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弧状列島,品証,「なぜ、あのとき抱いてやらなかったのか」今も悔い消えかける長男の文字、消えない人の絆

2020-01-17 18:48:34 | 連絡
<建築場所「神戸市灘区六甲道」の地盤、構造体「建物」の耐災害設計基準は
過去奈良時代以降の最大地震「阪神・淡路大震災」発生想定する振動伝搬に対応し改訂され、最新の耐震耐火基準、安全係数を前提にした街造りや陸、海、空、宇宙、サイバー空間ライフライン構築が進められ、神戸市は、復旧で安心していないか、復興・新興を目指しているか>
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仏間にある古い黒板。25年の歳月を経てチョークの文字は消えかかり、今では読み取れない。阪神・淡路大震災で命を落とす3日前、小学校の先生だった長男が残した字だ。愛息を亡くし、何度も崩れそうになった母を支えたのは、息子の教え子や友人、そして日々育っていく「あすなろの木」だった。(長沢伸一)
新婚夫婦が居を構えたのは神戸市灘区六甲道。君江さんも当時、歩いて20分の距離に住んでいた。あの日、物が散乱する家から夫の勇治さんと飛び出した。「親孝行のあの子のことだから、すぐ飛んでくる」。避難先の小学校で待ったが、来ない。不安になり真治さんの新居に向かった。

 6階建てのマンションは、息子夫婦の住む3階部分で真っ二つに折れ、地面に崩れ落ちていた。コンクリートの塊の下から足首だけが見えた。左足の指の1本が少し長い。母だから分かる息子の特徴に、息が止まった。

 とっさに、羽織っていた布団をかぶせた。ほかにできることは考えつかなかった。千恵美さんの遺体は翌日見つかった。

 「なぜ、あのとき抱いてやらなかったのか。顔を見てあげなかったのか…」。今も悔いが残る。


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