人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ。
Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.
それを、人は、毎日やってんだから、生きるとは、難儀なことなのか、立派なことなのか…。
そりゃあ、疲れちまうのも、当たり前。
それも、わからないまま、ほとんどの人が、今日も生きてる。
だから、人は、時々、空が恋しくなるのだろう。
毎日、同じ景色の中で、暮らしていると、脳が記憶してしまうから、1日が短く感じるそうだ。
1日を、長く感じたければ、新しい景色を脳に見せてあげることらしい。
だからと言って、たまに、どこかへ出かけて、新しい景色に出会っても、翌日から、また、いつもと、同じ暮らしに戻ると、昨日は、遠い日の出来事みたいに、ただ、懐かしい風景でしかない。
夜が明けると、僕は今日の旅をする。
終わりのない風景を探して…。