風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

陽光の中の浜千鳥(ミユビシギ)

2016-12-29 | 三重県・海・伊勢湾
 三重県津市北部の海岸です。
 11月下旬のこの時点ではまだ数百羽の大群は渡ってきませんでしたが、天気のいい日に数十羽の浜千鳥(ミユビシギ)の群れを写しました。
 11月下旬の3日分の写真をミックスして使っています。

①快晴の浜辺、大潮でよく引いています。
 小さな貝がたくさん打ち上がりました。
 空の貝がほとんどですが、中身の入った貝はかもめやからすが先に食べてしまいます。


②浜千鳥(ミユビシギ)の群れがエサを探しています。








⑤向こうから群れが飛んできました。


⑥小さな体にもかかわらず、すごいスピードです。


⑦沖に浮かぶかもめの前を突っ切って飛んで行きます。


⑧少しすました、おとなしいユリカモメの側なら、つつかれる心配もなく安心して見ていられます。





⑩仲良く平和共存の鳥だと思っていたのですが、こうして中身の入った貝を見つけた鳥を、執拗に追いかけまわして奪おうとするやつもいます。





⑫陽光が煌めく浜辺を、浜千鳥のシルエットが足早に通り過ぎて行きます。





⑭真ん中の鳥は砂の中に潜っているゴカイを見つけ、引っ張り出しています。


⑮彼にとっては大きな獲物なので、ほかの鳥に奪われないところまで走って行って食べます。


⑯ユリカモメの前で、砂の上に座ってくつろぐ浜千鳥の群れ。


⑰青い海、青い空、静かに波が寄せる日です。


 12月下旬の現在は、500羽以上の大群が渡って来ています。
 またいつかご紹介します。

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4 コメント

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おはようございます^^。 (mako)
2016-12-29 10:15:09
500羽の大群ですか、こうしてお写真を拝見していても
その鳴き声まで賑やかな鳴き声を聞こえてきそうです。
桑名の赤須賀漁港でも過去にゆりかもめを観ましたが
数が全然違いますね。
13番目の、
波面のキラキラの開放値はどれくらいに
なさっていらっしゃるのでしょうか?
貝殻の綺麗なのは落ちていますか?
全部2枚貝でしょうか^^?
お身体に触らない程度で教えてくださると嬉しいです^^;
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makoさま (いせえび)
2016-12-29 12:06:49
こんにちは。
青い海に白い千鳥類やかもめが舞い飛んでいて、その鳴き声が聞こえてくるのは、のどかな風景です。
遠く対岸の陸地や山々などを見ていると、パソコンや本を読んで疲れた目が休まります。
浜千鳥の場合は、舞い飛ぶというよりも、飛翔というよりも、常に空間を疾走する、素っ飛んで行くというようなすごい速さで飛びます。
彼らは体や羽根の構造から、のんびりと舞うことは出来ないように思います。
⑬は絞り16,シャッター速度1600分の1です。
あっ、貝殻・・忘れていました(^^;)。
この海岸の貝殻は、ほとんどが食用の二枚貝のバカガイ、トリガイ、アサリ、ハマグリ、一枚貝の拳骨ほどもあるツメタガイなどで、残念ながら持って帰りたいようなきれいな貝は見たことがありません。
次回は、変わり映えしない写真ですが、ユリカモメなどのかもめの乱舞です。
コメントをいただきありがとうございました。
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ユリカモメが可愛いです! (ちひろ)
2016-12-29 19:03:08
いせえびさま、こんばんわ。
海辺の様子に興味津々、楽しませていただきました。
津市 北部の海岸⑱素敵です。
ユリカモメは京都 鴨川に群れ遊び、琵琶湖大津港で群れ飛ぶ姿しか知りませんでしたが、海辺に群れるユリカモメには、逞しさを感じます。

中 勘助さんの詩に、
かもめのはしはなぜあかい 
あなかしこ
都乙女に逢いにきて
つい紅皿につまづいた・・・と、ありまして、愛着を抱いていましたが、大津港ではパンくずの奪い合いで、また違った
姿に驚かされていました。
限りなく広い海辺に群れ飛ぶユリカモメ、見たくなりました。
1番の詩には都乙女がくちづけをしたとあります。
クチバシと足の紅色がなんとも可愛く思います。
次回が楽しみです。
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ちひろさま (いせえび)
2016-12-29 20:14:47
こんばんは。
ユリカモメはおっしゃるように紅いくちばしと足が特徴で、これがまたちょっとすましたような顔と小柄な体と相まって、とても愛らしい鳥です。
そうですか、あの足とくちばしは紅皿と口紅によるものなのですか(^^)。
私はユリカモメ=海ですが、ちひろさんは鴨川と琵琶湖なんですね。
ご存じのように、この鳥は4月頃になると頭部だけ黒い夏毛に生え代わり、ちょっとまた違った、カラス天狗のような滑稽な顔つきになります。
津市北部の海岸一帯を歩けば、沖合に浮かんでいるのも含めれば、千羽以上は確実に目にすることが出来ます。
次回はいつかどこかで見たような写真ばかりなると思いますが、どうぞ期待をなさらずにお待ちください(^^;)。
コメントをいただきありがとうございました。
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