民平的幸せ体感記3【40代編】

かつて世界一周一人旅をした「みんぺ~」のユルくてどうでもいいブログ。ちょっとハッピーな気持ちになれるとかなれないとか。

この地に根ざす

2019年03月07日 | 児童養護施設の仕事
児童養護施設職員であるボクたちに出来るコトには限りがある。

色んな機関と連携して、一生懸命に考えて、休む間もなく行動して、決断して、前に進んで…

色々な事情あって、親と離れて生活する子どもを守ろうとして

それでも不本意な結果になるコトもある。

無念。

そんな時、立場は違えど、同じ想いでいてくれてた人がいたコトを知った。

一人じゃなく何人も。

身震いするくらいに嬉しく、勇気を貰った。

この仕事に就いている責任を感じた。

社会的養護という言葉がある。

『家庭にかわり、社会が子供を養育すること。おもに保護者のない児童、保護者に監護させることが適当でない被虐待児などを対象とし、公的な責任のもとに養育し保護するとともに、養育に困難を抱える家庭を支援する。』

要は、地域や社会全体で力を合わせて子どもを守って育てようよ!ってコトだ。

色々難しい現実的な問題もある。

でも、昨日出会った方は、シンプルに一人の子どもを大切に想ってくれていた。

我が子を育てながらのそんな想いが、ただただ嬉しい。

その方のコトは以前から知ってはいたけれど、改めて一人の子どもを大切に想う気持ちを共有できた。

無念な想いを共有して涙を流せた。

また別の子の幸せな現在を知らせると、心から喜んでくれた。

施設で生活する子どもたちは、知らない所で、ボクたちの思っている以上に大切にされているんだと知った。

ボクは単純なので、そんな出会いがあると、元気が溢れ出てくる。

社会的養護の子どもたちは、いかに本気で想ってくれる大人と出会えるか。

そんな大人に一人でも多く出会えるか。

それに尽きると思う。

そして、ボクたち施設職員は、その出会いのきっかけを作れるか。

もちろんボクたちがそんな大人の一人になれるか。

そんな風に思って行動している。

それから…

ボクの知らない所で、ずっと前からこのブログを読んでくれていて、元気を貰ってるって人との出会いがあった。

このユルいブログが多少なりとも誰かに影響を与えていたコトを知り、感動した。

故郷を離れて随分経つけれど、ようやくボクは、この地に根ざして生きられているのかもしれない。

前に前に進もうと思う。
それはそれとして、アロンアルファでカッチカチになった指先を見ると現実に引き戻される(笑)

まぁ頑張ろうっと。