この世界において、自分に似た人は最低でも3人はいると言われている。めったに巡り合うことはないが、運命のいたずらか、偶然に発見してしまうこともある。更には姿かたちのみならず、服装や行動パターンまでもが似ている場合だってあるから驚きだ。
さて、先日の長野マラソン前夜、元同僚の後輩に会って夕食を共にした。彼が同僚じゃなくなったのはもう10年以上前になる。
しかし、その後も様々な形で繋がってて、年に一回、長野マラソン前夜に会っていた。
最近は長野マラソンが中止になっていたので、三年ぶりの再会だったけど、相変わらず久々の感じがしない。
いつまでも話していられる。
そんな空気感や会話のテンポが堪らなく心地良い。
ボクのコトを兄貴の様だと慕ってくれている彼は保育士をしており、仕事のコトで自信を失っていた。
そんな彼の話を一通り聞いたボクは、思うままに励まし、アドバイスを送った。
自信を無くし、疲れ果てていた彼の表情が次第に緩み、笑顔が増えていったのできっと良い時間だったと自負している。
いつも30キロ付近で応援してくれる彼。一番しんどい辺りで応援してくれる人が待ってくれているって心強い。そんな30キロ地点の数キロ手前には橋がある。
ん?
どういう訳かその橋を渡りきる辺りに彼が立っているではないか。
そういうことかーっ
サプライズ好きな彼らしい演出である。
嬉しいな~
心身ともに疲れ果てていたボクはフラフラしながら、でも笑顔で彼のもとに歩み寄った。
ありがとう
職場も職種も違っても、後輩として頼りにしてくれ、先輩として何かしら力になれる関係って本当にステキだと思う。
うぉー!
ありがとうっ!!!
ハイタッチしようと近寄っていく笑顔のボク。
もしかしたら感動の涙が溢れていたかもしれない。
それくらい嬉しいサプライズだった。
ん?
彼の反応がイマイチである。
笑顔がなくどこか驚いたような表情を浮かべている。
ん?
なんと!!!
顔も体型も雰囲気もそっくりな別人(>_<)!!!
そんなことある???
差し出した手を不自然に下げ、その見知らぬ人の手前で急激に方向転換するボクだった(゚o゚;
そこから数キロ先、いつもの場所には本物の彼が(^^;)その後、ゴールまで二カ所でサプライズ的に現れて応援してくれた彼だったけど、本物か偽物か混乱しまくりで素直に嬉しがれないボクだった(笑)橋の上にいた見知らぬ方、きっと怖かったですよね(>_<)
涙を浮かべながら嬉しそうに笑顔で手を差し伸べてくる知らないおじさんランナー(笑)
ゴメンナサイ。
この世界において、自分に似た人は最低でも3人はいると言われている。めったに巡り合うことはないが、運命のいたずらか、偶然に発見してしまうこともある。更には姿かたちのみならず、服装や行動パターンまでもが似ている場合だってあるから驚きだ。
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