百歳に向かってもう一度世界一周

百歳に向かってもう一度「歩いて世界一周」に挑戦したい。日中友好董存瑞育英基金を充実したい。富士登拝・・・

去年の今日

2005-10-15 18:06:29 | 随想
10月15日

10月15日
 平成17年1月1日より288日目
    歩いた歩数   其の距離
 本日    8,028歩   5,620m
 総計 3,883,096 歩 2,718,167 m

         仮想通過地点   沖縄(9.23)

 去年の今日、念願の「歩いて世界一周」を達成した日だ。
 70歳の誕生日から歩いて3646日、9年8ヶ月、自分でも良く頑張ったと思う。後半に入って腰が痛み出す、膝が笑い出す、何のために歩くのか?健康のためにではないのか?という想いも頭を持ち上げだしたこともある。「継続は力也」とは言うけれど、痛みを堪えてまで歩く必要があるか?暫く休んだらどうか、と自問自答したこともある。

 一日でも休めばそれが癖になって例外を認めることになれば、例外が繰り返されることになって、最後は挫折に繋がると思い、盆も正月も無く、日曜も祭日も無く、雨の日も雪の日も、冠婚葬祭の日も、心を鬼にして歩き続けた。訪中の際もホテルのドアを開けてもらって歩き続けた。

 1日平均23,454歩は良くやったと思う。地球の円周は4万キロだが、訪問したい都市や名所を回って旅行気分を味わいながらの世界一周なので、歩いた距離は56,870kmその歩数は81,244,212歩。

 今日の午後2時20分、飯山市役所にゴールインした。市長さんはじめ多くの友人の祝福で迎える中のゴールイン、幸せに胸が熱くなったあのときの感動は忘れられない思い出だ。忠告や支援して下さった皆さん有り難う! ありがとう!!

為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは 人の 為さぬなりけれ 

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        思い出の「道中日記」 41日目 飯山市(湯滝温泉)~市役所~自宅 

 起床5:00 出発8:30 天候雨のち晴れ 就寝 10:20
今日の行程
 あとゴールまで10キロあまりの地点に宿泊したので午後2時から2時半の到着予定には時間が有り過ぎるので時間調整をしながら歩くことにした。途中親戚に寄ったり、知人宅を訪ねたりしながら常盤で昼食をとり、最終は長印飯山中央青果市場で歓迎会場と連絡をとって会場に入る。到着は午後2時20分であった。


歓迎会場で
 市役所入り口の交差点を曲がると直ぐに人影が見えた。まず市場の役員さんと握手。互いに笑顔、握手に力が入る。声が詰まりそうになる。そして大勢の人達から握手・握手。「高主精一さん 歩いて世界一周 ゴール到着 おめでとう」の看板も見える。会場には市の職員から友人・知人・神明町区民のみなさんまで大勢の方が集まってわたしのゴールを祝福してくれた。目が潤み心が弾んだ。

のテープが張られ私を待っていた。花束を頂いた。そして正面玄関には世界一周を祝福する横断幕が張られ、くす球が用意されていて、晴れがましさに圧倒されてしまった。セレモニーは山崎さんの司会で始まった。まず市長さん・区長会長の森前県議に私たち夫婦の4人でくす玉を割りからはじまった。くす球が割れると花吹雪と共に世界一周おめでとうの垂れ幕が下がると一斉に拍手が送られた。促されて用意された壇上に上るとあまりにも大勢の人達の目に一瞬たじろいでしまった。そして感激で目が潤み一人一人を見分けることが出来なくなってきた。



市長さん・森区長会長さんそして日中友好協会の清水副会長さんから次々とお祝いの言葉・お褒めの言葉を頂いた。答礼の言葉をお話しする事になったが、頭が空回りして思うような言葉が出て来なかった。この後、日中の服部理事長さんの音頭で世界一周達成の万歳が行われたが私たち夫婦も嬉しさのあまり一緒になって万歳をしてしまった。



 セレモニーの後、新聞社の皆さんに囲まれて質問攻めに会い、会場に来てくださった親しい方とのお話が出来なかったことは返す返すも残念だった。

自宅前で
 自宅の前には近所の皆さんがお祝いに駆けつけて下さって居た。ママが気を利かしてテーブルを用意し、お見えになった方々の記帳をもらって呉れたことはあり難かった。

妻に感謝
 今回の世界一周が達成できたことは、多くの友人・知人の方々の力強い私を励まし、激励して下さった賜物であるが、最後のゴール目指して大間崎からの妻のサポートが無かったら達成できたかどうかは判らなかったと思う。良く事故無く、後になり先になって、エネルギーの補給に気を配ってくれたり、食事のための仕入れから洗濯に夜遅くまで骨折ってくれたと思う。これがあったればこそ、気楽に楽しく歩くことが出来たと思う。中国で「天は夫婦で支えあっているのです。貴方一人でやったのではありません」と言われた時は半信半疑だったが今回しみじみこの言葉の重さに気づかせてもらった。ありがとう!ありがとう!!





 

小学校訪問

2005-10-15 10:16:41 | 動物愛護
10月14日

10月14日
 平成17年1月1日より287日目
    歩いた歩数   其の距離
 本日   16,315歩   11,421m
 総計 3,875,068 歩 2,712,548 m

       仮想通過地点   沖縄(9.23)
 

 今日は小学校で飼育している動物の実態を把握して必要な管理方法について助言を・・・という日。動物愛護会の役員と保健所の係りと8名で2班に別れて中野と山ノ内の小学校に向かう。
 
 最初に訪ねた小学校は遠足で留守。飼育している「チャボ」の小屋を見、児童の飼育日誌に目を通し、鶏の飼料を置いてくる。

 次に訪れた小学校ではウサギの飼育。5羽のがいまでは10羽となってしまったと先生は切ながるが児童は大喜び。奪いあうようにして代わる代わる抱っこして居る。そこで「学校飼育動物の飼いかた(ウサギ編)」を渡して、オス・メスの見分け方、うさぎの抱き方などを説明し、可愛がって抱く子供の気持ちに比べ、抱かれるウサギはストレスを感じる、移動には布袋に入れて運ぶのもいい、などと話し合う。
               
               

 最後に訪ねた小学校は「あいがも」を飼っていた。PTAの皆さんが開校130年記念事業の一環としてすばらしい小屋と池、広い遊び場を囲むフェンスまで備えた立派な施設。先生方は3羽のあいがもは今は10羽に殖えたと喜んでいた。小学校の建物も立派だが児童が減ってきてもったいないと嘆く。せめてあいがものように殖えてくれたなら・・・。

               

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思い出の{道中日記」 40日目 栄村~野沢温泉村~飯山市(湯滝温泉)

 起床4:50 出発5:30 天候曇りで歩きいい 就寝 8:00
今日の行程
 今日は明日のゴールを頭に入れて、西大滝を目標に歩き出したが、早い出発だったので9時半には東大滝の駐車場に着てしまい、ここで朝食をとることが出来たので欲張って、湯滝温泉を目指した。少々疲れたが、午後一時温泉に到着、湯に入ってゆっくり昼寝。隠密の行動だったが、百瀬・宮崎・岩崎さんなどに会ってお互いにびっくり。

森~青倉~横倉
 まだ明け切らぬ道の駅を出発、中条温泉とまとの湯 さかえ倶楽部スキー場の看板を見る。長野県民で隣村なのにまだ行ったこともないとは恥ずかしい。また森大橋・青倉大橋・北沢橋・青倉トンネル・横倉トンネルなどで「政治の谷間」と言われ曲がりくねり上り下りの激しい細い国道が、すっきりした大通りに改良され大型車がスピードを上げて通過するのを気持ちよく眺めることが出来た。



下りでブレーキが切れた思い出
 横倉の長い下りでわたしの三輪車のブレーキワイヤーがバウンドした瞬間に切れてしまった。今なら欠陥車と言うところか、後輪のホーシングの一番太いところにブレーキワイヤーが繋がれていたのでバウンドして着地したときに石の頭か何かに当たって切れたのだろう。車は次第にスピードを上げてきた。わたしはそれでもブレーキペタルを真剣で踏んでいた。踏んでいてもブレーキが利かないことに気づいた時はスピードがどんどん上るばかり。助手台に乗っていた宮崎さんに「飛び降りてくれ、崖にぶつけて止めるぞ」と怒鳴った。しかし崖にぶつける勇気がでない。車は益々スピードを上げるばかり。宮崎さんも飛び降りるチャンスを見つけられない。このとき閃いた。間髪を入れず思い切ってクラッチを切ってエンジンを一杯に噴かしてローギヤーにチェンジした。車は「ギャー」と大きな悲鳴を上げながら走ったが徐々に減速してくれた。そして無事坂を下ることが出来た。宮崎さんが車から飛び降りたら後輪で轢かれたろうし、下から車が上って来たら追突して命を落としていただろうと思う。今はもうこの道は通らないが忘れられない思い出だ。

平滝・白鳥・野沢温泉村 
 白鳥の次は西大滝とばかり思って歩いていると「野沢温泉村」の標識が出ている。117号線は東大滝橋を渡って野沢温泉村に入ってしまったのである。千曲川を挟んで対岸に西大滝が見える。



戻るのも癪なのでそのまま歩くことにした。ここに東大滝駐車場「山女魚の里」が作られていた。ここで朝飯を取る。まだ9:30。今日の目的地についてしまったのだ。それにしてももったいないと更に歩くことにした。

野沢温泉村
 あさがみトンネルを越えて、七ヶ巻に入り虫生・矢垂・平林・坪山と歩いて川を渡ってやっと飯山市に入った。午後一時、湯滝温泉に到着する。




湯滝温泉で
 入浴のあと、缶ビールをやっていると、愛宕町の百瀬さんがやってきた。「昨日5チャンネルで歩いてるビデオを見たのにどうしてここにいるの?」という。そのうち市の口の宮崎さんも来た。元気で戻ってきたことを喜んでくれた。更に日中の岩崎理事が顔を出した。隠密行動でみなをあっと言わせる作戦が狂ったようだ。でもみんな無事に戻ってきたことを心から喜んでくれて嬉しかった。