民平的幸せ体感記3【40代編】

かつて世界一周一人旅をした「みんぺ~」のユルくてどうでもいいブログ。ちょっとハッピーな気持ちになれるとかなれないとか。

ヒサップル

2018年12月16日 | 日記
先日、毎年恒例の小包が届いた。高校の同級生であり、津軽の人ってどういう人?って聞かれたら、こういう人って紹介したくなるヤツ。 

不器用にアツく、不器用に優しく、不器用に生きる。

そんな親友は、福祉関係の仕事を経て、何だかんだでリンゴ関係の仕事を生涯の生業としている。
繁忙期であるこの時期は、本当に休みなく働いているようで、先日110日ぶりの休みが何とかって投稿してた。

そんな彼は、ボクが逆の立場なら絶対にしないだろう額をサラッと寄付してくれた。

この行為で友情を計れないし、金額でも友情は計れない。

彼は言った。

難しいコトはよく分からないけど、これはみんぺーへの投資だ。

ま、気にせず使ってやって。

…泣けた。

彼の作るリンゴもまた、津軽ってどういうトコ?って聞かれたら、こういうトコって紹介したくなる。

まぁこれを食べてみて、と。ギュッと詰まった甘さと酸味、みずみずしくシャキッとした歯ごたえ…色んな魅力が不器用なまでに凝縮されている。

りんごってこんなに美味しいんだ。

信州りんごも美味しいけれど、やっぱりボクは津軽りんごが好きだ。

理屈抜きに、好きなものは好きだし、美味しいものは美味しい。

様々な立場、スタイルで応援してくれる故郷の仲間たちが、ボクにエネルギーを注入してくれる。

中には命をかけて応援してくれた親友も。

彼ら、彼女らから注がれるエネルギーでボクは想い、行動してきた。

そんな中でタレントの福田萌さんとも連携できた

福田萌さんのブログにも登場できた。

人生って楽しいなーと思う。

本気になったタレントさんたちの行動には、現場として本気で応えたい。

想いは想いを繋げ、連鎖し、発展し、きっと何かが少しずつ動いていく。

そんな繋がる想いの中で、ボクは生きたいと思う。

もはや寄付するしないなんてどうだって良いので、ボクの生き方の一コマを見守って欲しい。

残り8日間、未来の子どもたちのために、もう少し欲張ります。

みんぺー、相変わらずだなーって見守って下さい。

こどもギフト

「新着情報」にアップするブログで、児童養護施設やそこで生活する子どもたちのことを紹介しています。

これを機にぜひ知って下さい。

今の、そして未来の子どもたちを応援してあげて下さい。

オレンジリボンに取り組むきっかけ

2018年12月12日 | 児童養護施設の仕事
親友と言える友達にラインで応援をお願いした所、友情をお金で計るようなコトはやめた方が良いと指摘を受けた。

なるほど、と思った。

丁寧さに欠いたボクの落ち度でもあるし、その指摘に対抗するつもりもない。

長年の付き合いがある親友はそう感じた訳だし、ボクにある種の失望をした訳だから。

何通か長いメッセージのやりとりをしたけど、たぶん会って話さないと伝わらないと思うし、会っても理解はされないかもしれない。

でも大切な親友だから、伝えたいし、出来れば応援してもらいたいと思ってはいる。

親友だからこその意見を真摯に受け止めたいと思っている。

ありがとう。

さて、子ども虐待防止の啓発活動であるオレンジリボンや今回のプロジェクトにエネルギーを注ぐ理由、後付けを含めたら沢山あるけど、基盤となる想いと経験がある。

少し長くなるけど、読んでもらえたら嬉しいです。

この仕事に就いて18年目、その前は児童養護施設とか児童虐待なんて、興味関心外だし、人生の中で考えるきっかけもなかった。

まさに無知、無関心だったのである。

教育学部で子どもへの教育を学んでいたにも関わらず、だ。

児童虐待という問題が、まだまだ世間的に重要視されていなかった時代背景もある。

その後18年間、仕事を通して、多くの虐待ケースを知り、施設入所後、保護者に代わっての支援という形で傷ついた子ども達に向き合ってきた。

今日まで、全国で悲惨な虐待死事件が度々報道されてきたのはご存知の通り。

年間50人近くの子どもが虐待により、命を失っている現実がある。

一般市民の多くは、それを自分とは無縁の家族の悲しい事件としか捉えず、無責任な同情心だけ持つだろう。

「ひどい親がいるもんだねぇ」

「かわいそうに」

そして、気がつくと、虐待で命が奪われる事件に慣れてしまっているんじゃないだろうか。

「あ、またか」

「イヤな世の中になってきたねぇ」

こういう仕事に携わるボクでさえ、どこかそんな風に思う傾向はあった。

だからそういう想いや感覚は否定できない。

五年くらい前、とある全国的な研修を受けた。

児童虐待について、それによって受ける心の傷について、専門家としてどう向き合っていくべきか、本当に沢山のコトを学べた。

子どもが一番愛されるべき親から否定され、虐待を受けるコトがいかに辛く苦しいことか再認識した。

その研修の帰り道、とある虐待死事件が報じられた。

虐待を受け、殺され、衣装ケースに入れられる…

そんな痛ましい事件を知り、気がつくと涙が溢れていた。

その子の想いにシンクロして、辛く、悲しく、心が張り裂けそうになった。

ゴメンナサイ。

大人の一人として心から無念に思い、申し訳なく感じた。

その時にボクは誓ったのである。

その子に約束したのである。

こういう悲しい事件を防ぐために、減らすために、無くすために、ボクが出来るコトは何でもやってあげる、と。

ちょっとやそっとのことには負けずに頑張るから、と。

そんな頃だった。

同期の仲間にオレンジリボンという啓発の形があると紹介され、一緒に長野県でも立ち上げないかと誘われたのは。

ボクは即答した。

よし、やろうと。

それから必死に活動してきた。

費やした時間とエネルギーは膨大だ。

自分に出来ると思ったことはとりあえずしてきた。

時には批判も浴びてきた。

でも信念持って行動してきたつもりだ。

今回のプロジェクトはそんな中で出会った一つの形。

これで満足するつもりも、これで解決するとも思っていない。

あの子の死が報われるとも思っていない。

でもあと約二週間は、このプロジェクト成功、いや大成功に向けて全力で取り組もうと思っている。

後に続くかもしれない、社会的養護に力を注ぐ沢山の団体や施設に想いやエネルギーが繋がっていくと信じている。


まずは児童養護施設のこと、そこで生活する子どもたちのコトを知ってもらいたいです。

文中にもありますが、同情ではなく、前向きなエールが必要なのです。

別に可哀想な子たちなんかじゃないので。

ただ、お金が絡むだけに、不快な想いをする方がいたらゴメンナサイ。

でもお金が必要なのは事実なんです。

額によって想いを図ったりするつもりも一切ないです。

ご理解下さい。

※サラッと大口の寄付をして下さった某有名社長さん(月に行こうとしている方)に対して驚愕したのは事実ですが。まぁ全く別次元の話ですね。

突然の小包と手紙

2018年12月05日 | 日記
小包が届いた。

差出人は見覚えのある名前、高校時代の友達Kの母だ。

Kは、帰省した時にいつも集まってくれる大切な仲間の一人である。

そんなKの母、津軽では母のコトをかっちゃと呼ぶので、Kのかっちゃと呼んでいる。

高校時代はスキーに連れていってもらったり、アルバイトを一緒にさせてもらったり、とお世話になった。

何年か前からはKとは別に、年賀状のやりとりもしている。

Kのかっちゃとはそんな間柄。

数年前の正月、20年ぶりくらいに路上で会う機会があり、ほんの一瞬だったけど、何だか分からない涙が溢れた。

それ以来会っていない。

でも、急にどうしたんだろ?

こんな風に荷物を送ってくれたコトなんて今までなかったから。箱を開けると、故郷の香りが漂ってきた。

故郷のお菓子やリンゴ、リンゴジュース、そして手紙が入っていた。特に何かあった訳ではではなく、息子Kと同様、きっとボクも年齢的に仕事は忙しく無理をしているんだろう、元気にしてるかな?と心配してくれる内容だった。

今年は何故だか、ボクのコトをよく思い出すのだとも書いてあった。お礼の電話をかけたら昔と変わらない声と話し方のKかっちゃだった。

ほんの一言二言交わしただけだったけど、なんでだろう。

涙が出た。

ありがとうございます。

優しさ、受け取りました。

故郷を離れて随分経つけれど、友達やこういう風にボクを忘れずにいてくれる人たちのおかげで、相変わらず故郷にはボクの居場所がある。帰りたいと思える故郷があるって幸せだ。

生まれは東京で、人生の半分以上長野県に住んでいるけれど、やっぱりボクにとっての故郷は津軽であって、ボクという人間のベースはそこにある。

年末年始は、みんぺーかっちゃを寂しくさせないために、帰ろうと思っている。

故郷の人たちの健康を本気で考えて商売している弟を労うために、帰ろうと思っている。

いつも居場所を用意してくれる仲間たちに会いに、帰ろうと思っている。

岩木山に元気をもらいに、帰ろうと思っている。

凍てつくくらいに冷える津軽の冬は、アツく、温かい。

色々あった、ありすぎた今年も残り一ヶ月を切り、喪中ハガキというものを初めて作った。

あまり暗い気持ちにならないように、少し暖かな気持ちになれる。そんなみんぺーらしい喪中ハガキにしてみた。

親父も、ばぁちゃんもきっと喜んでくれるはず。

さて、残りの日々を丁寧に重ねようと思う。

焦ることなく一歩一歩、着実に。

みんぺー、クラウドファンディングに挑戦中