ある日突然、迷い込んできた猫…数カ月前に亡くなった息子の生まれ変わりのようだった
9/27(日) 19:00配信
114
まいどなニュース
「気持ちいいんだニャ」ゴスケ君の一番のお気に入りは亡くなった息子さんのベッド
ある日突然、家の前にやってきた痩せた子猫。これまで猫を飼ったこともないKさんに初対面から懐き、家の前から離れません。もしかして、亡くなった息子さんの生まれ変わりかも…。そんな思いを抱き、迎え入れることにしました。いまではKさんの心を癒してくれる大きな存在となっています。
【写真】家族になった当初…こんなに痩せていたんです![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/25/c5386bb1e8578e79c81086bdd0bcd7bd.jpg)
■痩せた猫が食事を要求
それは運命だったのかもしれません。2016年のゴールデンウィーク期間中のある日、兵庫県芦屋市に住むKさんが家族と外出しようとして家を出ると突然、猫が勢いよく走ってきました。びっくりしましたが、玄関口で「ニャーニャー」と助けを求めるように鳴いていました。
見ると、痩せていて、お腹をすかせているようでした。でも、家にはキャットフードはもちろんのこと、猫が食べられそうなものもありません。とりあえず、パンと牛乳を与え、その場は外出しました。
帰宅すると、その猫はまだ玄関先にいました。「ずっとその場にいたのかもわかりません。今度はご飯に鰹節をかけてあげました」とKさん。それでも、その時はこの猫を飼うことは考えていませんでした。これまで犬は飼ったことはあっても猫を飼ったことがなかったからです。
■翌朝もそのまま玄関口にいた
翌朝、まだ、その猫は家の前にいました。しかもKさんに甘え、彼女が玄関の階段に座ると、ひょいっと、膝の上に乗ってきます。そのあまりの人懐こさに、猫に詳しい近所の人にも相談し、迎え入れることを決心しました。脚を怪我していたようだったので病院にも連れていき、去勢手術も受けて、正式にKさんの家の猫となりました。
「実は前年の秋に三男を白血病で亡くし、私自身もさみしい思いをしていました。だからか、なぜか、その猫が息子の生まれ変わりじゃないかと思ったんです」
30歳の若さで逝ってしまった息子さんとその甘えてくる猫が重なり、家族のだれもが「生まれ変わりかも」と言いはじめたようです。
■お気に入りの場所は亡き息子さんの部屋
亡くなった息子さんは慎吾さんという名前で、家族から「しんごのすけ」と呼ばれていました。それをもじり、その猫は「ゴスケ」という名前が付けられました。
「それがね、ゴスケって呼ぶと、必ず“ニャー”って返事をするんですよ」
しかも、一番のお気に入りの場所がなんと亡くなった息子さんの部屋。亡くなってからもそのままにしている部屋にはゴスケ君も入らないようにしていました。
「それが姿が見えないなと思ったら、息子のベッドで寝ていたんですよ」
部屋は引き戸できちんと締めていたはず。それがある日、少し開いているのを不思議に思い、のぞいてみるとベッドでくつろぐゴスケ君の姿がありました。どうやら自分で引き戸を開けて入ったようです。
「息子を亡くしてさみしい思いをしていましたが、名前を呼ぶと返事をしてくれたり、手を伸ばすとゴスケの温かい頭があったりして、すごく支えられましたし、本当に助けられました」
不思議な出会いでKさんの心を慰める存在になったゴスケくん。もしかしたら息子さんが本当に帰ってきたのかもしれませんね。
(まいどなニュース特約・山中 羊子s)
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9/27(日) 19:00配信
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【写真】家族になった当初…こんなに痩せていたんです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/25/c5386bb1e8578e79c81086bdd0bcd7bd.jpg)
■痩せた猫が食事を要求
それは運命だったのかもしれません。2016年のゴールデンウィーク期間中のある日、兵庫県芦屋市に住むKさんが家族と外出しようとして家を出ると突然、猫が勢いよく走ってきました。びっくりしましたが、玄関口で「ニャーニャー」と助けを求めるように鳴いていました。
見ると、痩せていて、お腹をすかせているようでした。でも、家にはキャットフードはもちろんのこと、猫が食べられそうなものもありません。とりあえず、パンと牛乳を与え、その場は外出しました。
帰宅すると、その猫はまだ玄関先にいました。「ずっとその場にいたのかもわかりません。今度はご飯に鰹節をかけてあげました」とKさん。それでも、その時はこの猫を飼うことは考えていませんでした。これまで犬は飼ったことはあっても猫を飼ったことがなかったからです。
■翌朝もそのまま玄関口にいた
翌朝、まだ、その猫は家の前にいました。しかもKさんに甘え、彼女が玄関の階段に座ると、ひょいっと、膝の上に乗ってきます。そのあまりの人懐こさに、猫に詳しい近所の人にも相談し、迎え入れることを決心しました。脚を怪我していたようだったので病院にも連れていき、去勢手術も受けて、正式にKさんの家の猫となりました。
「実は前年の秋に三男を白血病で亡くし、私自身もさみしい思いをしていました。だからか、なぜか、その猫が息子の生まれ変わりじゃないかと思ったんです」
30歳の若さで逝ってしまった息子さんとその甘えてくる猫が重なり、家族のだれもが「生まれ変わりかも」と言いはじめたようです。
■お気に入りの場所は亡き息子さんの部屋
亡くなった息子さんは慎吾さんという名前で、家族から「しんごのすけ」と呼ばれていました。それをもじり、その猫は「ゴスケ」という名前が付けられました。
「それがね、ゴスケって呼ぶと、必ず“ニャー”って返事をするんですよ」
しかも、一番のお気に入りの場所がなんと亡くなった息子さんの部屋。亡くなってからもそのままにしている部屋にはゴスケ君も入らないようにしていました。
「それが姿が見えないなと思ったら、息子のベッドで寝ていたんですよ」
部屋は引き戸できちんと締めていたはず。それがある日、少し開いているのを不思議に思い、のぞいてみるとベッドでくつろぐゴスケ君の姿がありました。どうやら自分で引き戸を開けて入ったようです。
「息子を亡くしてさみしい思いをしていましたが、名前を呼ぶと返事をしてくれたり、手を伸ばすとゴスケの温かい頭があったりして、すごく支えられましたし、本当に助けられました」
不思議な出会いでKさんの心を慰める存在になったゴスケくん。もしかしたら息子さんが本当に帰ってきたのかもしれませんね。
(まいどなニュース特約・山中 羊子s)
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