南風吹いて、また夏がくる。
初夏が運ぶ、この香りが大好きです。
空が、湿り気を増しながら、風が、幾度も緑に色を重ねながら、今年も、夏がやってきます。
夏の午後の、ガランとした、街の静けさが、僕は大好きです。
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真夏の、午後の早稲田通りを、誰も乗らないはずのバスが、止まった。
やがて、黄色い麦藁帽子の女の子が、陽炎みたいに、ユラユラ揺れるオッパイと、焼けたアスファルトの上に降り立った。
ワタシ、オリルトコ、マチカエタヨ、ウンテンシユさん!
おカネカエシテ、ニホンジン、ミンナ、ショウジキ、アベチャンヨメが、イツテタヨ!
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平和や、幸せについて、時には、誰もが、口にしたくなる。
例えば、今日のような陽気には、テレビでよく見る、どっかの南の島にあるように、木陰にハンモックを吊るして、昼寝でもしたならば、さぞかし、素敵でしょう。
その時の、天にも登りたくなるような、たまらない感触こそを、極楽浄土と呼ぶのじゃなかろうか。
がしかし、その一方で、今日も、戦火を逃れ、途方にくれる、女や子供や老人が、今、まさにこの時間も、終わりなく存在していることの、不思議と真実。
僕らは、いったいどこで、幸せや平和について、納得し合うのだろう。
現実は、そう容易く、手締めをさせてはくれないから…。
上手な都合など、ありえないのだ。
極楽浄土は、まだまだ、オアズケだ。
俺を待っているのは、仕事だけ♫
俺は資本主義の豚野郎 🎵
キヨシローみたいな、歌詞が浮かぶだけ!
٩( 'ω' )و
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キング牧師の有名な言葉に、"あなたが正しいとき、過激になりすぎてはいけない。あなたが間違っているとき、保守的になりすぎてはいけない。"
When you are right you cannot be too radical; when you are wrong, you cannot be too conservative.
正義を貫いたがために、キング牧師は、39年の生涯だった。
エイミーワインハウスは、天才シンガーであったがゆえに、肉体がエイミーの精神について行けず、27年の生涯だった。
僕の、30年来の親愛なる友は、旅に、いったん区切りをつけて、親の残した、山や田んぼや畑の暮らしを選び、相馬郡新地町に戻りました。
それから、数年後、津波が、町を直撃し、津波は、丸ごと町を飲み込みました。
えれから、5年後の、昨年の初冬の11月。
友の消息を、偶然、知りました。
享年55歳。
ハッと、我に戻った、瞬間でした。
僕の時計が、また、動き始めました。
僕は、あの日に、僕の、今までの、人生の価値観や、人生哲学を、根本からひっくり返され、僕の時計は、それからずっと、止まったままでした。
この五年間、僕は、抜け瓦みたいに、生きてました。
たまたま、偶然知った友の消息に、僕は、揺り起こされたのでした。
バチっと目覚めました。
僕は、今年が、人生第2章、そんな気持ちで、今を、生きてます。
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だから、今年は、いつも以上に、毎日が、忙しい!
なぜなら、もうすぐ、6月も、もう終わるのですから…!
(╹◡╹)♡