが、機銃などの細かいパーツが殆ど折れたり成形不良で使い物になりませんでした。残ったパーツも、作中車のそれとは形状が違いました。

 

 作中車の砲塔の様子です。主武装はM2ブローニングの12.7ミリ50口径機関銃、副武装はM1919 ブローニング7.62ミリ30口径機関銃です。

 

 幸いにも、主武装のM2、副武装のM1919ともジャンクにパーツがありました。M2はドラゴン、M1919はタミヤのパーツがあり、いずれも精巧に出来ていました。

 

 組み立てました。レジンの砲塔本体のぼんやりしたような質感と、二種の機関銃のシャープな存在感とが対照的でした。レジンでは細部の表現が難しく、モールドもあまり細かく出来ないので、プラモデルのパーツと比べると質感がかなり見劣りするのは避けられません。
 それで、砲塔本体のほうも各所にヤスリがけを行なって細部になるべくメリハリを付けました。

 

 車体に仮組みしてみました。ようやくコンバットカーらしい雰囲気がそなわってきました。  (続く)

 

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プラウダ高校 BT-5(プラウダ戦記版) 作ります!! その4

2022年10月23日 | ガルパン模型制作記

 ステップ6にて砲塔を組み立てます。「プラウダ戦記」の作中車は、模型サークルにてソ連戦車に詳しい先輩に見解を伺ったところ、「前に傾斜がある、史実では存在しなかった形状の砲塔なので、ガルパンのオリジナルだろう」と言われた通り、砲塔がガルパン独自の形状を示します。
 それで、今回の製作においても、この砲塔をガルパン仕様に改造することになります。その工作の手順を順に紹介します。

 

 まず、砲塔を構成する四つのパーツ、1A、2A、3A、8Aを用意しました。1Aと2Aは貼り合わせました。3Aは天板、8Aは砲防盾にあたります。

 

 改めて作中車の砲塔の形状を確認しましょう。御覧のように天板のハッチ前からの部分が傾斜しています。史実のBT-5では見られなかった形らしいのですが、ここではこの形状に合わせます。

 

 キットのパーツをそのまま組み立てると、砲防盾の8Aは上のほうに取り付きますが、作中車の砲防盾は約3ミリほど下にずれています。これに合わせて、8Aの内側のはめこみ突起の下部を上図の赤線部分のみ削って、約3ミリほど下にずらして取り付けられるようにしました。

 

 改造後の8Aの取り付け状況です。元の位置より3ミリほど下に下げて組み付けました。作中車の姿にほぼ近くなりました。

 

 続いて天板の3Aにも改造を加えます。キットのパーツは御覧のようにフラットですが、作中車においては乗降用ハッチの前から下に傾斜します。

 

 そこで、傾斜部分を上図のように切り離しました。ラインチゼルで線をケガいておいて、その線をアートナイフで慎重になぞって何度も切りこむことにより、綺麗に切り離せました。

 

 天板のフラットな部分はそのまま取り付けました。

 

 横からみた状況です。ここから次の改造に移ります。

 

 砲防盾の本来の取り付け位置である開口部の左右辺に合わせて、上から開口部の上部をカットして、そのまま下へスライドさせて砲防盾の8Aにくっつけます。

 

 続いて、スライドさせた部分の左右の隅をA、天板のカット部の左右の端部をBとして、このAとBを結ぶ傾斜線をイメージします。この傾斜線に沿って斜めにカットすれば、天板前部の傾斜面が形成されます。

 

 AとBを結ぶ傾斜線のラインに沿ってマスキングテープを貼りました。その上のはみ出し部分をカットします。

 

 改造後の状態です。

 

 先に切り離しておいた天板3Aの前部をはめ込みました。

 

 これで砲塔天板前部の独特の傾斜面が仕上がりました。その後、傾斜面上のペリスコープやモールドをいったん切り離して水平に据え直す作業を行ないました。

 

 作中車の砲塔の側面観です。これにほぼ合わせることが出来ました。パッと見ただけでは分かりにくい傾斜面ですね。
 もし、私の作品を見てこの独自の傾斜面に気付かれた方が居られたら、間違いなくガルパンの全てを知り尽くした正真正銘のガルパンファンであろうと思います。  (続く)

 

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サンダース大学付属高校 T7コンバットカー(リボンの武者版) 作ります!! その3

2022年10月22日 | ガルパン模型制作記

 コマンダーモデルのガレージキットの組み立て説明書は図も大雑把で、全てのパーツの取り付け指示を網羅するものではありませんでした。図に番号も付けていないので、組み立て順序もいまいち分かりにくいです。とりあえず、車体の組み立てから進めることにしました。

 

 組み立て図に描かれてあるパーツを一通り揃えて準備しました。既に歪みが出ているパーツが二つほどあり、お湯に浸けても、数分煮込んでも、元通りになりませんでした。

 

 仮組みをして各パーツの取り付け位置を確かめてから、組み立てました。内部も一部が成形されているので、本来はインテリアキットとしても作れるように開発されたのかな、と思いました。同封のエッチングパーツの中にはそれを思わせるパーツも含まれていましたが、それらは不要となっています。レジンのパーツにしても、もとはインテリアパーツがあったような痕跡があり、パーツ群のランナーの幾つかがカットされた状態になっていました。

 

 足回りの重要なパーツには反りや歪みが無かったので、ちょっと安心しました。足回りだけはなんとかきちんと仕上がるだろうな、と思いました。

 

 足回りの取り付け状態をチェックするべく、大きな転輪を仮組みしてみました。転輪の大きさは、私の製作したガルパン車輌のなかでは最大ですので、とにかく目立ちます。現在自衛隊が配備している16式機動戦闘車の車輪に似た雰囲気があります。

 

 次は左右フェンダーの取り付けです。

 

 左右のフェンダーのパーツにも大きな反りや歪みがありました。お湯に浸けても、数分煮込んでも、元通りになりませんでしたから、たちが悪いです。使用されるレジンの品質の問題でしょうか。

 

 なので、前面でテープを貼って仮固定しましたが、既に歪みのせいで隙間やズレが生じていました。パーツの形を元通りに出来ませんので、強引に抑え込んで瞬間接着剤でくっつけるしか方法がありませんでした。

 

 後ろへいくほど歪んでゆく左右フェンダーの歪みでした。こんな酷いのは初めて経験しました。反っているうえに横に捻じれて歪んでいるのでした。それよりも問題だったのは、左右のフェンダーのサイズが異なっていて、このまま組み付けると左右非対称の形に仕上がってしまう点でした。

 前述のように、車体も寸法がおかしくなっていますから、あわせて修正する必要がありましたが、あまりやり過ぎると破綻に至るだろうと考え、左右の寸法の差も完全に縮めずに八割ほどでまとめることにしました。一見しただけでは分からないような程度の誤差にまとまれば十分だ、と割り切りました。  (続く)

 

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プラウダ高校 BT-5(プラウダ戦記版) 作ります!! その3

2022年10月21日 | ガルパン模型制作記

 ステップ5では、車体の左右や前後のフェンダー、履帯を組み立てます。

 

 左右のフェンダーと後部のパーツ類です。このうち19Bと20Bの前端の寸法が合わず、仮組みの際に車体に干渉してつっかえたため、削り調整にて寸法を修正して合わせました。

 

 組み付けた状態です。19Bと20Bの寸法も修正して合わせたので後部もきっちりと組み上がりました。

 

 車体上面の組み立ての際にスカスカだった吹き抜け部分を、ジャンクのエッチングパーツの適当なサイズのメッシュで内側からカバーしました。

 

 車体の天板も寸法が合わないので、削って修正してきっちり嵌まるように調整しました。

 

 最後に前面のフェンダーと操縦手ハッチを組み付けることにしましたが・・・。

 

 どうも前面のフェンダー28Bおよび29Bがしっくりきませんでした。というか違和感がありました。形状が明らかに違いました。キットのパーツは前端で斜めに折れていますが、作中車のは丸く造られています。

 

 御覧のように、フェンダー前端が丸く曲がっています。どちらかというとBT-7の曲線状のフェンダー形状に近いです。

 

 そこで、ジャンクにあったタミヤのBT-7用の前部フェンダーのパーツを取り出しました。BT-42のキットに含まれていた不要パーツであったかと記憶しています。

 

 試しに仮組みしてみますと、ピッタリと合わさりました。ズベズダの車体にも違和感なく合うタミヤのパーツの凄さに感心させられました。

 

 これで作中車の形状にほぼ合います。そうなると、フェンダーの内側にセットされる前照灯も、タミヤのパーツに交換したほうが良さそうだ、と考えました。作中車の前照灯は大きめに描写されていますので、ズベズダのパーツをそのまま使用するとサイズが小さいので合いません。タミヤのパーツだとサイズ感も同じです。

 

 履帯の組み立てに進みました。

 

 車輪を全て車体に仮組みして、これに履帯パーツを仮留めして繋ぐ方法を採りました。

 

 こんな感じで、上下2パーツに分割して塗装後に繋ぐことにしました。

 

 上下2パーツに分割しての組み付けは、上図のように車輪に仮組みした状態で行ない、テープで留めながら順番に繋いで接着してゆく、という方法で行ないました。車輪と履帯を完全に組み合わせて接着して一体化する、いわゆるロコ組みの手法も選択肢としては有効ですが、私自身は履帯と車輪を分割して組んで別々に塗装してから組み合わせるほうがやり易いです。

 

 かくして、左右の履帯も組み上がりました。塗装後に車輪類と一緒に組み付ける予定です。  (続く)

 

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サンダース大学付属高校 T7コンバットカー(リボンの武者版) 作ります!! その2

2022年10月20日 | ガルパン模型制作記

 キットの組み立てガイドは、必要最低限の内容でした。というか、組み立ての手順も全てが示されずに主な箇所だけを並べ、あとは製作者が考えて分かるだろうという前提で省略してありました。大まかというか、大雑把というか、大らかというか、よくあるアメリカーンなスタンスでした。

 

 パーツ一覧図からしてこんな感じです。小さなものは何のパーツか分かりません。実際のパーツはこんなにシャープに成形されていませんから、探し出すのにも手間取りました。全部で64個ですが、実際には成形不良や破損分が含まれていて、予備すらも破損していたりで使えなかったものが5個ほどありました。これらはプラ板やジャンクパーツなどで置き換えています。

 

 この黒いのは何だろう、と思って探したところ、エッチングパーツの全体図でした。使用するのは下のABCDの4つだけのようですが、実際にはもう一つのパーツが必要でした。これをEパーツとしておきました。

 

 組み立てガイドでは見本図面も省略されていますので、ネットで上掲の4面図を探し出しまして、参考図にしました。というか、この図があって初めてキットの組み立ての全ての工程がイメージ出来ましたし、組み立てガイドに載っていないパーツの取り付け位置なども分かりました。

 しかも、キットをそのまま組み立てると作中車とはちょっと違う姿に仕上がります。上掲の図面は、有り難い事に作中車のタイプでしたので、一番の図面資料として活用しました。

 

 パーツ類を袋から出して、下ごしらえにとりかかりました。こうしたガレージキット製品では、だいたいバリなどが付いていますので、カットして整えます。成形不良の部分はプラ板やパテなどで埋めます。パーツの多くは離型剤がベタッと残ったままですので、中性洗剤などで洗い落とします。

 

 洗浄後の状態です。パーツの表面からヌルヌルした離型剤が落ちて、ザラザラした感触に変わりました。歪んだり反ったりしているパーツは、お湯に入れて是正をはかりましたが、完全に直すまでには至りませんでした。

 

 上図は車体の主な構成パーツですが、なんと車体の左右で8ミリも寸法が異なっていました。バリの表面に金型ズレの痕跡がみられましたので、どうやら金型がしっかりと合わさっていない状態でレジンを流し込んで成形したもののようです。これは修正がききませんので、目立たない程度に削って左右の寸法差を出来るだけ縮めるより他に方法がありませんでした。
 結果的に半分の4ミリ程度に縮めましたが、これで仮組みしたところ、左右が僅かにズレるかな、といった感じにおさまりましたので、それで妥協することにしました。

 ガレージキット製品は、軍艦艦艇のキットで何度か経験していますが、船の場合は方形パーツの繋ぎか積み重ねで大体の形が出来上がるので、細部に歪みがあったり破損していたりしてもフォローが出来るケースが殆どです。複雑な形状のパーツはあまりありませんから、不良品があったとしても、プラ材やジャンクパーツで置き換えて解決出来るのが普通でした。

 ですが、今回のキットのようなAFVものは、パーツが複雑な形状をしているものも少なくなく、それに歪みがあったり破損していたりすると補填がきかず、代替品も見つからない事が殆どなので、欠陥パーツであっても出来るだけ直して使うより他に方法がありません。そのあたりが難しいところです。

 

 さらに頭を抱えたのが、履帯のパーツの不良品の多さでした。今回のT7コンバットカーは車輪と履帯の大きさが目立つので、この二つのパーツだけはどんなことがあっても形を整えて組み立てる必要があります。

 ところが、履帯のパーツは一枚から数枚連続までの複数があり、それらの約四分の一ほどが折れていたり、欠けていたりしました。多めに入れてある予備パーツに置き換えても定数には届かず、プラ材を使って折れた部分を繋いだり、欠けた部分にバリなどの断片を嵌めて形だけは直したりしました。この作業に3時間を費やしました。

 

 洗浄と整形が終わったパーツは、組み立て工程ごとに袋に詰めて、紛失しないように心がけました。

 

 不良品が多かった細かいパーツの多くは、これまでに制作したアスカモデルのキットの余りパーツなどに同じものがありましたので、置き換えました。またドラゴンのパーツ類も幾つか転用することが出来ました。
 既にサンダース大付属高校チームの車輌は各種あわせて12輌を製作していますので、それらの余りパーツや不要パーツが大量にあり、今回の製作で役立つことになりました。

 

 履帯のパーツも苦労して修理して、なんとか定数を揃えることが出来ました。組み立て前の準備だけで一日が終わってしまいました。ガレージキットというのは、とにかく楽には作れない代物です。昔は艦船キットで色々苦労したけれど、AFVキットではもっと苦労するなあ、と思います。  (続く)

 

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プラウダ高校 BT-5(プラウダ戦記版) 作ります!! その2

2022年10月19日 | ガルパン模型制作記

 ステップ3では誘導輪の軸部を組み立てます。ステップ4では車体の上面部や足回りを組み立てますが、転輪の取り付けは塗装後に行ないます。

 

 ステップ3で組み付けるパーツの数々です。

 

 いったん組み付けましたが・・・・。

 

 左右の向きが微妙に違うので、組み付け方を間違えた事に気付きました。一度バラして、組み直しました。この部分は組み立てガイドの図でもいまいち分かりにくいところがあります。

 

 ステップ4に進みました。車輪は誘導輪と起動輪のパーツだけを準備しました。

 

 部品毎に組み立ててゆきました。パーツ5Bのサイドがスカスカであるのに気付き、実車の写真をチェックして網状のカバーが付いているのを知りました。後でジャンクのエッチングパーツのメッシュ等で補完することにしました。
 また、仮組みの際に、前面装甲のパーツ3Bに歪みが出ているのを知りました。

 

 それで、瞬間接着剤で強引にくっつけてテープで留めて固定しました。ズベズダ製品の古い時期のキットには往々にしてこういう反りや歪みが見られますので、パーツをお湯に付けたりして少しでも是正したうえで、無理矢理にくっつけるしか方法がありません。

 

 転輪は別に組み立てておきました。片側4輪ですが、全てが同じ形状ではないので、取り付け間違いを防ぐために順番を明確にして保管しておく必要があるからです。

 

 組み上がった状態です。上図の左端が第一転輪で、ハブキャップが唯一フラットで半円形になります。右へ第二転輪、第三転輪と並びますが、この2輪は同じ形状です。右端の第4転輪はハブキャップがやや小さいのが特徴です。これらの順番を間違えて取り付けているケースをネット上での先行作例に見かけますので、同じ轍を踏まないように気を付けました。

 

 さきに第2ステップで仮付けしたフックのパーツの大まかで細い形状がどうしても違和感を拭えなかったので、思い切ってここで取り外して、タミヤのパーツに交換することに決めました。

 

 タミヤのパーツに交換したところ、フックの形状がもともと良いので、おさまり具合もそれらしくなって見栄えも良くなりました。それで、保留にしていた前照灯のパーツもタミヤのそれに交換することに決めました。

 以前にタミヤのキットで継続高校チームのBT-42やBT-7を製作していますが、その際に余剰の不要パーツがかなり残ったのをジャンクに入れて保管してあったため、それらを再活用した次第です。こうしたタミヤパーツの再利用は、これだけにとどまりませんでした。  (続く)

 

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サンダース大学付属高校 T7コンバットカー(リボンの武者版) 作ります!! その1

2022年10月18日 | ガルパン模型制作記

 数あるガルパンコミックのなかで、最も多くの戦車が登場しているのが上図の「リボンの武者」シリーズです。私もその作中車を色々と再現製作しています。20輌ぐらいは作ったと思いますが、まだ作りたい車輌があります。上図の第7巻に初めて登場する戦車です。

 

 第7巻に初めて登場する戦車とは、上図のT7コンバットカーです。サンダース大付属高校選抜チームのフライングタンカースが使用するアメリカの軽戦車で、作中では「M1コンバットカー」と紹介されていますが、作中車の姿は厳密にはM1コンバットカーの改良型のT7コンバットカーであるため、ここではT7コンバットカーの名称を用いることにします。

 

 この車輌は、フライングタンカースを率いるアリサが用意した二番目の搭乗車輌です。一番目はM22ローカストでしたが、強襲戦車競技大会「大鍋」への参加にあたってより機動力に優れたT7コンバットカーに変更しています。
 が、第一試合にてムカデさんチーム「百足組」に敗れています。その後も第二回戦の激闘を戦い抜いて、決勝戦のエントリーに応じましたが、試合が中止となっています。

 

 実車の画像です。史実では1輌が試作されただけで、その開発は1939年10月にキャンセルされています。つまり、T7コンバットカーとは、上図の1輌が全てでした。そんな超レアな車輌のプラモデルはたぶん無いだろう、と思いつつも調べてみましたが、やっぱり世界のどこからもプラモデルは出ていませんでした。

 

 ですが、アメリカのガレージキットメーカーのひとつコマンダーモデルが、ガレージキットを販売していることが分かりました。国内の販売網においては入手が難しいようなので、昨年の大洗行きの際に立ち寄ったひたちなか市のM.S Modelsさんにて相談したところ、取り寄せてくれるとの事でしたので注文し、約2ヵ月後に上図のパッケージにて届きました。

 

 中身です。ガレージキットですが、現在唯一のT7コンバットカーのキットです。

 

 ガレージキットは、大抵の場合パーツの成形不良や破損などを見越してパーツ数を多めに入れてある場合がありますが、このコマンダーモデルの製品もそうでした。

 

 最も分量が多かったのが履帯のパーツでした。開封して袋入りのままチェックした時点で一部に成形不良や破損が見られました。倍ぐらいの量が入っていたので、なんとかなりそうに思えました。

 

 エッチングパーツもありました。細かいパーツや壊れやすいパーツは倍ぐらいの数が入っていました。上図の段階では何のパーツなのかが殆ど分かりませんでした。

 車体関連のパーツです。フェンダーは歪みがあり、上部車体も妙な反りや欠けがありました。成型不良の箇所も散見されました。無事に組み立てられてちゃんと出来上がるのかどうか、ちょっと心配になってきました。  (続く)

 

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プラウダ高校 BT-5(プラウダ戦記版) 作ります!! その1

2022年10月17日 | ガルパン模型制作記

 ガルパンコミックのひとつ「プラウダ戦記」だけに登場する車輌は全部で5種類が知られますが、そのうちの3輌は主役のプラウダ高校チームの所属になります。そのなかで最も活躍して描写量も多いのが、モーリエが車長を務めるBT-5です。

 

 作中車の外観です。車長のモーリエは「最近多少頑張っている普通の人」と紹介されていますが、BT-5のほうは多少頑張るどころか、西住まほのティーガーⅠという最強クラスの敵を相手に迎えて最後は自爆攻撃に至る獅子奮迅の活躍を展開しています。その健闘をたたえて、プラウダ高校チーム所属の3輌の一番目に再現製作することにしました。

 

 使用キットは、2年ほど前に中古ショップで500円で購入してあった上図のイタレリ製品です。パッケージの右下にズベズダのマークがありますので、ズベズダからのOEMであると分かります。つまりはズベズダ製のキットです。

 ズベズダのBT-5のキットは、以前にコミック「フェイズエリカ」版の継続高校所属車を再現製作した際に利用したことがあります。そのキットの商品コードはZV3507でしたが、今回のイタレリキットの中身と同じ型からの製品であるようでした。時系列でみると、前回利用のキットは今回の製品の再販品にあたるようです。

 

 中身を見てみると、既視感が大いにありました。パーツの殆どを見ていて、以前に継続高校所属車を再現製作した時に扱ったのと全く同じだな、と感じました。
 ということは、前回の苦労続きの作業工程をもう一度なぞるわけです。さらに、今回の作中車が独自の形状を示すため、それに合わせる改造の手間が追加されることになります。

 

 組み立てガイドの表紙解説です。短い説明文がイタリア語、フランス語、ロシア語などの11ヶ言語で並びますが、私には日本語と英語しか読めませんでした。中国語もあるので、イタレリはヨーロッパ圏だけでなくアジアでの販売も見据えていたようです。

 

 ステップ1および2では車体を組み立てて、車体各所の部品を組み付けます。ステップ1はガイドの指示通りに進めますが、ステップ2においては一部のパーツが大雑把な造形なので、タミヤの同パーツに交換しようかと迷いました。それらの組み付け作業に達した段階でまた考えることにしました。

 

 ステップ1で組み立てる車体のパーツ群です。古い製品の常で、一部のパーツに反りや歪みが散見されました。

 

 とくに底板の1Dが大きく反っていましたので、瞬間接着剤を用い、上図のようにテープで留めて固定しました。

 

 組み上がりましたが、パーツとパーツの間に隙間が生じている箇所があり、後でプラ材で埋めることにしました。

 

 ステップ2で組み付けるパーツを準備しました。そのうちの前照灯のパーツ15Cおよび16C、フックのパーツ17Bは形が大雑把で多少の違和感を禁じ得なかったので、ジャンクにあるタミヤのBT系列の同じパーツに交換しようかと考えました。とりあえず、フックの17Bを仮付けとして、前照灯の15Cおよび16Cは保留にしました。

 

 前照灯の件はまた考えることにして、13Cおよび14Cも後で付けることにしました。とりあえず、車体組み立ての際に生じた隙間を埋める作業に移りました。

 

 御覧のように隙間が出来ています。仮組みして丁寧に組み合わせても隙間が出来てしまうキットです。ロシアの大らかな香ばしい製品の例にもれないようです。

 

 ランナーの切れ端のタグ部分を活用し、上図のように隙間に差し込んで接着し、乾燥して固まってからカットするという手順で隙間を埋めてゆきました。

 

 隙間を全て埋めました。この隙間は車体の左右に出来ましたから、埋める作業も二度繰り返しました。  (続く)

 

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