けけけ、小雨降る那覇、対岸の世間、奥武山の公園では一般ピーポー祭りで浮かれて居るが、わしは漫湖の畔で一人リベンジを果たすべく深~く考え中。実に渋いね。3年前の前回の河童捕獲、あっと言う間に漫湖に転落し、ずぶ濡れで泣きながら吉牛を食って市場で宴会なんて悲しい結果だったが、今振り返れば、あの足が滑った瞬間の喪失感、ずるっとな~のスリップ感、あれは己の油断からのボンヘッドと思っておったが、あれの真実は「河童の奴に足を引っ張られての転落」だったんじゃああないかしら。間違いないね。ふん。舐めくさって~
ここに誓います。わたくし、かわせ孫作又の名は大西ライオン59歳は出身地新潟以外の何処かの名誉と職業、職業訓練学校の名誉の為、また、副業の河童捕獲士2級免許のプライドを掛けて完全捕獲の偉業、かって誰も成し得なかった大偉業をここに成就することを2度付で宣言ね。うけけ。まず手始めに河童の裏をかいて両足をロープで縛り、その辺の木に括り付ければずるっとな~は不可能。で、腹這いになり匍匐前進にて漫湖に迫り、水際にて河童の往来を待ち、見かけたらジャンプし後ろからのヘッドロックにて奴の自由を奪い、蛇の如く後進して完全確保ね。なんて素敵な計画。
待つ事3日12時間6分33秒遂に待ち望んでいた瞬間がやって来た。河童の野郎緑のジャージーの上下&裸足(ヒレなので靴は履けないようだ)で岸辺をランニングしながら、こちらに接近中。頭は紛れもない河童ハゲで、少し苦しいのか唇はアヒルの様にクエックエ。10メートル、5メートル、3・・・2・・1、それ今だ、ジャーンプ・・・・ここで悲しいお知らせです。ロープが短くて、河童手前にて墜落。後10センチのタッチが届かず両腕虚しく空を掻き毟り、驚いた河童、漫湖に転落もしくは逃走。終わった・・・チーン。今回は漫湖に落ちなかったので乾いたまま、帰り道天下一品にてドロドロラーメン食いました。
〇月×日 琉球新報社会面記事 「那覇市にチュカカプラ現る?」 先週那覇市奥武山公園でジョギング中の山城亀助(61歳無職)が何者かに襲われ漫湖に転落する事件がありました。山城さんは一時意識を失い下流方面に流されたものの、付近で操業中の小型漁船第一うりずん丸の船長城間ガンジーさん(88歳)に救助され命に別状はありませんでした。救助された山城さんの話によると「真っ黒な蛇のような何かに突然飛びかかられたが、素早く避けて逃げた」とのことです。現在、県警では現場検証を行い。さらには目撃者の情報を収集し真相究明中です。
暇潰しにお付き合いありがとうございます。ちなみに河童は
こんな感じで変装して人間界に潜伏中かもしれませんねえ。ぺこり。