上部消化管内視鏡(以下、胃カメラ)デビューから10年近くになる。
記念すべきデビュー戦は、鎮静剤なしで口から。
うげぇぁーーー(>_<)
この世のものとは思えない程の心身苦痛を味わい、翌年から鎮静剤を使用するコトに。
うげぇぁーー……ん?
苦痛ではあるけど、鎮静剤の効き目バッチリだった。
…(> <)Zzz…
強制的に意識を失って眠る…ん?悪くないぞ。
それから昨年まで、不快感と共にではあるけれど、年に一回、意識朦朧とし、眠りについてきた。
それはそれで強制リセットされる感じが悪くない。
楽しみ…とまではさすがに言えないけれど、慣れてきていたのは事実。
で、今年の検診予約する際…
今年から鼻からのカメラも出来るけどどうしますか?
(._.)?
鼻からカメラ?
せっかく口からカメラに慣れてきたのに、45歳にして新たな穴デビュー(^^;)!?
悩む…
鼻からの方が楽だという経験者の意見を参考に、今回は鼻からカメラで申し込むコトに。
それからあっという間に月日が経ち、当日を迎えた。
前夜、自分の選択が本当に正しかったのか不安になり、ネット上の調べまくった結果、ほぼ眠れず…(>_<)
うーん。
鼻の方が楽そうだけど、結局の所は個人差らしい。
とりあえず一度経験してみるしかない…か。少し、いやけっこうな不安と恐怖を抱えたままボクは名前を呼ばれるのを待っていた。
第一段階
待合室でまず両鼻にシュッシュと麻酔薬を吹かれる。
数分待つ。
その後、鼻の通りが良い(気がする)方を選択し、次の段階へ。
ボクは感覚を頼りに右穴を選択した。
第二段階
ジェルみたいな液体(たぶんこれも麻酔)を選んだ右穴に流し込まれる。
数分待つ。
一度目のスプレーもそうだけど、鼻の奥に流れ込むと「にが不味さ」を感じる。
不快だけどまぁそれ程でもない。
第三段階
細い棒?を差し込まれる。
こんなに鼻の奥に何かを挿されるのは人生初。
うげっ。
痛くはないけど…不快だ。
この時、ボクは鼻棒人間デビューを果たしたと言える。
鼻に刺さったまま数分待つ(>_<)
第四段階
更に太い(実際に使うカメラサイズ)棒を差し込まれる。
うげっ…ん?
太くなってるはずなのに、先ほどよりは不快じゃない。
ん?
この短時間で鼻棒人間として進化する訳もないので、麻酔が効いてるんだろう。
鼻棒人間ver2状態でしばし待つ。
そしたら、鼻棒人間のまま、診察台まで移動するらしい。
鼻棒人間としてデビュー間もないので気恥ずかしい(^^;)
看護士さんらは見慣れているだろうけど、鼻棒人間ver2の姿はなかなかシュールだ。
だって悲壮な顔したおじさんの鼻に棒が刺さってるんだから。
第五段階
診察台上に横たわりながら、看護士さんに一通りの説明を受ける。
昨年までのおじさん看護士さんではなく、どちらかと言えばイケメンな優しい30代前半?の男性看護士さんである。
人生で男の人の顔がこんなに近付いたコトはない。
それくらいの距離でアドバイスなど囁いてくれる。
優しい、とにかく優しい(>。<)
自分が女子なら惚れてしまうかも。
いや、確実に惚れる。
そんなこんなで男性看護士さんにうつつを抜かしているうちに、鼻棒人間は、鼻カメラ人間に進化していた。
…前置きが長すぎて申し訳ない(^^;)
結果からいうと、鼻からカメラは口からカメラより何倍も楽だった。
鼻から長い棒が入っているので、そりゃ不快ではあるけれど、これまで味わってきた涙を流す程のしんどさはない。
おえっ…(>。<)てならない。
いつもは涙とよだれを垂れ流す悲惨極まりない弱々人間になるんだけど、そんなコトもほとんどなかった。
むしろ映し出される自分の体内の映像をゆっくり見る余裕があった。
うん、悪くない。
いや、絶対鼻の方が良い。
今までの苦痛時間を返せ~って感じ。
鎮静剤も打ってないので、終わってからそのまますぐに行動出来るのも良い。
鼻棒人間の気恥ずかしささえ受け入れられたら何の問題もない。
来年も鼻棒人間~鼻棒人間ver2~鼻カメラ人間進化コース決定である。
以上、完全な主観ではあるけれど、鼻カメラ人間デビュー前の方の参考になれば(^^)v
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます