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2020年04月08日 | 料理など



高知の酒蔵がアルコール77度の酒発売、事実上の消毒用 「そのスピリッツに感動」と話題

4/6(月) 17:59配信

税理士ドットコム
高知の酒蔵がアルコール77度の酒発売、事実上の消毒用 「そのスピリッツに感動」と話題

アルコール度数77度のスピリッツ「アルコール77」

新型コロナウイルスの感染拡大で、マスクや消毒用アルコールの品薄状態が続いています。そんな中、高知県安芸市の菊水酒造が、アルコール度数77度のスピリッツ「アルコール77」を4月10日に発売します。消毒や除菌を目的にしたものではないとしていますが、アルコール度数などから消毒用とうかがうことができ、インターネット上では「そのスピリッツに感動」「できることはやろうという姿勢がいい」などと話題になっています。(ライター・国分瑠衣子)

●酒税法上、スピリッツに分類

菊水酒造は、江戸時代から酒造業を営む歴史ある酒蔵です。同社のホームページによると、1948年に菊水酒造合資会社を設立、2002年7月に菊水酒造に組織変更しました。社名を冠した「純米大吟醸 菊水」や「純米吟醸 四万十川」などを製造しています。地元で育てたサトウキビを原料にしたラム酒も販売しています。

発売する「アルコール77」は、原材料は醸造アルコールと香料で、酒税法上「スピリッツ」に分類されます。希望小売価格は500mlで1200円。酒税385円を含みます。ちなみにスピリッツとは、蒸留酒を指す名称でウオッカ、ジン、ラム、テキーラが世界の四大スピリッツと呼ばれています。

同社が4月3日に発表したプレスリリースで、春田和城社長は「2018年7月の豪雨で甚大な被害を受けましたが、各方面から多大なご支援をいただきました。当社の有する製造設備を活用して、皆様のお役に立てる製品を提供することで、恩返しにつながればと考えたものです」とコメントしています。

同社は「消毒や除菌を目的として製造されたものではない」とはしていますが、原材料は醸造アルコールなので、手指消毒剤として販売されている消毒用アルコールの原料と同じです。また、スーパーやコンビニで販売されている、ウオッカやジンなどのアルコール度数が40度前後なのに対し、アルコール77は、度数が77度と非常に高い度数です。

厚生労働省は新型コロナウイルスの感染対策の一つとして、手指など皮膚の消毒には消毒用アルコール(70%)が有効としているので、手指消毒を想定して製造されたとうかがうことができます。

それならばなぜ、菊水酒造は「手指消毒剤」として販売しないのでしょうか。これにはお酒に適用される法律と、手指消毒剤に適用される法律の違いがあります。手指消毒剤は工業用アルコールに分類されてアルコール事業法の適用になり、経済産業省への許可申請が必要になります。

許可申請して認可を受けるまでにかかる時間を考えれば、「お酒」として販売したほうが早いのは明らかです。菊水酒造にアルコール77の製造の理由について聞こうと取材を申し込みましたが「かなりの反響をいただいており、対応に追われているため、取材はお断りさせていただきます」との回答でした。

●ウオッカが店頭で品薄になるケースも

課税の面ではどんな違いがあるのでしょうか。酒税法では、お酒の種類によって課税額が変わります。菊水酒造の「アルコール77」は、スピリッツに分類され、アルコール度数が37度未満までは1000リットルにつき37万円、37度を超えると1度ごとに1万円ずつ加算されます。

工業用アルコールは免税されますが、ドラッグストアで販売されている純粋エタノールや、実験用エタノールは原料がお酒と同じため、不正にお酒に転用されないように酒税相当額が加算されます。消毒効果が変わらないのに、店頭の手指消毒剤に価格差があるのはこのためです。

お酒を消毒用アルコールとして使おうとする動きでは、ポーランド産のウオッカ「スピリタス」が酒屋の店頭で品薄になりました。ただ、スピリタスはアルコール度数が96度と高く、揮発性が高いので引火しやすいという指摘もあります。

東京消防庁は消毒用アルコールや高濃度のアルコール飲料には火気のない場所での使用を呼び掛けています。また、NHKの報道によれば、アルコール濃度の高いお酒は、消毒の効果が確かではないという専門家の指摘もあります。消毒用アルコールの品薄状態が解消されるまでは、アルコール77のような「お酒」が出てくる可能性がありそうです。

弁護士ドットコムニュース編集部
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ryp***** | 1日前

もともと飲用であれば、口に入っても安全だし安心感がありますね!

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gre***** |6時間前

500mlで1200円はかなり安いんじゃないかな。この前ネットで手の消毒液をみたら、生産メーカーのウエブサイトにもかかわらず500mlで60ドル(6000円)くらいして、びっくりした。
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dru***** |15時間前

ついつい入れすぎないよう気をつけないと。
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(^3^)/ |2時間前

すいません。

アルコールって、水があれば、大量に作れるのでしょうか?

(無知で、すいません。)

割と手軽に、大量に作れるとしたら、素晴らしいですね。

他の酒造メーカーも、頑張ってもらえれば、光が見えますね!

漂白剤も、薄めると、除菌に使えるとか聞いたし。

(私も、体内の除菌に、精を出しすぎないように、気をつけなくっちゃ(笑)。飲み過ぎは、ヤバイ(笑)。)
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コメントを書く

rcc***** | 1日前

お酒で消毒とは、その手があったかと思いました。日本の会社の底力を感じました。素晴らしいです。

返信0

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ken***** | 1日前

国内ではかなり珍しい事例なので、ここはロックでキュッと頂きたいです。
横浜近辺で販売されのならば、ご連絡ください。

返信0

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s******ll | 1日前

これなら日本の他の酒造会社にも作れるかも。
良い商品をありがとう。

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mat***** | 12時間前

素晴らしい取り組みだが、事実上消毒用として使えるなら、政府も正式に特例として認められるように急ぐべきだと考える。

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y***** | 1日前

四万十川も菊水も美味しくて大好きです。純米最高。日本酒メーカーだと思ってたがラム酒も作ってるとは知らなんだ。
だから蒸留設備があるのね。
見かけたら買わせていただきます。見かけなかったら四万十川買って帰ります!

返信0

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FAIZ | 1日前

酒蔵の善意が転売屋に利用されませんように。

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きよしてっぺい | 1日前

スゴイこれ!
飲んでもいいし消毒にも!
って、きっとすぐ無くなるのかな?
それぞれの業種で協力を考え
開発している方々
ありがとうございます!

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nor***** | 6時間前

菊水(高知)の「アルコール77」
明利(茨城)の「メイリの65%」
若鶴(富山)の「砺波野スピリッツ77」
笹の川(福島)の「スピリッツ75」
本当にありがたい。どんどん続いて欲しい。

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hap***** | 1日前

昔から酒には色々な使い道があるようです。
コロナが悪魔ならもってこいなのでは。
私は支持します。



dem***** | 1日前

コロナ収束後に余ったら割って飲みましょう

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hen***** | 23分前

応援したい
一丸となり断固ウィルスに負けない

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lup***** | 5時間前

体の中から消毒出来たら一石二丁、そしてアル中に。

返信0

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wdh***** | 18時間前

いいね!消毒には使わないが記念に買っておこう

返信0

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tar***** | 11時間前

かっこいい!

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kzv***** | 1日前

ヤバイ、ぐっと来た。

返信0

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vpg***** | 1日前

スピリタスってご存知?w





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