池袋事故遺族が元院長の厳罰求めた署名が29万筆超

2019年08月31日 | 事件


池袋事故遺族が元院長の厳罰求めた署名が29万筆超

8/30(金) 19:33配信

日刊スポーツ
池袋事故遺族が元院長の厳罰求めた署名が29万筆超

会見を開き、署名が29万筆を超えたことを明らかにした、松永真菜さんの夫(中央)(撮影・村上幸将)

東京・池袋で4月に乗用車が暴走して母子が死亡した事故で、松永真菜さん(31)と長女莉子ちゃん(3)を亡くした夫の男性(33)が30日、都内で会見を開いた。

【写真】声を震わせ失った妻子のことを語る松永真菜さんの夫

男性は会見で、同様の事故の再発を防止するため、車を運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(88)への厳罰を求めて7月20日から集め始めた署名が、30日までに29万1639筆に達したと発表した。また、8月末で終了予定だった署名活動を、9月15日まで続ける考えを明らかにした。

男性は「単純に数字で29万というのは簡単。でも1枚、1枚、皆さんには日々の生活がある中、ポストに出しにいく多大なお手数がかかっていると思う。私と(亡くなった)2人のことを思って、遺族全員に寄り添ってくださる時間を、作ってくださったこと…感謝しかないです。私も、こんなにたくさん、いただけるとは思っていなかった。感謝の念に堪えません」と感謝した。

事故は現在、捜査中だが、警視庁は飯塚元院長を自動車運転処罰法違反容疑で書類送検する方針だ。男性は、まだ何も決まっていないとした上で「2人の命を奪った罪は償って欲しい。12人の人が死傷した事故で、軽い罪で終わる前例を作りたくない。法制度の改正、地方の足など環境面の整備の議論が、もっと行われて欲しい。それが署名をやろうと思った理由。私は妻と子供を心から愛していましたし、何の落ち度もない2人を思うと、心が引き裂かれそう」と現在の思いを吐露した。

今回の事故を受けて、高齢者の運転が危険ではないか? との議論が全国で高まった。ただ、高橋正人弁護士は、飯塚院長が事故前に右足を痛め、つえをついていた状態ながら運転したことを指摘し「飯塚さんに関しては次元が違う。右足が悪いのに、ああいう運転をする。一くくりにされるのは、高齢者にとっていい迷惑」と厳しく言い放った。

男性は「私は高齢者の運転自体に反対しているわけではない。前提として、むしろ高齢者の方々には、車を運転することで快適で豊かな生活を送っていただきたいと思っている」と語った。その上で「高齢化社会に突入している今、法制度、技術、環境面の改善は、どうしても必要。誰もが被害者、加害者になりにくい社会になるべき。そのために、私が出来ることは積極的に取り組んでいきたい」と語った。

警察庁が、高齢者を対象に運転技能を確認する実車試験の導入を検討していることが、一部の報道で明らかになった。男性は「議論がされていくことは、とても大事。一方で、加害者は高齢でつえをついて歩くような状況で、公共交通機関が発達した都内に住みながらハンドルを握ったのは、他人への配慮がなく、制度の問題というより、起こるべくして起きた事故と感じています。だから加害者に厳罰を求めるのは必要」と訴えた。【村上幸将】
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池袋暴走、厳罰求める署名が29万人分…手紙も1万通

8/30(金) 20:44配信

読売新聞オンライン
池袋暴走、厳罰求める署名が29万人分…手紙も1万通

集まった署名の画像を見せる松永真菜さんの夫(30日午後、東京都内で)

 東京・池袋で4月に12人が死傷した高齢ドライバーによる暴走事故で、犠牲になった近くの主婦、松永真菜さん(31)と長女の莉子ちゃん(3)の遺族が30日、記者会見し、加害者への厳罰を求める署名が約2か月間で約29万人分集まったと報告した。

 松永さんの夫(33)によると、郵送で届いた署名と一緒に、事故を機に免許を返納したという高齢者などから手紙計約1万通が寄せられた。夫は「2人を失った苦しみの中、署名や手紙に救われている」と感謝の言葉を口にした。

 署名集めは8月で終了する予定だったが、9月15日まで延長し、東京地検に提出するという。
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池袋暴走事故 88歳運転手の厳罰求める署名に29万筆

8/30(金) 18:42配信

毎日新聞
池袋暴走事故 88歳運転手の厳罰求める署名に29万筆

池袋で暴走した乗用車に母子がはねられて死亡した事故で、運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(中央)を立ち会わせて実況見分する警視庁の捜査員ら=東京都豊島区で2019年6月13日午前11時17分、佐々木順一撮影

 東京・池袋で4月、暴走した乗用車にはねられ松永真菜さん(当時31歳)と長女莉子ちゃん(同3歳)が死亡した事故で、真菜さんの夫で会社員の男性(33)が30日、東京都内で記者会見し、運転手を厳罰に処するよう求める署名が29万1639筆分集まったことを明らかにした。署名を募るのは8月末までの予定だったが、賛同者の要望で9月15日に延長する。

【写真特集】集まった多くの署名、会見する松永さんの夫

 男性は7月、「加害者がしかるべき処分を受けることが、再発防止につながる」として署名活動を開始。真菜さんの出身地の沖縄や池袋の街頭で協力を呼び掛け、ブログに用紙をアップロードして郵送でも受け付けた。

 活動の中で、子どもを持つ親から「事故がなくなってほしい」と声を掛けられ、高齢者から「免許を返納した」と明かされたという。1万通を超える手紙も届き、男性は「ここまで多くの人に署名してもらえるとは思っていなかった」と感謝した。署名は今後、東京地検に提出する。

 警視庁は、車を運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(88)がアクセルとブレーキを踏み間違えた可能性があるとみて捜査している。【山本有紀】
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「無罪なんておかしい」 遺族は涙 浜松・暴走5人死傷 被告の女に逆転無罪

8/29(木) 19:00配信

テレビ静岡NEWS

テレビ静岡

「心神喪失状態で罪に問えない」と判断しました。

浜松市で車を暴走させ、5人を死傷させた罪に問われた女に対し、東京高裁は一審の判決を破棄して無罪を言い渡しました。

東区の中国籍于静被告は、4年前中区鍛治町の交差点で車を暴走させて次々に歩行者をはね、水鳥真希さんを死亡させた他、4人にケガをさせたとして一審で懲役8年の判決を受けました。

裁判は統合失調症を抱えた于被告の責任能力を争点に、東京高裁で続けられてきました。

そして朝山芳史裁判長は、一審は「被害妄想など重い症状とみた医師の意見に依拠していない」としました。

そのうえで「責任能力があったとするのは誤認」として無罪を言い渡しました。

遺族は「そんな都合のいい病気で無罪になるなんておかしいですよ。なぜですかなんでそうなっているのか分からないです」

東京高検は「判決内容を十分に精査・検討し適切に対処したい」とコメントしています。






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