百歳に向かってもう一度世界一周

百歳に向かってもう一度「歩いて世界一周」に挑戦したい。日中友好董存瑞育英基金を充実したい。富士登拝・・・

靖国

2005-10-20 10:36:13 | 随想
10月19日

10月19日   
 平成17年1月1日より292日目
    歩いた歩数   其の距離
 本日   13,135歩   9,195m
 総計 3,940,409 歩 2,758,286 m

         仮想通過地点   沖縄(9.23)

月日の経つのは早いもので、はや一ヶ月が過ぎた。思い起こせば、承徳では対外友好協会が交流歓迎会を催して下さり、隆化県の存瑞小学校では全校生徒が整列して声と手拍子で「熱烈歓迎」をしてくれた。反日ムードで躊躇していた会員には想像も出来ない生涯忘れ得ぬ感動の友好訪問だった。

 特に刑春さんは、遥々石家荘市から北京空港に馳せ参じて出迎えてくれたばかりか、最愛のご主人をほったらかして最後まで随行してくれた。20年来の老朋友とはいえ、中々出来る行為ではない。同行のみなさんも心から観劇していた。

 その彼女が「小泉総理の靖国神社参拝をどう思いますか?」と言った。

 わたしはその質問に答える前に、「交通事故で、父親が死に、その息子が重傷を負った。その子を診た外科医はこの子はわたしの息子だ、と言ったという。変な話と思いませんか?」と聞いてみた。

 刑春さんをはじめ皆さんは、「そんなバカな・・・」「どこか間違ってる」と腑に落ちない様子に、わたしは「その外科医は母親だったのです」といって「刷り込み」の話をした。

 わたしはコンピュータのキーボードに字を印刷する仕事に関係したことがあるが、コンピュータが壊れても印刷した字は消えないように、キーを熱して膨張させてそこにインクを強制的に押し込むんだ。我々も親や学校や国家から教育を受けて心に一定の「刷り込み」をされている。だから「外科医」というとそれは「男」と即座にきめてかかってしまうのだ。さて靖国は・・・




中国から見れば、人の国にやってきて暴れて死んだ者を「護国の英霊」として祭り、一国の総理が参拝するなんて我慢ならない、許せない、軍国主義復活の前兆だ」考えるのも無理ない話しだし、小泉総理は「国民の義務で国家の命に従って殉じた者を慰霊し、再び戦争を起こさないことを誓うために参拝することは一国の総理しての務めであって、他国の干渉で止めるべきことではない。わたしの真意を理解して欲しい」と言ってることも理解できる。わたしも日本人、小泉総理の靖国参拝を支持する一人だ。

 互いに自己主張を繰り返すのみでは、不毛の議論で何等の解決策にもならない。相手の立場に立って、冷静に判断してみては如何だろうか。それには「靖国」だ、「正しい歴史問題」だなどといわずに、もっと両国にとって稔りある問題に取り組むべきだ。

 中国には「靖国」を声高に言わなければならない事情がほかにあるのじゃないだろうか?