小包が届いた。
差出人は見覚えのある名前、高校時代の友達Kの母だ。
Kは、帰省した時にいつも集まってくれる大切な仲間の一人である。
そんなKの母、津軽では母のコトをかっちゃと呼ぶので、Kのかっちゃと呼んでいる。
高校時代はスキーに連れていってもらったり、アルバイトを一緒にさせてもらったり、とお世話になった。
何年か前からはKとは別に、年賀状のやりとりもしている。
Kのかっちゃとはそんな間柄。
数年前の正月、20年ぶりくらいに路上で会う機会があり、ほんの一瞬だったけど、何だか分からない涙が溢れた。
それ以来会っていない。
でも、急にどうしたんだろ?
こんな風に荷物を送ってくれたコトなんて今までなかったから。
箱を開けると、故郷の香りが漂ってきた。
故郷のお菓子やリンゴ、リンゴジュース、そして手紙が入っていた。
特に何かあった訳ではではなく、息子Kと同様、きっとボクも年齢的に仕事は忙しく無理をしているんだろう、元気にしてるかな?と心配してくれる内容だった。
今年は何故だか、ボクのコトをよく思い出すのだとも書いてあった。
お礼の電話をかけたら昔と変わらない声と話し方のKかっちゃだった。
ほんの一言二言交わしただけだったけど、なんでだろう。
涙が出た。
ありがとうございます。
優しさ、受け取りました。
故郷を離れて随分経つけれど、友達やこういう風にボクを忘れずにいてくれる人たちのおかげで、相変わらず故郷にはボクの居場所がある。
帰りたいと思える故郷があるって幸せだ。
生まれは東京で、人生の半分以上長野県に住んでいるけれど、やっぱりボクにとっての故郷は津軽であって、ボクという人間のベースはそこにある。
年末年始は、みんぺーかっちゃを寂しくさせないために、帰ろうと思っている。
故郷の人たちの健康を本気で考えて商売している弟を労うために、帰ろうと思っている。
いつも居場所を用意してくれる仲間たちに会いに、帰ろうと思っている。
岩木山に元気をもらいに、帰ろうと思っている。
凍てつくくらいに冷える津軽の冬は、アツく、温かい。
色々あった、ありすぎた今年も残り一ヶ月を切り、喪中ハガキというものを初めて作った。
あまり暗い気持ちにならないように、少し暖かな気持ちになれる。
そんなみんぺーらしい喪中ハガキにしてみた。
親父も、ばぁちゃんもきっと喜んでくれるはず。
さて、残りの日々を丁寧に重ねようと思う。
焦ることなく一歩一歩、着実に。
みんぺー、クラウドファンディングに挑戦中
差出人は見覚えのある名前、高校時代の友達Kの母だ。
Kは、帰省した時にいつも集まってくれる大切な仲間の一人である。
そんなKの母、津軽では母のコトをかっちゃと呼ぶので、Kのかっちゃと呼んでいる。
高校時代はスキーに連れていってもらったり、アルバイトを一緒にさせてもらったり、とお世話になった。
何年か前からはKとは別に、年賀状のやりとりもしている。
Kのかっちゃとはそんな間柄。
数年前の正月、20年ぶりくらいに路上で会う機会があり、ほんの一瞬だったけど、何だか分からない涙が溢れた。
それ以来会っていない。
でも、急にどうしたんだろ?
こんな風に荷物を送ってくれたコトなんて今までなかったから。
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故郷のお菓子やリンゴ、リンゴジュース、そして手紙が入っていた。
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今年は何故だか、ボクのコトをよく思い出すのだとも書いてあった。
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ほんの一言二言交わしただけだったけど、なんでだろう。
涙が出た。
ありがとうございます。
優しさ、受け取りました。
故郷を離れて随分経つけれど、友達やこういう風にボクを忘れずにいてくれる人たちのおかげで、相変わらず故郷にはボクの居場所がある。
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生まれは東京で、人生の半分以上長野県に住んでいるけれど、やっぱりボクにとっての故郷は津軽であって、ボクという人間のベースはそこにある。
年末年始は、みんぺーかっちゃを寂しくさせないために、帰ろうと思っている。
故郷の人たちの健康を本気で考えて商売している弟を労うために、帰ろうと思っている。
いつも居場所を用意してくれる仲間たちに会いに、帰ろうと思っている。
岩木山に元気をもらいに、帰ろうと思っている。
凍てつくくらいに冷える津軽の冬は、アツく、温かい。
色々あった、ありすぎた今年も残り一ヶ月を切り、喪中ハガキというものを初めて作った。
あまり暗い気持ちにならないように、少し暖かな気持ちになれる。
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親父も、ばぁちゃんもきっと喜んでくれるはず。
さて、残りの日々を丁寧に重ねようと思う。
焦ることなく一歩一歩、着実に。
みんぺー、クラウドファンディングに挑戦中
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